日本の単純労働の「人手不足」は、日本社会の貧困問題と強く関わっている。

自己ツイートをまとめました。
8
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

日本の単純労働現場の「人手不足」は、 高校の教育現場にいる私の目には、日本社会の貧困問題と密接に結びついて映る。 勉強が得意でない、中卒高卒の就職希望者の多くは貧困またはそれに近い状況で成長している割合が高い。そのような若者は不安定な生活下で育ったため、ストレス耐性が低いのだ。

2018-10-07 11:44:27
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

貧困状況の日本の世帯の多くでは、これまでの日本の家庭で「普通」とされていた生活習慣が整っていない事が多い。 炊事と片付け、掃除(片付け)、洗濯などについて、学校卒業以前に経験を積んでいる割合が低いのだ。

2018-10-07 11:44:27
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

貧困、またはそれに近い家庭での、ありがちな生活を具体的に書いてみる。 保護者として生活する大人は1人。(もう一人いても、そちらは子どもの世話も家事もしない事が多い) 食事は中食で食器は使わない。片付けは生活上最低限必要な範囲で整理整頓は苦手。洗濯は必要最低限。

2018-10-07 11:44:28
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

基本的に生活習慣に関しては大人も整っていないし、子どもも(大人から注意されることはあるが)整理整頓は苦手だし、自室があっても掃除はしない事が多い。普通の食事の準備の経験は少ない。食後に食器や調理器具を洗ったり片付ける経験は更に少ない。環境を整える為の洗濯の経験も少ない。

2018-10-07 11:44:28
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

貧困、またはそれに近い状況で生活する若者は、生育する過程で長期間共同生活をする為の練習を受けていない。共同生活に必要な事柄を「面倒」「ウザい」と感じるだろう。 これは、若者たちの責任に帰するべきだとは思えない。大人たちの、社会の責任だと感じている。

2018-10-07 11:44:28
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

さて、単純労働の人手不足に話を戻す。 これまでの日本における単純労働に従事する人材とは、勉強は苦手だが、共同生活に必要な事柄を(イヤイヤであっても)続けることができる人たちだった。 しかし、貧困またはそれに近い環境で育った現在の日本の若者の多くは、そういう人材ではない。

2018-10-07 11:44:29
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

現在の日本で、貧困またはそれに近い環境で育つという事は、嫌いかもしれない大人と長時間共に作業することを我慢する訓練を受けていない。 仕事に使う道具の準備や片づけをする訓練も受けていない。 これまで家庭任せにしてきた訓練を社会が行う必要がある、と私は考えている。それも児童期から、だ。

2018-10-07 11:44:29