- crow_mihara
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これはあくまで百合とかよくわからん三原クロウの個人的に、という話なのですが。 「2018年の百合」を三本選べと言われるとVtuber、スタァライト、そして『やがて君になる』だと思っています。
2018-11-17 16:25:14Vtuberを単一作品とはカウントできないものの、今年における一種のムーヴメントであるのは確かだと思うので(やが君も原作一巻は2015年の作品ですしね)。
2018-11-17 16:26:48RT>これ。0617もとい楓と美兎~寝落ち耐久配信~では仲谷先生をはじめとして百合描き(百合書き)が悲鳴を上げて悶えたりする展開があり、そこで俺は『やがて君になる』をはっきり認識したわけです
2018-11-17 16:31:13ほいでは作品の話に入ってきたい訳ですが。『やがて君になる』という作品の特徴としては主要人物の関係性とその理由が非常に丁寧で配慮が行き届いているな、というのがまず一言で言えるかと思います。
2018-11-17 16:39:24あんまり百合詳しくない人間としての発言なので正確さを欠くかもしれませんが、かつての百合作品と言えば「百合(同性愛)であることの葛藤」「周囲の無理解や差別からの隠蔽」みたいな要素がどうも多く、乱暴に言うと「背徳ゆえの美しさ・希少性」みたいなとこがあったように思います
2018-11-17 16:41:56あるいは逆に「最初から女しかいない世界観ゆえ同性愛であることは別に特別でもなく普通」というパターンもありますね(これは今でもあるか)
2018-11-17 16:42:55『やがて君になる』は前述のこれらとは少し違います。作者仲谷氏の発言を引用するならば「男性もいる世界で女性を選ぶ女性に意味がある」のであり、そして「誰かを好きになる」ということをかなり丁寧に描いています
2018-11-17 16:44:50人が誰かを好きになるときになぜ好きになるのか、というのは意外と説明の難しいところで「一目惚れだよ」というのはフィクションにおいても便利な説明です(現実だって充分に起こり得ることだし)。でも、この作品ではそこの「何故なのか」をかなりはっきりと描写していきます。
2018-11-17 16:53:03主要人物である小糸侑。彼女は「誰か特別に思う気持ちがわからない」少女。その彼女が「誰の思いに応えたことも無く、今まで誰も特別に好きになったことは無い」少女の七海燈子に好意を寄せられる。それが『やがて君になる』の始まりです
2018-11-17 16:59:23小糸侑…小糸侑なーーー! この「誰かを特別に好きになる気持ちがわからない」は「一目惚れ恋愛を美化しすぎなんでは」という気持ちもありつつでも、アセクシャルやノンセクシュアルな傾向のある人(あるいは自分をそのようにとらえている人)にとっては「わかるーーー!」ってなる気がします。
2018-11-17 17:03:04だからこそ、小糸侑幸せになれ―――頑張れー――できるできるお前なら誰かを好きになれる絶対なれる!って言う感じで読んで(アニメ見て)しまうのですごいかわいいし応援したい。
2018-11-17 17:04:32あと『やがて君になる』という作品の特徴として、「同性愛であるから」というだけで特別視をおそらくしていないところ、それでいて同性愛に対する優しさというか理解が基底にあって、ここら辺非常に「今日の」作品だなと思います。
2018-11-17 17:07:51登場人物がだいたいにおいて(程度に差はあれども)いいやつというか優しいので「コイツ嫌い!」みたいな感情が出にくいのも作品の魅力というか強みな気がします
2018-11-17 17:09:23