2018年12月31日

尾崎将也の脚本に関するつぶやきをまとめました(2018年版)

twitterに今年一年間に書いた脚本の書き方・勉強の仕方についてのつぶやきをまとめました。 脚本の書き方や勉強法に関する質問は質問箱の方にどうぞ。 https://peing.net/ja/ozakimasaya?event=0 続きを読む
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尾崎将也(脚本家・映画監督) @ozakimasaya

生徒が書くプロットには、「ドラマには葛藤が必要」ということで主人公が悩むのはよいが、悩むばかりで物語が展開しないものがある。葛藤しながら展開する(葛藤が展開を呼ぶ、そして展開が葛藤を呼ぶ)ことが必要。

2018-01-25 12:37:46
尾崎将也(脚本家・映画監督) @ozakimasaya

ドラマの中で人物を描くとき、それぞれのキャラクターを粒立てて描きたいのは当然だけど、そうするにはまずそれぞれのキャラの「違い」がはっきりしていないといけない。同じような人が並んでいると、粒立てて描くことは難しい。

2018-03-12 12:41:09
尾崎将也(脚本家・映画監督) @ozakimasaya

生徒が書くプロットは、主人公が過去の事情を背負っているものが多い。過去の事情を作ったことで安心したのか、肝心の現在のストーリー作りが疎かになる。逆に言うとストーリーを作れないので過去の事情で行を埋めようとしているようにも見える。過去の事情はストーリーが始まる前の設定に過ぎない。

2018-07-06 10:11:41
尾崎将也(脚本家・映画監督) @ozakimasaya

キャラクターがちゃんと出来ているかどうかのバロメーターは、「こんなことがあったらこの人はどんなリアクション(言動)をするか」と聞かれてすぐに答えられるかどうか。主要な数人の人物についてはそのくらいの状態になって作品を書くべき。もちろん書きながら探るというのもあり。

2018-07-11 10:46:00
尾崎将也(脚本家・映画監督) @ozakimasaya

風変わりなキャラクターを面白く描くのは割と簡単。しかし調子に乗ってそんな人物ばかり出すとドラマが奇人変人大会みたいになるので要注意。登場人物を考えるときに普通の人と変わった人のバランスを考える必要がある。

2018-07-14 12:47:37
尾崎将也(脚本家・映画監督) @ozakimasaya

@gRQseVBD2933QUW 別につまらない映画をわざわざ選んで見る必要はありませんが、たくさん映画を見れば中には期待外れの作品もありますので、結果的につならない作品を見ることになります。そしてつまらない作品のどこがよくないか、いい作品とどこが違うかを考えるのも勉強になります。

2018-09-03 00:33:20
尾崎将也(脚本家・映画監督) @ozakimasaya

自分が面白いと思って書いたものを人が面白いと言ってくれないので「自分は面白いと思うことが人と違うのでは」という悩みを持つ生徒がいるが、それはほとんどの場合、単に面白くする技術を知らないだけ。どんなことでもやり方次第で面白くすることは可能。

2018-09-22 11:25:53
尾崎将也(脚本家・映画監督) @ozakimasaya

脚本に限らず、長期的な勉強や訓練に必要なのは、頑張りとか努力より「習慣化」。目標達成に必要なことは何かを知り、それを習慣化出来るかどうかでほとんどが決まる。

2018-10-05 12:56:59
尾崎将也(脚本家・映画監督) @ozakimasaya

脚本を書くときに「主人公の履歴書を書け」とよく言われるが、生徒の場合、これが逆効果になることが多い。それを考えたことで「こんな過去を抱えて悩む主人公」というドラマを作ったような錯覚に陥るのだ。過去は単なる設定に過ぎず、現在において主人公がどんな言動をするかがドラマになる。

2018-10-12 12:38:47
尾崎将也(脚本家・映画監督) @ozakimasaya

もちろん、ドラマがちゃんと作れるようになれば、履歴書を作ったことが役に立つ状態を獲得できる。履歴書を書くなということではなく、書いたら「これは過去」と一旦横に置いて、それを踏まえて現在のドラマを考えるということ。

2018-10-12 13:25:41
尾崎将也(脚本家・映画監督) @ozakimasaya

セリフで「好きだ」と書けば、「この人はこの人が好き」という情報は伝わるが、好きという気持ちが実感として感じられるように表現されているかどうかは別問題。脚本を学ぶ者は、この「情報伝達」と「表現」の間の深い川を渡って行かねばならない。

2018-10-22 11:58:10
尾崎将也(脚本家・映画監督) @ozakimasaya

脚本やプロットを書く途中または構想段階で、「人物相関図」を書いてみるべき。ドラマがちゃんと出来ていれば、人物をつなぐ線は主人公から一番多く出ているはず。他にも「ライバルが必要かな」「友達キャラを作ろう」など図を見ることで思いつくことが色々ある。

