チョン・ユジョン『種の起源』(早川書房)、イ・ドゥオン『あの子はもういない』(文藝春秋)、韓国ミステリ続々刊行

華文ミステリ(=中国語圏ミステリ)の流行は、さらに地域を拡大して東アジアミステリブーム、さらにアジア全体のミステリブームとなっていくのか?
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白水社、アンソロジー『ヒョンナムオッパへ』(2019年2月20日発売予定)

  • 訳:斎藤真理子
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

2019年の韓国ミステリ 1月 金来成(キム・ネソン)『白仮面』、イ・ジョンミョン『星をかすめる風』 2月 チョン・ユジョン『種の起源』、イ・ドゥオン『あの子はもういない』、アンソロジー『ヒョンナムオッパへ 韓国フェミニズム小説集』(ミステリやSFも収録とのこと) amazon.co.jp/dp/4560096813

2019-01-19 23:53:47
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

チョ・ナムジュ、ク・ビョンモら女性作家7人による短編アンソロジー『ヒョンナムオッパへ』(斎藤真理子訳、白水社、2019年2月予定)はサスペンスやSF、ファンタジーなど多様なジャンルの作品を収録し、韓国の女性が何に憤っているかがこれで分かるという。原書→ aladin.co.kr/shop/wproduct.…

2018-12-17 00:40:36
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

「『82年生まれ、キム・ジヨン』の著者による表題作ほか、ミステリーやSFなど多彩な形で表現された7名の若手実力派女性作家の短篇集。」 白水社のアンソロジー、チョ・ナムジュ、チェ・ウニョンほか『ヒョンナムオッパへ 韓国フェミニズム小説集』(斎藤真理子訳)。 hakusuisha.co.jp/book/b432181.h…

2019-01-19 23:57:34
斎藤真理子 @marikarikari

『ヒョンナムオッパへ』(白水社2月20日発売予定)の目次紹介 ・ヒョンナムオッパへ チョ・ナムジュ ・あなたの平和 チェ・ウニョン ・更年 キム・イソル ・すべてを元の位置へ チェ・ジョンファ ・異邦人 ソン・ボミ ・ハルピュイアと祭りの夜 ク・ビョンモ ・火星の子 キム・ソンジュン

2019-01-23 13:59:19

「韓国のヘニング・マンケル」

Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

エドガー賞じゃなくドイツの話。韓国ミステリ、キム・オンス『設計者』(邦訳2013年、 @CUON_CUON )のドイツ語版 amazon.de/dp/3958902324 が2018年11月に刊行されたが、ドイツ語圏のミステリ評論家が選出する毎月のランキングで、2019年1月の2位に。(ついさっき知った) deutschlandfunkkultur.de/krimibestenlis…

2019-01-22 23:31:38
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

ドイツ語版が大人気となっている韓国ミステリ、キム・オンス『設計者』(邦訳2013年、 @CUON_CUON )、確か日本で刊行されたときは、年間ミステリランキングの投票で郷原宏氏だけが投票していたはず。このドイツのミステリランキングについてはこちらもご参照ください→ togetter.com/li/1281929

2019-01-22 23:34:44
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

「韓国のヘニング・マンケル」という売り文句で、キム・オンス『設計者』の版権が欧米で高く売れている、という話は2018年3月のガーディアン紙に載っていましたね。「北欧ノワールの次は韓国スリラーだ」みたいな記事。 theguardian.com/books/2018/mar…

2019-01-22 23:40:52
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

このガーディアン紙の「北欧ノワールの次は韓国スリラーだ」みたいな記事で紹介されている「You-jeong Jeong」は、「韓国のスティーヴン・キング」ことチョン・ユジョンのこと hayakawa-online.co.jp/shop/shopdetai… 。「JM Lee」は先日『星をかすめる風』 amazon.co.jp/dp/484601777X が出たイ・ジョンミョンのこと。

