- igaigausagi
- 550
- 8
- 0
- 0
小説の主人公、こと純文学の主人公は書き手に似るとはよく言ったもので、源カズマサa.k.a組長は完全におれだ、と思って風呂の中でなんとも言えない気分になった ハッピーに生きたいだけなのに常に怒っている、童貞
2018-08-20 23:18:25僕は最近おとなになってきたのか、怒りの矛先が自分自身や世の中のしくみなどに向くようになったが、彼はまだこどもなので自分の身近なツワモノへ向いてしまう バンドメンバーの才能のある奴とか
2018-08-20 23:19:58組長の中で自分より作詞曲の才能のあるキヨスミは、「己の弱さと向き合う事を回避するための装置」であり、だから彼はキヨスミを目の敵にし、「歌しか取り柄がなく異能力すら使いこなせない凡人」である自分から目を逸らそうとしている
2018-08-20 23:36:02しかし歌手として一皮剥けるためには己と向き合わなければならず、そのためには“装置”でしかなかったキヨスミを生きた“人格”として受け入れなければならない…と言うお話
2018-08-20 23:38:17ふたりの関係性がそうなったのは僕自身が物語を書くにおいて登場人物を物語展開を動かすための“装置”として扱うのがあまり好きではないのが大きな理由なのだけれど しかし一方で結局平清澄は“装置”としての役割も担ってはいるのだなあと思う
2018-08-20 23:40:06組長の中で“装置”でなくなった時、物語の中で彼は“装置”として最大の役割を果たすのだと思います まあ現段階じゃあ顔すら出てきていない登場人物についてのお喋りでした 誰も興味なかろう
2018-08-20 23:41:45まさかバンドマン(19)がスーパーで買った寿司を食う様をこんなにも官能的に描写する羽目になるとは思いませんでした 今まであまり表に出してこなかった己の食フェチっぷりが盛大に露呈しています
2018-08-29 19:48:46とはいえ語り手は平清澄を毛嫌いしている組長なので、「明確にエロにはならないよう(性的に意識しているようには見えないよう)キヨスミの元来持ちうるエロさを描き出す」と言うなかなか難しい所業に取り組んでおります ぽってりくちびるの中性的な子イイよね
2018-08-29 19:50:57キヨスミは割と攻撃的ですが真性マゾなので、ピアスが十個開いています 左耳の耳たぶにふたつ、軟骨に四つ 右耳には耳たぶひとつと軟骨ふたつ、あとトラガスも
2018-08-29 23:04:34ピアスの話、九野ちゃんは開いてない 憧れはあるみたいだけれど今のところちょっとこわいみたい 八重樫のフッちゃんは意外と空いてるタイプ 律儀に左右同じ数で、耳たぶにひとつ、軟骨にふたつ 過去唇に開けようとしていた時期があったのだけれど、九野ちゃんにこわいと言われてやめた
2018-08-29 23:19:00組長はビビリだから耳たぶにひとつずつ ちゃんと然るべき皮膚科に行って開けてもらった オカンが医療従事者やさかい…
2018-08-29 23:19:54キヨスミは昔舌にもピアス開けようとしてた時期があったのだけれど、発声に問題が出るから諦めた 彼は中学生の頃別のバンドでボーカルをとっていて、それが訳あって解散してからは二度とボーカルはやらないと決めているのだけれど、多分ボーカルをとる事への捨てきれない執着が無くはないんでしょうな
2018-08-29 23:23:26元々は「ベースボーカル」と言う存在に興味があって、それを描きたかっただけでした 主役でもなく、別作品(未完・公開もしてない)の脇役で
2018-09-20 23:41:14当時キートークをめちゃめちゃ聴き始めた頃で、よしかつさんみたいな見た目可愛い系のちょっとエロなべスボが描きたいと思い、ずっと練り練りしてたんですけど、気がついたらそいつがめちゃめちゃ可愛くなっちゃって、今に至ります
2018-09-20 23:42:39当時は普通に男子でした でも硫酸ピッチのシナリオ出来てきた時に、あまりの女っ気の無さに困り果てて…女性向けのびーえるとかにするにはネタがシモいし、だからと言って男性向けにしてはヒロイン不在だし、散々迷った挙句…彼が犠牲になりました←
2018-09-20 23:44:35普通にヒロインキャラ追加しても良かったんですけど、尺的に(当時は長編にする気がなく、もっと短いお話にするつもりだった)登場人物をこれ以上増やしたら収集がつかなくなりそうだったのです そこで女体化ヒロイン・キヨスミが爆誕しました
2018-09-20 23:49:58でもその事によって、かえって物語を動かしやすくなったと言うか、僕がずっと書きたいと思っていた形に近づいていったところがあります 何故かと言うと、平清澄と言う存在を「ヒロイン」であり「主人公のライバル」であると公に扱えるようになったから
2018-09-20 23:55:11僕の友人にすげー才能のあるびーえる作家がいるんですけど(作品は今のところ公にはしてない)彼女が自分の作品の受けのことを「ヒロイン」って呼ぶんですね それが僕はとても好きで ヒロインってなにも女性と決まった事じゃないと思うんです 逆に女性でもヒーローにもなれる
2018-09-21 00:06:44だから僕は平清澄を立派な男の子として描きながら、立派なヒロインにもしてあげたいと思ったんです 今はやむを得ず男性向け的なアプローチを試みていますが、元々僕は「性別・ジェンダーを問わず好きなひとは好き」であろうお話を書きたかったので、ここからぶっ壊していこうと
2018-09-21 00:09:04既存の男/女キャラのカテゴライズには収まらない、寧ろそれをぶっ壊す契機として、マトモな「ヒロイン」にも「主人公のライバル」にも当てはまらないようで当てはまる「平清澄」として彼には生きてもらいたいなあと思いながら育てています
2018-09-21 00:12:14ともかくいわゆるオタク受けする「属性」と言うか、人外メイドメガネ委員長ビッチギャルみたいなわかりやすい枠があまり好きじゃないんですよね…それが見えちゃうと一気に興ざめというか、キャラクターが「キャラクター」でしかなくなっちゃう 人間じゃなくなっちゃうから…
2018-09-21 00:18:23なのでもっと不可解なニンゲンニンゲンしたキャラが出てくるお話が好きで、自分でもそうやって描いてあげたいんですよねHAUSNAILSを オトコでもオンナでもない僕なりの、ラノベ界へのささやかな抵抗です
2018-09-21 00:20:09