青春五月党「町の形見」感想まとめ
- gogatsutou
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「町の形見」は柳美里さんが南相馬ひばりFMでの住民との丁寧な対話の積み重ねがあって初めて成立した演劇だと思う。その対話は数週間の稽古期間中の話者と若い演者の対話として繰り返され、劇中で再現される。
2018-10-17 12:50:22公演を終えて自宅に戻った時、原子炉建屋が爆発していく中、赴任先の東京で、生まれ育った家に帰れなくなるかもしれない恐怖と痛みで涙したことが思い返された。田舎にはあまり愛着が無く外への関心の方が強かったはずなのに。
2018-10-17 12:50:21話者の記憶は演者によって観客へ受け渡され、話者へと返される。そして、話者、演者、観客の作るその空間と時間の中に埋葬され抱きしめられる。
2018-10-17 12:50:2112日、被災地に鳴り響く1号機原子炉建屋の爆発、3号機、4号機と続く爆発と避難、混乱の中でぶつかり合う感情、避難の呼びかけが行われる中で行われる津波被災地での遺体捜索の光景。
2018-10-17 12:50:20次第に見えなくなる眼を抱えながら自活の道を探る若い女性と遠隔地からバイクで乗り付ける求婚者、伴侶となったその人が幼いころに経験したテニアン島の戦場での記憶。
2018-10-17 12:50:20父親に叱られながら仲間との芝居の稽古を楽しむ農村の青年、演劇部の女子高生達の明るい笑顔、太平洋に電波塔の先端しか見えなくなるまで泳いでいく少年と眼を患いながら少年時代をたくましく生きていくその友達、
2018-10-17 12:50:19青春五月党復活公演vol.2『町の形見』の初日を観る。南相馬に生まれて育った70代の8人の話者の記憶が、若い演者との対話によって引き出される。そしてそれは演者の身体から溢れ出し生きられる。
2018-10-17 12:50:197人の俳優のみなさんは、一度も来たことのないこの地で3週間暮らし(私とも、他の俳優たちともほぼ初対面)、いきなり地元の出演者とペアを組み、その記憶を引き受けることとなった。 通常の芝居の作り方、稽古(本番)とはかけ離れている。 ひらすら耳を傾け続けた7人の俳優たちに、感謝します。
2018-10-17 09:20:13リアクションに怯えていたら、 「それは、どうも、ありがとうございます。自分達は本当に震災で苦労したからね…」 と頭を下げられた。 ありがとうと言われるのは想定外で驚いた。 pic.twitter.com/OwVzEclp8a
2018-10-17 09:03:07昨日、コンビニで買い物をしていたら 地元の方に声をかけてもらった。 芝居の話になって、「どんな内容?」と聞かれたから、 「それが全部ではありませんが、震災の話をします」 と答えた。
2018-10-17 09:00:54『町の形見』 昨日、二日目終えることができました! 舞台はお客さんに観ていただいて~とは言いますが 今回は特に特に お客さんと感応して、作品が出来上がっていくことを深く感じます。 毎ステージ違った、心の揺らめきが溢れ出ている舞台です。
2018-10-17 08:56:47(紋切りに行くと“芸術として昇華した”とか表現すると思うけど、昇華した感じではない。悪く言うのではなく まだ なにか湿分とか伴った感じ)今のところはこんな感想です。
2018-10-17 08:46:11舞台というお葬式を出し慣れている美里さんだから、震災の時の傷を負った地域の人たちの気持ちに沿って、この危なさと難しさを抱えたテーマを、舞台として(芸術として)なし得たのだと思います。
2018-10-17 08:46:10お葬式にも、いいお葬式だったと言われるものがある。みんなも「あれはいい葬式だった。」と思ったり、人に話したりした事はないだろうか? わたしはあるし、人からそのような話を聞くと、安堵するし、だから故人のお知り合いの人になどにも良いお葬式だったよ、と伝えることがある
2018-10-17 08:46:09美里さんは、ずっと長いことラジオで地域の人たちの震災の時の話をし、直に受け止めて来ていた。そして、美里さんにとって「芝居はお葬式」だった(パンフレットの言葉引用)。舞台では話し手に、演者をつけて そうして話し手の記憶を、危なくないように配慮しながら引き出していった。
2018-10-17 08:46:09心の傷を表出させるとき、他所から無理に引き出すのは危ない事だわたしは思っていて、他所からどころか自分自身が無理しても危ない事だと思っている。 #青春五月党 #町の形見 #LaMaMaOdaka #南相馬市 #小高区
2018-10-17 08:46:07「町の形見」、聴きにきてください。 観るという要素以上に、聴くという要素が大きい芝居です。 2人の視覚障害者が出演します。 twitter.com/yu_miri_0622/s…
2018-10-17 08:35:20青春五月党復活公演vol.2『町の形見』 La MaMa ODAKA(福島県南相馬市小高)10/15-20 出演:浅井浩介/尾﨑宇内/佐山和泉/田島ゆみか/名古屋愛/長谷川洋子/山中志歩 話者:安部あきこ/佐藤美千代/高橋美加子/矢島秀子/石川昌長/稲垣博/高澤孝夫/渡部英夫 t.pia.jp/pia/ticketInfo… pic.twitter.com/zQXHo1MMMj
2018-10-08 18:20:25「町の形見」では、 戯曲には書いたけれど、地元出演者の感情が溢れて声を塞ぎ、絶句する場面があります。 言わなくていいです、と伝えてあります。 声にしないで、そのまま退場してください。 演劇では、沈黙を伝えることができます。 沈黙の意味を、観客が考え、受け止めてくれます。
2018-10-17 08:28:24そして Wさんにもお花が飾られ Wさんのために選ばれた草花に包まれた姿を見て 安堵の気持ちが溢れてきました。 #青春五月党 #町の形見 #LaMaMaOdaka #片桐功敦 #南相馬市 #小高区
2018-10-17 08:23:07今年雲雀が原で流れ山踊りを舞った時の歌い手、民謡の名手Wさんが話し手として参加されていました。温厚で思いやりがあって、茶目っ気があって そんなWさんが思い出と震災の時の記憶を舞台で表現して 溢れた涙が胸に迫りました。 #青春五月党 #町の形見 #LaMaMaOdaka #南相馬市 #小高区
2018-10-17 08:23:06「町の形見」では、福島県南相馬市で生まれ育ち、70年の歳月を生きた8人の方々(男性4人、女性4人)の人生の細部の一つ一つを、その時の感情を、7人(10代後半〜30代前半)の俳優たちと共に大切に蘇らせます。
2018-10-17 08:13:33一晩たって夕べの舞台を思い返してたら涙が溢れてきました。観た後すぐにはまだ自分の中で仕分けできていなかったことが、少しずつ自分の心の中のあるべきところに落ち着こうとするときに、涙がでるみたいです。 #青春五月党 #町の形見 #LaMaMaOdaka #南相馬市 #小高区
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