2019-01-23 00:00:40
K-BOOK振興会 @KBOOKshinkoukai

「2018年、版権の仲介を務めた作品の紹介」をアップしました。当会は、日本で韓国書籍の翻訳・出版を計画中の出版社に、書籍の情報の提供および版権の仲介や翻訳者の紹介などのお手伝いをしています。お気軽にお問い合わせください。k-bungaku.com/news/20181228/ pic.twitter.com/FGjYb7BfIg

2018-12-29 11:26:35
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韓国ジャンル小説愛好家、藤原友代さんの「翻訳ミステリー大賞シンジケート」での隔月連載

リンク 翻訳ミステリー大賞シンジケート 新連載第1回 韓国ジャンル小説ワールドへようこそ(執筆者・藤原友代) | 翻訳ミステリー大賞シンジケート みなさま、お初にお目にかかります。この度、ひょんなことからお声がけいただきノコノコやってまいりました、北海道在住、「韓国(ジャンル)小説愛好家ときどき翻訳者」の藤原(フジハラ)と申します。これから韓国のミステリー書籍、ミステリー事情、ジャンル小説情報など、いろいろご紹介できればと思っています。 いきなり宣伝じみてしまいますが、先日、韓国発ゾンビ映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』(以下『新感染』)のノベライズ版の翻訳を担当させていただきました。手短に内容を紹介いたしますと、ゾンビ映画に分類される『新 13
リンク 翻訳ミステリー大賞シンジケート 第2回 カルト宗教in京城(執筆者・藤原友代) | 翻訳ミステリー大賞シンジケート お久しぶりです。再びやって参りました、韓国ジャンル小説愛好家のフジハラです。本日も韓国ジャンル小説談議に少々お付き合いいただければ幸いです(ジャンル小説ではない書籍も登場しますが)。 今回はまず、前回ちらりとご紹介しました韓国のミステリー雑誌『ミステリア13号』(2017年7月発行)から、創刊2周年を記念して組まれた京城特集をのぞいてみようと思います。 京城について、また当時発表された推理小説に関しては、すでにこちらのサイトでもたいへん詳しく紹介されており(「韓国ミステリ事情」その1・その2・その3、「 12
リンク 翻訳ミステリー大賞シンジケート 第3回 終末論系ミステリー(執筆者・藤原友代) | 翻訳ミステリー大賞シンジケート みなさま、こんにちは。再びやって参りました、韓国ジャンル小説愛好家のフジハラです。 前回は、韓国のミステリー雑誌『ミステリア』13号で組まれた京城特集のざっくりとしたご紹介と、植民地朝鮮を震撼させたカルト宗教団体「白白教」をモチーフとしたト・ジンギの長編小説『ユダの星』をご紹介しました。 今回はもう一つ、比較的最近の韓国で世間を騒がせたカルト宗教騒動、「携挙騒動」をご紹介しようと思います。 携挙(ラプチャー)を扱った米国の人気小説『レフトビハインド』シリーズが日本でも翻訳出版、電子書籍化されていることも 12
リンク 翻訳ミステリー大賞シンジケート 第4回 「非ジャンル小説」系文学賞受賞作家によるジャンル小説的作品(執筆者・藤原友代) | 翻訳ミステリー大賞シンジケート みなさま、こんにちは。ふたたびやってまいりました、韓国ジャンル小説愛好家のフジハラです。 『殺人者の記憶法』(キム・ヨンハ作/吉川凪訳,クオン)が第4回日本翻訳大賞を受賞したニュースは、皆さまの記憶にも新しいことと思います。第1回の『カステラ』(パク・ミンギュ作/ヒョン・ジェフン、斎藤真理子訳,クレイン)受賞に続き、韓国作品、二つ目の受賞! 韓国小説の邦訳出版も相次ぎ、日に日に膨れ上がるK文学の存在感! 韓国ジャンル小説のブレイクも目前! ……であることを信じ、本日のお題。『殺人者の記憶法』につきましては 8
