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2011年4月24日

[司法試験] @marumichi0316先生による答案作成の心得5ヶ条

裁判官の圓道至剛先生が答案作成上のポイントを5点指摘されています。 直前期に基本事項を確認しておきたい司法試験受験生必読。
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圓道至剛(まるみちむねたか) @marumichi0316

昨日から今日にかけての法学クラスタ(?)の皆様のtweetに触発されて。前にも似たようなことを書いた気がするが・・・。

2011-04-24 17:16:09
圓道至剛(まるみちむねたか) @marumichi0316

①司法試験受験レベルでの基本理念は,「法の解釈・適用によって,問いに答える」こと。これに尽きると思う。

2011-04-24 17:16:22
圓道至剛(まるみちむねたか) @marumichi0316

②まず,「問いに答える」ことが必要。どうしても,知っていることを書きたくなりがちであるが,問題に対応した回答である必要があり,余事記載は無益どころか有害。きちんと問題文を分析して,「出題者が何を書かせたいのか」を探る作業にきちんと時間をかける。

2011-04-24 17:16:32
圓道至剛(まるみちむねたか) @marumichi0316

③また,「問いに答える」にあたっては,「法の解釈・適用」である必要がある。いくら結論が正しくても,立法論や政策論ではだめ。自分の示す結論が,「法の解釈」と,「(解釈して得られた)規範に対する適用(=あてはめ)」によって導かれていることが必要。

2011-04-24 17:16:43
圓道至剛(まるみちむねたか) @marumichi0316

④検討にあたっては,まずは,「条文の文言どおりに形式的に考える」ことが大事。どの法律のどの条文のどの文言の問題かをきちんと明示して,検討する。そして,それで結論の妥当性に問題があれば,その点こそが「論点」になる。

2011-04-24 17:16:51
圓道至剛(まるみちむねたか) @marumichi0316

⑤その論点について,判例などでどのように解決されているかを含めて,条文の趣旨などに立ち返って,判断基準を示す(=「解釈」)。そして,設問の事例に「適用」する(=あてはめ)。事実を基準にあてはめる場合には,事実にきちんと「評価」を加えることも大事。

2011-04-24 17:17:01

コメント

圓道至剛(まるみちむねたか) @marumichi0316 2011年4月25日
思い返してみれば,ここで書いたことは,我妻先生の『民法案内1 私法の道しるべ』( http://ow.ly/4GbfE )に書いてあることばかりだ。
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圓道至剛(まるみちむねたか) @marumichi0316 2011年4月25日
同書の「第一章 私法の学び方」の「第四 条文の取扱い方について」並びに「第五章 私法の解釈」の「第一 私法解釈の技術」及び「第二 類推解釈と反対解釈の使い分け」だけでも読んでおくと,その後の学習に必ず役に立つと思う。
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圓道至剛(まるみちむねたか) @marumichi0316 2011年4月26日
補足で,形式面について。①一文を短くする(だらだらと接続詞で繋げない)。②主語を省略しない(自分の過去の文章を見てみて,省略する癖がないか,要確認)。③主語と述語を対応させる(一文が長くなった場合などに,意外に出来ていない人が散見される)。
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圓道至剛(まるみちむねたか) @marumichi0316 2011年4月26日
④項目立てをした場合(見出しを付けた場合),当該項目に含まれないことは書かない(項目立て・見出しは,自分で自分を縛るためのもの)。⑤1や(1)といったナンバリングのレベルを適切なものにする(階層構造における位置付けを適切なものにする)。
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圓道至剛(まるみちむねたか) @marumichi0316 2011年4月26日
結局,形式面の改善は,信頼できる人に何通か答案を読んで貰って,形式的事項にポイントを絞って問題点の指摘(要は「駄目出し」)をして貰うのが効果的かつ効率的だと思う。
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