2018-10-29 10:12:13
尾崎将也(脚本家・映画監督) @ozakimasaya

僕はプロットを元に脚本の初稿を書き始めたとき、必ずプロットの中身がスカスカだということに気づき、そんなプロットを書いた自分に腹立たしい思いをしながら作業することになる。長めの詳しいプロットを書いた場合でもこの状況はさして変わらない。

2018-11-10 12:05:59
尾崎将也(脚本家・映画監督) @ozakimasaya

@ryounyan3 後者です。プロットの文章やプロットに費やす時間では人物が真に動き出すまでに至らず、脚本を書き出して実際に動きやセリフを書いてみると、プロットでは突き詰め方が全然足りなかったと気づくという感じです。

2018-11-11 09:25:59
尾崎将也(脚本家・映画監督) @ozakimasaya

@Yiimc8yyR3nkFOn 4枚とは四百字で4枚でしょうか。それだと3~5分くらいです。15分なら20枚程度です。長さがどうよいうより、初めてならまずは脚本の基礎的な書き方の本を読むことをお勧めします。僕の「3年でプロになれる脚本術」は長期的にプロを目差す人向けなので違うと思います。

2018-11-12 12:48:45
尾崎将也(脚本家・映画監督) @ozakimasaya

@Yiimc8yyR3nkFOn 短い脚本の書き方についての本だと「一億人の超短編シナリオ実践添削教室」(柏田道夫)という本があります(僕は読んでいません)。

2018-11-12 12:51:19
尾崎将也(脚本家・映画監督) @ozakimasaya

ハリウッド映画は、さほど高い評価を受けないエンタメ作品でも、きちんとしたハリウッド的三幕構成で脚本が書かれているものが多い。中身が単純なので、作家性の強い傑作よりも分析しやすく、却って脚本の勉強には役立つことがある。特に初心者には。

2018-11-15 09:52:43
尾崎将也(脚本家・映画監督) @ozakimasaya

脚本の初心者が最初のうちに覚えないといけないのは「主人公」の概念。主人公とはそのドラマの中で一番主体的に意思を持って行動する人。そしてそのドラマの中で一番悩んだり困ったりする人。その主人公の存在によってストーリーが展開して行く。

2018-12-06 15:02:49
尾崎将也(脚本家・映画監督) @ozakimasaya

ストーリーを作る上で「知ってる」「知らない」の組み合わせは非常に重要。「主人公」「他の人物」「観客」の三者が知っているか、知らないかの組み合わせでストーリーは展開する。例えば主人公が不治の病だということを、恋人には隠しているが、観客は知っているとか。

2018-12-09 11:01:24
尾崎将也(脚本家・映画監督) @ozakimasaya

主人公が自分の病気を家族に告白し同時に観客も知るというのと、家族が医者から先に知らされるが(観客も知る)主人公は知らないというのでは全く別の話になる。知らなかったのをどこで知るかというタイミングもストーリーの重要な要素。

2018-12-09 11:08:40
尾崎将也(脚本家・映画監督) @ozakimasaya

なぜこのツイートをしたかと言うと、生徒が書くプロットでは、主人公、他者、観客の三者が同時に全部知ってしまい、「で、どうなる?」と先のストーリーを考えようとしても、手詰まりになってしまう・・・ということが多いと感じたから。

2018-12-09 11:38:31
尾崎将也(脚本家・映画監督) @ozakimasaya

自分の作品が周囲の生徒の作品より面白いという自信はありましたが、それがプロになれるレベルなのかは全くわかりませんでした。自分が落ちたコンクールの受賞作がさほど面白いと思えなかっ・・・ 続きは質問箱へ #peing #質問箱 peing.net/ja/qs/119887048

2018-12-27 09:46:58
尾崎将也(脚本家・映画監督) @ozakimasaya

映画「ゴースト」のラストで主人公が恋人に「愛してる」と言った時に起こる感動は、それを言えずに死んでしまったがやっと言えたというタイムラグによるもので、愛の本質とは関係ないと言うと生徒たちは「えー」と不満げ。一見味気ないようだが脚本を書くには感想や印象から構造の理解への転換が必要。

2018-12-20 11:36:34
尾崎将也(脚本家・映画監督) @ozakimasaya

脚本を書く手順に決まりはありませんので、ラストシーンや途中のシーンを先に書くのもありだと思います。何か書くことで連鎖的に別のことを思いつくこともあるので、何も書かないよりは何か・・・ 続きは質問箱へ #peing #質問箱 peing.net/ja/qs/119900520

2018-12-27 19:17:02
尾崎将也(脚本家・映画監督) @ozakimasaya

作品を書いた後、専門家から意見を聞いて書き直し、再び見てもらうという試行錯誤も重要なインプットです。それと映画を見て分析するような勉強をどう時間配分するかは、一概には言えません・・・ 続きは質問箱へ #peing #質問箱 peing.net/ja/qs/120057238

2018-12-30 10:11:26

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