リンク 翻訳ミステリー大賞シンジケート 第5回 韓国(ちょいグロ)ファンタジー(執筆者・藤原友代) | 翻訳ミステリー大賞シンジケート みなさま、こんにちは。再びやって参りました、韓国ジャンル小説愛好家のフジハラです。本日は、韓国ファンタジーの世界を少々ご紹介しようと思います。ミステリーではなくてすみません。 韓国ファンタジーといえば! (たぶん)おなじみ、『ドラゴンラージャ』(訳/ホン・カズミ,岩崎書店)! 作者のイ・ヨンドは、韓国におけるファンタジーブームの火付け役、韓国ファンタジーの祖と呼ばれ、もはや神的存在。オンライン小説として発表された『ドラゴンラージャ』は漫画やゲーム、ラジオドラマの素材としてはもちろん、教科書や模試にも用いら 1
リンク 翻訳ミステリー大賞シンジケート 第6回 夏は韓国ミステリー(執筆者・藤原友代) | 翻訳ミステリー大賞シンジケート この夏は、誠におもしろそうな韓国ミステリーが続々と出版されています。……が悲しいことに、ここのところとんでもなく時間ビンボーで、ちっとも読めていない韓国ジャンル小説愛好家のフジハラです……。 さて、韓国の夏といえば! 「夏の推理小説学校」! 1988年に韓国推理作家協会の主催で始まり、今年で31回目を迎えることとなった「夏の推理小説学校」。今回は8月18~19日、ソウルから少々離れた古汗(コハン)邑(ウプ)(邑=町)という町で開催されました。この古汗、かつては炭坑の町としてにぎわった地域で、近郊にはソン・ 2
リンク 翻訳ミステリー大賞シンジケート 第7回 韓国ミステリーの女神たち(執筆者・藤原友代) | 翻訳ミステリー大賞シンジケート みなさま、こんにちは。大好きな作家たちの新刊発売が相次ぎ、はふはふしながら積読本消費に精を出してる韓国ジャンル小説愛好家のフジハラです。おかげさまで、不定期連載開始から1年が経ちました。こうして韓国ジャンル小説を紹介できる場を提供していただけますことに、心より感謝申し上げます。今後とも、どうぞよろしくお願いいたしします。 さて、今回の主役は旬の女流ミステリー作家さん、2名。 【写真上:『黒犬がやってくる』】 一人目は、ご存じの方も多数いらっしゃるのではないでしょうか。『ミステリマガジン』2012年2月号に 16
リンク 翻訳ミステリー大賞シンジケート 第8回 児童書ミステリー(執筆者:藤原友代) | 翻訳ミステリー大賞シンジケート みなさま、あけましておめでとうございます。韓国ジャンル小説愛好家のフジハラです。本年もミステリーをはじめ、SF、ホラー、ゾンビモノなど、韓国ジャンル小説を幅広く紹介できればと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。 さて、今年初の当コーナーは吉報から。 2014年に『金来成探偵小説選』『魔人』(いずれも祖田律男訳、論創社)が出版されてから4年半ぶりに韓国推理小説の父、金来成先生の邦訳本、『白仮面』(祖田律男訳、論創社)が登場! こんなブキミな表紙ですが、こちらは1937年、月刊『少年』で連載された 10

さらに西アジアのミステリも

Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

集英社の隠し玉にイスラエルの作品がある。華文ミステリブームは東アジア、さらに西アジアまで広がっていくのか……? ヨアブ・ブルーム(Yoav Blum)『偶然仕掛け人』。2019年3月予定。Ira Moskowitzによる英訳版『The Coincidence Makers』からの重訳か? ヘブライ語原題は מצרפי המקרים 。

2018-12-17 01:37:56
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

外文リーガーの配布資料より。 ただこのヨアブ・ブルーム(Yoav Blum)『偶然仕掛け人』(מצרפי המקרים)、英訳版のレビューには「Part thriller, part mystery, part love story」 amazon.com/dp/B074SW2ZNT とあり、配布資料ではスペキュラティブ・ファンタジーとされている。一体どんな作品なんだ。

2018-12-17 01:44:23
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