2019-01-17のまとめ

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Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

第2次安倍政権発足後、潜在成長率は少し上がりましたが、全要素生産性(TFP)は低下しています。潜在成長率が上がっているのは女性や高齢者の労働参加率の向上や外国人労働力の増加、設備投資を通じた資本ストップの増加が要因であり、TFP上昇率の低下を補っています。

2019-01-17 22:58:39
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

労働力不足が深刻化しているので、企業は労働力を節約して資本への代替を進めています。スーパーのセルフレジ導入がその典型で、労働生産性は上がるものの、必ずしもTFPの上昇にはなりません。

2019-01-17 22:58:40
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

労働力不足の中で資本装備率を高めて労働生産性を上げることには意味がありますが、投資は一定の収益率を稼ぐことが大前提ですので、TFPの上昇がなければ、資本装備率だけを引き上げて潜在成長率を高めることには限界があります。

2019-01-17 22:58:40
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

主要国の生産性(TFP)上昇率(世界経済危機前後) pic.twitter.com/0rKRDndnBc

2019-01-17 22:58:41
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Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

日本のTFP上昇率は世界経済危機以前、主要国の中でも低いといわれてきましたが、危機後は日本とドイツのTFP上昇率が最も高く、一方、イギリスやアメリカの生産性上昇率が落ちて、「長期停滞論」が盛んに議論されています。

2019-01-17 22:58:41
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

質の低いサービスを受け入れるのに必要な価格差(WTA:willingnesstoaccept) pic.twitter.com/h94JxRfof2

2019-01-17 22:58:41
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Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

(・д・)ホォー 誤解の1つとして、サービスは無料という日本人の消費者意識が、サービス産業の生産性向上を阻害しているという議論があります。しかし、客観的な統計からも、個人へのサーベイからも、

2019-01-17 22:58:42
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

日本人がサービスに対して支払い意思があり、少々高くても質の高いサービスに対価を支払う行動をとっていることは明らかなので、こうした議論は実態を反映していません。

2019-01-17 22:58:42
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

(。 ・ω・))フムフム AIやロボットのマクロ経済的インパクトは、相対価格、産業構造の変化に依存します。IT関連製造業のGDPシェアは、1973年を基準年とした実質値では2010年時点で42%を占めますが、需要が十分に増加しない限り、生産される財・サービスの相対価格は低下するため、

2019-01-17 22:58:43
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

名目値のシェアはピークの2000年で3.7%、2010年で2.7%と低下します。これは産業構造を展望するときにはかなり重要な点で、価格が下がった場合は寄与度が小さくなるという需要側の要素を考える必要があるのです。こうした効果を「ボーモル効果」といいます。

2019-01-17 22:58:43
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

医療や介護、余暇、娯楽の分野ではボーモル効果が出にくいです。価格が下がれば需要がかなり増える可能性があるこうした分野でAIやロボットが使われると、マクロ経済的なインパクトは大きくなります。

2019-01-17 22:58:43
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

AIやロボットによるサービスが人間によるサービスに比べてどのくらい安ければ選ぶかを尋ねた調査では、「3割程度」が平均的な回答でした。従って、第四次産業革命のマクロ的な効果を考えるときには、需要側の要因や産業構造の変化を十分考える必要があると思います。

2019-01-17 22:58:44
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

成長率を「加速」する効果は、女性と高齢者を合わせても年率+0.05%ポイント。

2019-01-17 22:58:45
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

潜在成長率を加速する量的な効果はかなり限られていることが分かります。これまでの経済成長戦略は60~64歳を数値目標のターゲットにしていますが、65歳以上の高齢者をターゲットにすべき時期になっていると思います。

2019-01-17 22:58:45
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

労働投入量の増加・労働力の質の向上の成長寄与度(年率) pic.twitter.com/wi1pmooUE0

2019-01-17 22:58:45
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Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

労働者の教育水準の上昇などを通じた労働力の質の向上は、これをほぼ相殺するように経済成長にプラス寄与。ただし、大学進学率の上昇が頭打ちになり、引退する大卒労働者も多くなっているため、労働者全体で見た平均学歴の向上が鈍化し、労働力の質の向上の成長寄与度は逓減。

2019-01-17 22:58:46
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

(´-ω-`)ウーム 教育水準を上げること、教育の質を高めることはイノベーションと並んで生産性を上げる重要な要素です。特に学校の質、教師の質が重要であることは、ほぼ確立した実証的事実です。

2019-01-17 22:58:46
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

教育についてはいろいろな議論がありますが、私は教員の質を上げるためには処遇改善が決定的に重要だと考えています。

2019-01-17 22:58:46
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