浮世絵関連のツイートまとめ。第14集(6500~7000件目まで)。

ツイート6500~7000件目までの浮世絵関連記事をまとめました。
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

広重筆「花尽見立福禄寿 寿 菊」 花を「福(幸福)・禄(俸禄)・寿(長寿)」の三徳に見立てた団扇絵。「寿」には延命長寿にゆかりのある菊が選ばれています。「禄 かのこ百合(禄=鹿)」はミネアポリス美術館に現存。「福」は不明ですが、團十郎の福牡丹に因む「牡丹」の花ではないかと推測しています。 pic.twitter.com/gTZXJPwPWA

2018-09-09 16:49:04
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

歌麿筆「当世風俗八景」 歌麿が晩年に制作した数ある八景物のうちのひとつで、身分の異なる女性の暮らしを八景に擬えて描いたシリーズ。これまでに「妾の情蘭(晴嵐)」「女房の寄の雨(夜雨)」「勤の関娼(夕照)」「囲の窓の月(秋月)」「後家の楽顔(落雁)」「娘の母節(暮雪)」の六図が判明しています。 pic.twitter.com/cYvRFTIvaI

2018-09-10 20:57:09
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

初見となる本図は残る二図(「晩鐘」もしくは「帰帆」)の何れかということになりますが、残念なことにこの作品は両サイドが切り詰められており、肝心のサブタイトルは依然不明のままです。彼の類似した作品を元に仮題をつけるなら、「契情(けいせい)の盤棊(ばんしょう)」というところでしょうか。

2018-09-10 20:57:12
黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

木綿山(ゆふやま)で鹿肉を求めて骨肉相食む二頭の狼を諌める為朝。 為朝しばし停立(たゝずミ)て。つく/\゛と思しけるハ。今の世の人ごゝろハ。笑の中に刃をかくし。利を見てハ親疎をえらまず。…父子も讐敵(あだかたき)の思ひをなし。兄弟釒+剽(しのぎ)を削る事。この狼に異ならず。 #椿説弓張月 pic.twitter.com/38785fuZr4

2018-09-13 20:05:11
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

国芳筆「見立十二支之内 卯 小さん 金五郎」 兎づくしの枠がカワ(・∀・)イイ!! 真向き兎はまんまるお月さま。 #うさぎ #十五夜 #月見 pic.twitter.com/oV1s5JsU0I

2018-09-24 18:02:02
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

国貞(三代豊国)筆「暦中段つくし 意勢固世身見立十二直 満 中秋の明月」 町芸者が月見の宴に呼ばれたため、身支度を整えているところです。 両胸に「真向き兎」の伊達紋が付いた、縹色(はなだいろ)の着物の裾には、白兎の首振り人形があしらわれており、国貞の遊び心が感じられます。 #十五夜 #月見 pic.twitter.com/byBgn99BQX

2018-09-24 20:14:11
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

玉川舟調筆「四季子供あそび 秋」 忙しなく団子を丸める母親の傍らで、ススキの穂を揺すって喜ぶ子供の無邪気な姿を捉えた作品です。寛政(1789-1800)後期に出版された本図には、原題と画工の名前を削り、女性の頭部を歌麿風にすげ替えて再版した享和期(1801-03)の異版が存在します。 #十五夜 #月見 pic.twitter.com/w5ALBy4Tb4

2018-09-24 20:19:30
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

小袖を涼しげに彩る芙蓉と女郎花。対角線上に配置された御簾と几帳の傍らには、それぞれ瓔珞の冠と衵扇が描かれ、紅白と金糸で繍われた流雲は「雲の上人」という言葉を連想させる。 「ところで、御簾と几帳の内にいるのは誰?」 「それはこれを着る貴方ですよ^^」 「ハードル高っ!!!」 pic.twitter.com/Bf4E9Jdoy8

2018-09-26 20:20:17
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

きのうは浮世絵最強列伝(後期)🏛️を見に行ってきました。帰りは福寿園本店で遅いランチ😋🍴。 寺町の大書堂に寄ったら、普段は幕末の錦絵ばかり並んでいる店内に、初代中村仲蔵を描いた勝川春好の細判錦絵があってビックリ(しかも「でうらす」旧蔵品👀)‼️西春は閉まっていました。残念😵 pic.twitter.com/35Wy3Op2Zr

2018-09-28 18:31:44
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

ひょうたん危機一髪! #歌川国芳 #kuniyoshi #ひょうたん #gourd #warrior 歌川国芳「本朝水滸傳豪傑八百人之一個 上総助廣常」 千葉忠常の七代にして八郎と号す。頼朝に仕へて上総助に任じ、那須野にて金毛九尾の妖狐を射て院の御脳を鎮る。 pic.twitter.com/WGywIBTzs4

2018-10-03 20:13:23
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

麻や綿で織った布を洗濯したあと、生乾きのまま木槌で叩いて、柔らかく加工する砧打ちは、生乾きの状態を保つため、川辺に筵を敷き、月明かりのもとで行われた。砧を打つ娘は、歌舞伎舞踊で美化された田舎娘の姿で描かれており、黒地の振り袖には、広重好みの鳴子とふくら雀の意匠があしらわれている。 pic.twitter.com/sfsLnbxfBo

2018-10-04 20:40:47
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

鬼一法眼から兵法書「六韜三略(りくとうさんりゃく)」を盗み出すため、奴「虎蔵」として法眼の館に忍び込んだ牛若丸。繻子奴の襟にあしらうべき手綱模様は、演者の澤村田之助に因む観世水で表現されている。片袖を抜き、笹竜胆の縫取りがある赤襦袢を見せる姿は、法眼に自らの正体を明かしたところか。 pic.twitter.com/qtpq2wlWA6

