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家具デザインの歴史 _ ドイツ・イタリア編(1945-1970)
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「技術」というフィールドは、崇高すぎて文化とは結び付きにくい。だから議論も生じない。極端な例かもしれないが、高速道路やトンネルのデザインに関して人はとやかくは言わない。ドイツのブラウン社の商品に関して、人々はそういう感覚であったのではないかな。
2018-11-21 01:54:58![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
いっぽいうイタリアでは早い段階で、デザインというものが人々の生活、つまりはカルチャーと結びついた。ゆえに議論が生じた。議論が生じることで、「新しいもの」「アンチテーゼ」「オマージュ」などのバリエーションが生まれる。
2018-11-21 01:56:42![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
イタリアのデザインに対する多様性は、早い段階での「デザインとカルチャーの結びつき」によるものであると考えられる。議論、批判は大事。
2018-11-21 01:57:08![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
私感が長くなってしまったが、イタリアの概要と、60年代ドイツとイタリア決定的違いはこんな感じ。今日はここまで。明日はイタリアのデザイナーや企業について調べます。
2018-11-21 01:58:37![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
昨日は深夜のお勉強部屋デニーズが閉まっていたためサボってしまった^^; 今日はやる。イタリア「ベル・デザイン」のデザイナーたちを浅く堀ります。 twitter.com/kiruhachi/stat…
2018-11-23 00:41:15![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
いま、「近代から現代までのデザイン史入門 1750-2000年」 / トーマス・ハウフェを読んでいる。今日から新しい章、「1954-1968 グーテ・フォルムとベル・デザイン」に入った。
2018-11-19 01:51:02![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
50年代末から60年代のイタリアではデザインが人間のステータス・アイコンとなり、カルチャーと強く結びついていた時代。そんな時代を彩ったデザイナーたちを見ていく。まずは、エットーレ・ソットサス(1917-2007)。
2018-11-23 00:45:55![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ソットサスは、50年代を代表するイタリアンデザイナー、ジオ・ポンティと弱冠30歳の時に同じグループのメンバーとして、戦後復興のためのデザイングループで協同していたようだ。
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ジオ・ポンティはこれ。 twitter.com/kiruhachi/stat…
2018-11-23 00:49:12![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
またこの時代のイタリア人デザイナーといえばジオ・ポンティが有名だろう。彼は1951年に「スーパージェレーラ」という椅子をカッシーナとともにデザインしている。この写真が最高にいい。 pic.twitter.com/SHboOOwaYL
2018-11-06 19:51:34![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
1958年にはこの時代のデザインの主役を担うタイプライター製造企業「オリベッティ」のチーフ・デザインコンサルタントに就任。1969年には非常に鮮やかな赤色のプラスチックケース入りポータブルタイプライターである名作「ヴァレンタイン」をデザインしている。
2018-11-23 00:51:55![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ヴァレンタインは、当時の産業デザインに比べるとポップアート作品に近いほどの大胆さであり、働く女性の究極のファッションアイテムとなっていたそう。 この写真な。見たことのある人も多いだろう^^ pic.twitter.com/u0pX6mmVCy
2018-11-23 00:53:50![](https://pbs.twimg.com/media/DsnkxUCU8AA3sxD.jpg:medium)
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次に、ジャンカルロ・ピレッティ(1940-)。1969年に発表された折りたたみ椅子「プリアチェア」はその画期的な機構が高く評価されたデザイナー。イタリア人デザイナーでは珍しく、機能の面でデザインを突き進めている。
2018-11-23 00:57:10![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
プリアチェアの写真はこれ。折りたたむという機能性はもちろんだけれど、やっぱりイタリアらしい愛嬌がある。2枚目の折りたたむ途中の画像は最高。めちゃくちゃかわいい。 pic.twitter.com/1ieXuzCwNv
2018-11-23 01:00:44![](https://pbs.twimg.com/media/DsnmcjAU4AA8xPa.jpg:medium)
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次に、マリオ・ベリーニ(1935-)。ソットサスの次の世代として、1963年からオリベッティ社のデザイン顧問に就任し計算機やタイプライターなどの開発している。写真は電子計算機「ディビスマ 18」。かわいい… pic.twitter.com/CTRci3AeDU
2018-11-23 01:07:08![](https://pbs.twimg.com/media/Dsnn8EiUUAAjzjF.jpg:medium)
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ベリーニはなんといっても「キャブチェア」が有名であろう。しかし発表されたのは1977年。やや時代背景は異なるであろうから、今日は割愛。カッシーナの商品ページだけとりあえず貼っておく^^ cassina-ixc.jp/shop/g/g412cab/
2018-11-23 01:09:00![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
最後はジョエ・コロンボ(1930-1971)。彼はファイバーグラスやABS樹脂、PVC、ポリエチレンなどの新素材で家具デザインを豊かにした立役者である。
2018-11-23 01:12:36![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
もっとも有名なのが1970年発表の「BOBY WAGON(ボビーワゴン)」かな。プラスティック・デザインの大家である。 pic.twitter.com/1MtqLwkEAT
2018-11-23 01:15:02![](https://pbs.twimg.com/media/Dsnpv2WU4AA9UKI.jpg:medium)
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こんな感じかな。最後に60年代ドイツ代表ディーター・ラムスとイタリア代表ジョエ・コロンボのgoogle画像検索のスクショを比較してみた。同じ時代なのにこうも違う。 pic.twitter.com/s5jscjv6y6
2018-11-23 01:19:11![](https://pbs.twimg.com/media/DsnqoKcU8AAK6Mr.jpg:medium)
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2015年のものだけど、マリオ・ベリーニのインタビュー。 / 機能を超えて生まれた形、《キャブ》の思想に迫る。 casabrutus.com/design/14162
2018-11-26 03:27:20![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
「機能に従えば完璧な形が生まれるなんて馬鹿げているよ。そして慣習、感情、文化などから生まれる形だって機能的でありうる。」>前ツイ デザインがカルチャーと強く結びついているイタリア人っぽい発言だ。
2018-11-26 03:28:59![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
さらに引用。「それに最近はデザインのインフレが進み、無駄なものがあまりに増えすぎてしまった。日本の箸を毎年デザインし直す必要はないだろう? 椅子だって本当は同じ。サローネは、日本の伝統文化の対極にあるのかもしれないね。家具とは単に機能を提供するものではない。(続く
2018-11-26 03:29:41