しかし一方でこうも考えられる.「彼女は缶を切るものを作ろうと意図する」が真であるためには,彼女が缶概念や切る概念などを理解していなければならない.そして,缶概念や切る概念などの理解に失敗することはあるのだから,意図することも失敗しうるのでは.
2011-04-28 15:08:46いやそんなことはない.「彼女は”缶ヲ切ルモノヲ作ロウ”と意図しようとした.しかし,彼女は缶概念も切る概念も理解していなかったから,意図できなかった」というとき,彼女の意図しようとしたことは,我々が意図できる「缶を切るものを作ろう」とはもはや違う内容になっている.
2011-04-28 15:10:30「『とんかつ食いたい』は『豚肉食いたい』を含意しているわけではないのでは」って理解でいいかな RT @hillhamlet: 「Aという性質のもの」を作ろうと意図することと「AかつBという性質のもの」を作ろうと意図することに包含関係はないのでは。
2011-04-28 15:55:18んで《食いたいもの》としてのとんかつは分析不可能だけど、とんかつ食ったあとは「あー豚肉食った」って言えるみたいな話なら、意図の時点と結果の時点に観点がそれぞれ別個にある気がする
2011-04-28 16:10:12@zmzizm その例だと、「なんの料理が出てくるかわからないけどとりあえず豚肉コース」は嫌だが、「とんかつコース」なら大丈夫、という話になると思います。ロウは「『豚肉』が十分条件ではない」と主張しているだけなので。
2011-04-28 16:23:05「Aが十分条件のもの」の集合は「AかつBが十分条件のもの」の集合を包含している。しかし「Aが十分条件のもの」に適用できない言明が、「AかつBが十分条件のもの」に適用できることはある(「日本人は女性である」は不可能だが、「日本人かつ女子高生は女性である」は可能)。
2011-04-29 14:06:10@hillhamlet 「反例が実際に(あるいは可能的に)ない」ってのと、「反例がなんであるかがわからん(いみふ)」って論法を区別するといいと思う ロウは後者つかってる(ようにしか見えない) 前者であればひるはむ君の言うとおり論法としては問題ない
2011-04-29 14:26:44@zmzizm すみません、いみふな命題でも連言によっていみふでなくなるケースがあるのでは、と思うのですが、反例のないケースといみふなケースでは何が違うのですか?
2011-04-29 16:27:32@hillhamlet 真理条件として成立してるかどうかじゃないかな そのへん説明する語彙でてこないけど、ちがいはあると言っていいはず(ないとする説もあるかもだけど)
2011-04-29 16:33:28@zmzizm ううん…個人的な感覚では、「緑色の味かつ牛丼を食べた」は緑色の味が意味不明でも食べたものが牛丼でなければ偽といえるような気がするのですが、どうでしょう…。
2011-04-29 17:12:52@hillhamlet 言いたいことはわかるんだけど、そういう気がするのは「緑色の味の」って部分をないことにしてその文を読んでるからだと思う(ないことにできる感があるのは、否定の選言に変換してるからだろうけど、そもそもその変換が許される文ではないんじゃないかと思っている)
2011-04-29 17:17:24「数学とは、数学者が研究している対象と思いこんでいるもののことである」とはなかなか趣深い言葉だな。芸術も似たようなものなのでしょうね。
2011-05-04 02:53:08