ぶたとクマの物語

1話は占ツクから読んでね!
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はぐ🕊 @516hug

#ぶたとクマの物語 「忠義くん久しぶりですね?」『久しぶりなん?』「久しぶりじゃないですか。ねぇ忠義くん♡」『もーどっか行って』私の旦那様忠義くんは、ちょっとツンデレなんです。「私の事好きですか?ねぇ?」『嫌い』「離婚ですか?離婚ですね?」そう迫ると『する気ないやろ?』と笑った

2018-09-04 14:03:56
はぐ🕊 @516hug

忠義くんにそろそろ分かってもらわなければならない。わたしがずっと忠義くんを好きだなんて、余裕ぶっこいてる彼に『私だってモテるんだから!』ってとこを見せつけなければ。 となれば……『遊びに行ってきます』「どこに?」『ちょっと。』「ちょっと? 」私だって、忠義くんだけじゃないんだから

2018-09-04 14:12:21
はぐ🕊 @516hug

「誰と?」『友達です』「ふうん」忠義くんは別に気にしてない。もう忘れてるんだ結婚前の気持ち。なんだか無性に、そして急に悲しくなって家を飛び出して行くつく先は…横『〇〇、どした』「横山さん泊めてください」『えっ。』「忠義くんなんてしりません。」『何があったん…』

2018-09-04 14:33:02
はぐ🕊 @516hug

『俺じゃ意味無いやろそれ…』「横山さんしか思いつきません」『でも』「浮気します」『…本気で言うてる?』「本気です!忠義くん冷たすぎます!冷徹野郎ですよ!」『まぁまぁ、大倉もそんなつもりないと思うで?』そんなつもりありありです。『…じゃあもう泊まっていき』この一言に私はすぐ頷いた

2018-09-04 14:41:08
はぐ🕊 @516hug

『…なぁ、浮気って意味分かってる?』「わかっ、わかってますよ。」『モテるのを見せつけるのと、浮気するのと ではだいぶ違うけど…』「浮気します」『俺と?』「そ、そうです横山さんと」元カレ、なんだよね横山さんって。忠義くんも横山さんにはまだ敏感なとこがあるし、、『じゃあこっち来て』

2018-09-04 14:47:19
はぐ🕊 @516hug

招かれたのは寝室。「えっ…と。」横山さんとの思い出がフラッシュバックした。…横山さんと過ごした日々、好きになり始めていたあの日々。『来て…』「はい」素直に従うのは、横山さんの事ちゃんと見ていた過去があったから。『ほんまに泊まっていく?』って抱き寄せられ囁かれ、身体がベッドに倒れた

2018-09-04 15:01:26
はぐ🕊 @516hug

「すみません、…やっぱ、」『うん。帰り。こんなんあかんで』横山さんが優しく笑ったのを見て、そうか。ってなった。軽い気持ちでこんなのしちゃダメだってなって結局すぐ帰宅。 「ただいま帰りました…」ぼー。っとしながら横山さんに抱きしめられた感覚が抜けない。「…」ベッドに倒された感覚も。

2018-09-04 15:14:17
はぐ🕊 @516hug

忠義くん、横山さんが居ても、 もうなんとも思わないんですか? pic.twitter.com/V5PMEki8NP

2018-09-04 16:04:40
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はぐ🕊 @516hug

忠義くん。私は忠義くんを 極力見ないことにします。 pic.twitter.com/7IIXowN1dD

2018-09-04 17:04:46
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はぐ🕊 @516hug

家に帰って、ずっと横山さんのことを考えてた。『な…今何考えてるん?』その声に振り向くのと同時に、忠義くんにふわっと抱きしめられて。「え。」『なんか変。』身体を離した忠義くんに見下ろされる。キラリと光る片耳のピアス。『〇〇じゃないみたい』…そう呟いてまた私を腕の中に閉じ込めた。

2018-09-04 18:49:48
はぐ🕊 @516hug

忠義くん、説明してください 何故そこで止めてしまうのですか!? pic.twitter.com/Cflezov6kh

2018-09-04 19:42:46
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はぐ🕊 @516hug

週明けの月曜日、「今日は休みだぁー!」わーい。って私の旦那様の忠義くんは仕事ですが。「はぁ…何しよう。」お天気もいいし、外に出たいな、ってなって1人で映画を見に行く事にした。「(1人で映画なんて…初めて。)」ってポップコーンを買って、中に入り、席に座った時…『え』…なんで横山さんが?

2018-09-05 23:19:52
はぐ🕊 @516hug

『…なんで1人なん?大倉は?』「仕事です」『そうなん…びっくりしたわ』神様、なんですかこの偶然は?こんなことって「あるんですね…」『あるんやな、俺いま運命感じた(笑)』…え、なにそれ。人妻に何感じてるのこの人っ。顔熱い。なんでだろ。忠義くんに最近そうゆうの言ってもらえないから?

