学級目標の達成度について、自分自身と学級の雰囲気を同時に評価するようにすると、当初は自己と学級の評価に差が大きいが次第に差が小さくなってくる。これは集団と自己の関係性が成立していないことを示している。
2011-05-02 23:52:17自分自身も集団の一員であり、自分の一挙手一投足によって周囲が影響を受け、それが集団の雰囲気になって返ってくる。それが分かるようになると、自分自身と集団に対する評価は次第に近くなってくる。
2011-05-02 23:54:15全体の傾向としてはそうだが、集団に問題を見つけ、自分なりの行動を実際に起こすようになると、その実践の成否によって集団と自己の評価が決まるようになってくる。
2011-05-02 23:56:27それでも「うまくいけば自分のおかげ、うまくいかないのは周りのせい」というような無責任な関連ではなく、集団を改善するためにどうあればいいのかという思考から関連が生まれてくる。
2011-05-02 23:58:44集団に対する評価に比べ、自分自身に対する評価が極端に低い場合は周囲の助けを必要としているかもしれない。それは自己肯定感が低下している状態を示している。
2011-05-03 00:00:30学級目標を自分たちでつくり、その達成に向けて実践したことのない子どもたちは「自分には集団を変える力はない」と思っている。もしかしたら、集団どころか身近な人間関係でさえ、変えられないと思っているかもしれない。
2011-05-03 00:03:05しかし、ひとつの目標に向かって、みんなで考えながら力を合わせていく実践活動を繰り返すことで、子どもたちは自分たちのちょっとした一言、ちょっとした態度の変化が、友達を「安心させたり」「悲しませたり」とても大きな影響を与えていることに気づく。
2011-05-03 00:05:29今、多くの大人がリーダーたちに対して否定的な感情を示しながらも、具体的な行動を取れないでいる。それは「自分は自分の属する集団をよりよくする力がある」というような実践の体験が圧倒的に不足しているからではないだろうか?
2011-05-03 00:10:11