【センター試験】吉田先生、今年もセンター物理と戦う
今年もセンター物理を厳しく監視する姿勢を表明。
予め宣言しておきます。今年の(来年も)センター試験は重箱の隅をつつくつもりで問題を精査します。新共通テストに向けた悪い兆しを見つけたら即座に指摘の声を挙げます。悪い芽は早く摘んでおく必要があります。
2019-01-12 13:37:42初見では、それほど問題ないと思ったようです。
しかしフォロワーのtweetを見て、問題の瑕疵に気がついた模様。
「差し引き」とか「正味の」の一文があったほうが親切だね。わざとこのままにしたのかな。 pic.twitter.com/sMVGQJvAl6
2019-01-22 00:17:34数研出版の教科書も「正味の」などの表現は使っていないんだな。まさか,センター試験の作問者も教科書を模範にして作問しているのではないだろうな。
2019-01-22 23:20:51「仕事の量」と言えば正だろうが負だろうが、全てを足し上げたもののことを言うのだと思いますが、吉田先生は「そうではない」というご意見のようです。
その後に熱効率を計算するならば「した仕事の総和」を「正味の仕事」の意味に解するのが自然だけどセンター試験の問題はそうでないのでダメだね。しかも別の意味に解釈した場合の選択肢も存在している。
2019-01-23 11:23:39新共通テストの試行調査が始まった頃から,試行調査の問題もセンター試験の問題も,少なくとも物理に関しては質が低くなっている。 学位を持っている人達が作っているのだろうけど,とてもそうとは思えない設問が混ざっている。
2019-01-23 22:14:43新共通テストの試行調査が始まった頃から,試行調査の問題もセンター試験の問題も,少なくとも物理に関しては質が低くなっている。 学位を持っている人達が作っているのだろうけど,とてもそうとは思えない設問が混ざっている。
2019-01-23 22:14:432018年度の戦いを思い出して、義憤に駆られているようです。
2018年度の戦い
現在の数学Aで期待値を扱わなくしたのは,その時点で数学Bの統計を必修にすることが予定されていたからなのかな。そして,昨年のセンター物理のサイコロの問題はそれを先取りした勇み足だったのかな。いずれにしても選択科目だし,日本語の表現もマズかったから出題ミスだけど。
2019-01-23 22:49:28@y__hiroyuki 熱力学の心が理解できている熟練生(そういうレベルの先生に教わった生徒)なら、質問の意図を汲んで何も迷わないと思いますが、センター試験は、「差し引き」あるいは「正味の」と言われたら正確に答えることができる大半の生徒に照準をあてるべきですね。
2019-01-23 17:31:32@y__hiroyuki 「負の仕事」という概念は力学でも使われていて、位置エネルギーの定義の時も「正味の仕事」というような言い方はせずに使っていますから、ここはサイクルで外にする仕事という意味で用語としては問題ないと思います。ただ、そこまで熟達している生徒が何割くらいいるかが問題だと思います。
2019-01-24 09:31:21@dont883 はい。勿論,仕事に符号を付けて向きを区別するのは当然ですが,入試では「気体が外部からされた仕事は負の値で表す」などの但書を付けることが通常だと思います。また,「気体がした仕事」ではなく「気体が外部にした仕事」としているので,却って本当に「外部した仕事」のみと読めるように思います。
2019-01-24 09:39:13@y__hiroyuki 大学の熱力学でも、物質の状態を考察の対象にする物理化学では、「外から受ける仕事」を正に、熱機関など熱工学では「外にする仕事」を正にとるのが適切ですから、変数や用語に神経を使います。おっしゃる通り、入試ではそいいう丁寧さが必要ということは同感です。なお、力学の位置エネルギー(続)
2019-01-24 09:59:24@y__hiroyuki の教科書記述を見直していたら、「点Aから基準点まで保存力がする仕事」として定義されていました(数研出版)。これで高校生には混乱が生じないのですかね。旧課程の教科書では「保存力に抗して基準点から移動させるのに要する仕事」のような(大学風の)書き方になっています。
2019-01-24 10:05:26@dont883 私自信は位置エネルギーの定義を「保存力に抗して基準点から移動させるのに要する仕事」と紹介しています。数研出版の教科書は所々に独自の見解での記述があるように思います。
2019-01-24 10:07:35状態の与え方についても不備を指摘。
たしかに、Cの状態の体積や密度については図だけを参照しろというのは少し不親切かも知れませんね。