2018-09-05 23:23:06
はぐ🕊 @516hug

たまたま1人で入った映画館で、たまたま座席横なんてありえるの?『大倉と上手くいってる?』「へっ?」『悩んでそうやから。』「え…」『じゃないと言わんやろ、浮気したいなんて。』「…最近ちょっと素っ気ないですけど大丈夫です、この間はすみません…」『そんな気持ちさせへんのに。俺なら。』

2018-09-05 23:29:25
はぐ🕊 @516hug

「忠義くんはもう私のこと可愛いって思ってないんです。どうせ、私は可愛くないんですよ。」『そんな事ないよ、可愛いよ。』「…最近ほんとに素っ気なくて。」映画を見終わった後、ミスドで横山さんと忠義くんの愚痴大会が始まった。「もう2ヶ月もイチャイチャしてません!ありえますか!?」

2018-09-05 23:37:14
はぐ🕊 @516hug

忠義くん。私の事どう思ってますか? 横山さん…なんでですか…? pic.twitter.com/8yMuiR72MN

2018-09-06 00:01:56
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はぐ🕊 @516hug

あの後、横山さんの家に泊まった。何をしたって訳じゃない。横山さんはそうゆう人じゃないから。でも…横山さんの隣で寝ると安心して、また泣いてしまった。忠義くんが背中を向けて寝るようになってから、私に向き合って寝てくれる人なんて花陽と友恵くらい。忠義くんにLINE送るのも今は少ししんどい。 pic.twitter.com/iiHgGMVrC5

2018-09-06 09:50:31
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はぐ🕊 @516hug

安田side 大倉があいつからLINE貰う前の日の事。 pic.twitter.com/VgTD21NSvP

2018-09-06 19:24:50
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はぐ🕊 @516hug

「ただいま…」『おかえりー』安「……おかえり。お邪魔してます。」「うん。」『あ、何こうてきたん?』忠義くんは朝帰りした私よりも、私の手にぶら下がってるドンキの袋に食いついた。「……」安「〇〇…あのさ…」『ヤスー!朝ごはん食べて帰るやろ?』忠義くんは私より、やすだなんですね。

2018-09-06 19:36:42
はぐ🕊 @516hug

私は忠義くんと結婚して、仕事やめて専業主婦になった。『ヤス!できたで!』私なりに頑張って、ちょっとでも美味しいもの食べてもらおって料理教室にも通って。休みの日は忠義くん直々に料理教えてもらうのも夢だなぁなんて妄想して。『今日ヤスも休み?』「…うん…」『どっか行こ!』なのに、寂しい

2018-09-06 19:58:28
はぐ🕊 @516hug

忠義くん。…いいですよね。 pic.twitter.com/tNPzW24z6p

2018-09-06 20:34:34
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はぐ🕊 @516hug

横山さんに連れられ、色んなとこを回る。全てが忠義くんと行きたかった場所。でも横山さんとの時間はすごく楽しくて。気が付けば夜。『…行こ』 手を引かれて、ホテル街。入口で私が足を止めた。『あかん…?』「でも…」彼を想い、左手の指輪を触ると、横山さんがその指を遮り『俺を見て』キスをした

2018-09-06 21:27:47
はぐ🕊 @516hug

『何も考えんくていいから』ベッドに押し倒し優しく囁く横山さんが私の服に手をかけた時、「あ…」私のスマホが彼の名前を表示した。スマホに伸ばした手を横山さんが掴んで『大倉がいい?』その問いに、彼に対しての蟠りが心を埋め、手が止まる。『今更…遅い』そう呟き、私の指輪を横山さんは外した。

2018-09-06 21:39:24
はぐ🕊 @516hug

横山さんに抱かれて、もうなんでもいいやってなるこの感覚は…昔と同じで涙が出た。そういや同じようなことがあったなって。『ずっとこうしてたい』まだ熱いお互いの身体を密着させて、横山さんは言う。『1番じゃなくていい…』『それでいいから…』ねぇ…わたし誰が好きなんだっけ、今わからないよ

2018-09-06 21:56:30
はぐ🕊 @516hug

それでも朝日が登れば、私たちはホテルから出て。家に帰らなければ。でももう「横山さん…」そう言えば『家きて』横山さんは優しく笑う。その笑顔に旨が高鳴った。ああ…わたし横山さんのこと…思った時、『〇〇!』後ろから嗄れた声が私を呼んだ。『どこ…いくんっ』初めて貴方に、ときめかない。

2018-09-06 22:09:53
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