2019-01-21のまとめ
中国の主要な輸出品の一つである携帯電話(含むスマートフォン)についても、近年では特にベトナムの輸出の伸びが著しい(図表2)。背景には、韓国の大手通信機器メーカーのサムスンが、ベトナムに大規模な生産拠点を設立したことがある。
2019-01-21 00:40:27アジア諸国のインフラ充実度ランキング・スコア pic.twitter.com/F65R2xIN0W
2019-01-21 00:40:27ここでいうインフラの充実度とは、輸送インフラの質と量、発送電・水道の質と量を数値化し、順位付けしたものである。これによると、中国のインフラ設備はASEAN諸国を概ね上回る水準で推移している。もっとも、中国政府は、
2019-01-21 00:40:282009年の「4兆元の景気対策」による急速なインフラ開発投資を行なって以降、債務拡大に起因する金融リスクを抑制するために、今後は大規模なインフラ開発投資を控える見込みであり、今後インフラ整備が一段と進む展開は見込み難い。
2019-01-21 00:40:28IMFによると、ASEAN諸国やインドのインフラ基盤(公的資本ストック)は、2015年時点で1990年当時の中国と同程度と見積もられている
2019-01-21 00:40:29中国については、前述した賃金の上昇に加え、生産年齢人口の頭打ちなどから、低賃金を武器に外資を呼び込み、輸出を拡大するという従来型の成長モデルは限界を迎えつつある。2016年は労働投入による成長への寄与が2008年以来のマイナスとなった(図表5)。
2019-01-21 00:40:30資本投入についても、足元では過剰生産能力が問題視され、不良債権の拡大が金融リスクに結びつきやすい状況であることを踏まえると、今後とも継続的に増加させられる状況にはないとみられる。
2019-01-21 00:40:30世界イノベーション指数(世界ランキングと項目別スコア) pic.twitter.com/efFYBysy96
2019-01-21 00:40:30中国のイノベーション・ランキングは世界17位と、韓国、日本、香港などの先進国に肉迫している(図表6)。項目別では、法制度や人的資本、インフラなどの環境面では先進国に劣後しているものの、
2019-01-21 00:40:31事業とイノベーションの親和性や、ハイテク製品の製造、創造的な製品の創出など、イノベーションの実行面では先進諸国を上回っている
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