『宮崎真・早野龍五論文があってもなくても伊達市民や我々に暮らしにはなんの影響もない』というのは間違いです(2019.1.16作成)

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Jun Makino @jun_makino

えーと、宮崎・早野論文があってもなくても伊達市民や我々の暮らしにはなんの影響もありません、といいはっている人々がいますが、もちろんそれは間違いです。理由は簡単で、この論文は放射線審議会の議論の資料になっているからです。

2019-01-15 23:54:43
Jun Makino @jun_makino

資料はこれ: nsr.go.jp/data/000246876… 142-2号:東京電力福島第一原子力発電所事故の教訓を踏まえた緊急時被ばく状況及び現存被ばく状況における放射線障害防止に係る技術的基準の策定の考え方について(案)

2019-01-15 23:54:46
Jun Makino @jun_makino

ここで議論されていることは資料タイトルの通り「東京電力福島第一原子力発電所事故の教訓を踏まえた緊急時被ばく状況及び現存被ばく状況における放射線障害防止に係る技術的基準」なわけです。

2019-01-15 23:54:49
Jun Makino @jun_makino

もうちょっと具体的には、8ページ「空間線量率と実効線量の関係の整理」 で、どれくらいまでの空間線量なら年間追加被ばく1mSv以下になるからもう何 もしなくていいと判断するか、の基準にしようとしているわけです。

2019-01-15 23:54:52
Jun Makino @jun_makino

要するに、空間線量率から実効線量への比例係数を少しでも小さくできればそれだけ除染の費用が圧縮できるし、そもそも除染には大した効果がないと書いてある論文があればそれにこしたことはないわけですが、宮崎・早野論文はまさにそのようなものです。

2019-01-15 23:54:55
Jun Makino @jun_makino

これは、伊達市民だけでなく日本国民全て、さらには ICRP の基準にも影響するなら世界の人類全てに影響する極めて重大な基準の策定にかかわるものである、といえるでしょう。それなのに、その係数を決める計算が全く信用できない、というのが現状です。

2019-01-15 23:54:58
Jun Makino @jun_makino

BGM はこちらで: youtube.com/watch?v=ohku6-… Sakura Saku(Demo) Rie ETO

2019-01-15 23:55:01
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Jun Makino @jun_makino

もちろん、この論文1つで決められるわけではなく、そのために同じような問題がある論文が量産される(といっても今のところ資料にのっているのは2本ですね)わけです。

2019-01-16 00:04:43

2019.1.19追加

内田 @uchida_kawasaki

【誤字訂正】 今月25日は岩波・科学の発売日(たぶん)であり、放射線審議会の開催日。 それらが終わってから論文の調査委員会を開くと。 放射線審議会を乗り切れば良いと? 意図的としか思えません。 twitter.com/YuriHiranuma/s…

2019-01-19 08:12:53
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

論文撤回ウォッチサイト "Retraction Watch”によると、宮崎早野論文の掲載誌JRPの出版元である英国物理学会(IOP)は、著者らの1月11日付けのメールに2月に事実関係を調べる委員会があると記述されており、対応に必要な情報を得るのに時間がかかると判断し、すぐにExpression of Concernを出した、と。 twitter.com/YuriHiranuma/s…

2019-01-19 05:48:56
まとめ 「正確な放射線情報のための科学者団(SARI)」関連まとめ(2017.4.8作成・随時更新予定) 関連 ・放射線の正しい知識を普及する会 SAMRAI ・史実を世界に発信する会 ・放射線の影響を科学的に検証する議員連盟 ・放射線の正しい知識を普及する会 (まだまだあります) 3993 pv 87 1 user 16