2018-10-05 17:30:40
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

客を迎えに出るとき、娼妓は打掛の両褄を綺麗に揃えて細い腰帯で留めていますが、茶屋に上がるとすぐ新造に始末させるので、客は腰帯のことを知りません。帰りは腰帯をせず、両褄の端をしっかり掴んで歩きます。また、行きの道中は着崩れを防ぐため、些細な動きにも様々な心得を要したということです。 pic.twitter.com/GfAJLditjR

2018-10-07 16:36:07
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

鳥居清広筆「夜の庭」 この期の細判紅摺絵には三幅対で描かれたものが多くみられますが、本図は元から二幅対で描かれているようです。主題についてはよく判っていませんが、右の女性を引き留める男の着衣には亀蔵小紋があしらわれており、その容貌は役者絵の九代目市村羽左衛門にそっくりです。 pic.twitter.com/cyOErR3p7q

2018-10-09 21:58:16
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

『北斎漫画』三編に収録されている幽霊図。長い髪をなびかせながら漂い来るその姿は、どことなく陰毛の生えた女性の陰部を思わせる。 左.『北斎漫画』三編(23丁表 部分) 右.北斎の艶本『津満嘉佐根』 中之巻 第9図 #わらいとこわい #北斎 #春画 #北斎漫画 #hokusai #erotica #ghost pic.twitter.com/qs6eoH9COT

2018-10-11 20:02:19
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

歌川国貞筆「江戸名所 二丁目 きむすめ風」小判 桜や楓、蛾や蝶をあしらった引染めの振り袖に、寿の字づくしの帯を竪矢の字に結んだ女性は、裕福な町人の家の娘でしょうか。二丁町は日本橋にあった芝居町のことで、羽衣の飾り灯籠が掛けられた芝居茶屋の前には、空の蒸籠がうず高く積まれています。 pic.twitter.com/ggJZQUVzMo

2018-10-13 16:31:07
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

一見すると良家の娘のように見えますが、これは「引込み」と呼ばれる遊女の卵。利発で器量の優れた禿が内証に引き取られ、「呼出し」となるために必要な行儀作法や教養の一切を仕込まれます。コマ絵には、花見の遠足に出掛ける遊女の賑やかな一団が、緊張した面持ちの引込みと対象的に描かれています。 pic.twitter.com/nm1FHSrLmk

2018-10-17 20:15:48
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

ひな 楽焼の茶碗へ薄茶を立て持来り出す。 忠 こいつぁ奇妙だト取って飲む。 (鼻山人『籬の花後編 廓宇久為寿』文化15年刊より) 床に上がった客へ薄茶を差し出す振袖新造。床入りする花魁が簪を取り去る様子もレア。(歌川国貞 艶本『三體志』上巻 第4図 文政12年刊) pic.twitter.com/8gAJLL0EWJ

2018-10-17 20:36:28
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

もひとつおまけ。 姉女郎の簪を拭いて、笄箱に仕舞う振袖新造。 pic.twitter.com/9kRfWO1oyG

2018-10-17 20:47:03
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

胴巻き姿の遊女が合鏡で襟に白粉をつけている。膝元に手拭があり、島田の笄に鞘を嵌めているころから、内湯に入った後である事がわかる。遊女のさす簪がこのような形で描かれることは非常に珍しい。鏡台は総梨地仕上げの高価なもので、それ自体が遊女のステータスの一つである。 #花魁ファッション pic.twitter.com/UZKWL68ovC

2018-10-18 20:21:24
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

入浴時に笄を布で包むのは、べっ甲製の笄が熱と湿気で変形するのを避けるためです。当時の文献にはまだあたっていませんが、文化年間以前の作品にそのような習慣は確認できないことから、笄を布で包む習慣が定着したのは、文化年間であろうと考えられます。 参考 歌川国芳筆「當世三婦苦對 湯上り」 pic.twitter.com/43LgZUOWxZ

2018-10-18 21:30:51
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

梨地は蒔絵技法の一種で、漆を塗った木地の表面に梨地粉と呼ばれる金属粉をまぶしたもの。表面が梨の外皮に似ることからその名があります。梨地粉の密度が高いものを詰梨地といい、器物の表面をくまなく梨地で処理したものを総梨地といいます。 総梨地の鏡台「竹菱葵紋散蒔絵鏡台」東京国立博物館 pic.twitter.com/Avr3eh1cbU

2018-10-18 21:50:05
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

丁子屋の遊女唐歌が使う鏡台には、総梨地の上に高蒔絵までが施されています。高蒔絵は表面を盛り上げた蒔絵のことです。 pic.twitter.com/35WVkjEHYU

2018-10-18 22:04:55
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

「傾城江戸方格(あるいは方角)」は文字通り江戸の地名を列挙した手習の折手本『江戸方角』をイロハに分割し、遊女と組合わせた大型の揃物。コマ絵には、折手本に書かれた地名のなかから名所を一つ選んで描いており、それを飾る草花も各図で異なる。現在までに29図を確認。 #花魁ファッション #渓斎英泉 pic.twitter.com/F9PoDM2Xt5

2018-10-20 20:45:17
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

帯は異国風の模様と細縞の裏表がある半幅の昼夜帯。赤とんぼの縫模様がある薄い絽地の着物からは、下に重ねた紅板締めの間着の鉄線模様がうっすら透けて見えています。下着の襟は魚子織でしょうか。黄色い笹模様には、薄紅の縁取りがあり、金糸の縫模様であることを示しています。 #花魁ファッション pic.twitter.com/cNKspUodYN

2018-10-22 20:32:01
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