- yumiharizuki12
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実はこの国際通貨研究所のグラフも、ジワジワ来ている。 iima.or.jp/Docs/ppp/doll_… pic.twitter.com/0QvWIsIp8q
2019-01-30 16:14:04なぜジワるかと言うと、吉川先生のAER論文を思い起こすから。これは御本人の会心作であり、1997年にMackinon-大野の「円高シンドローム」本が出た時に、この論文をベースに厳しく批判したからである。 jstor.org/stable/pdf/200… pic.twitter.com/mZkNjZbgrg
2019-01-30 20:16:02マキノン=大野は、政治的に決まった1985年プラザ合意から1997年までの強烈な円高が、「失われた90年代」を招いたと主張したのに対し、吉川先生は、為替レートは貿易財の長期的な購買力平価によって決まる、と批判したのである。確かに1985-1997年頃のドル・レートはほぼ輸出物価平価に沿っている。
2019-01-30 20:24:08ところが、長期的に見ると、為替レートは輸出物価で決まる下限と消費者物価で決まる上限の間を動いている。つまり吉川氏は、下限への一時的な膠着を一般理論として主張していたように見える。
2019-01-30 20:28:23さてここで私の霊感仮説ですが(w)、実際レートがこの上限と下限の間で動いてる間は持続的なインフレ、デフレは起こらないのではないか。例えばニクソンショックの前は1ドル=360円が長く続き、当時の消費者物価平価を上回っていたので、1970年代半ばまで安定的なインフレが続いたのではないか。
2019-01-30 20:32:02日銀の異次元緩和がはかばかしいインフレをもたらさないのも、実際レートが消費者物価平価を上回らないから、インフレが起こらないのではないか、というのが私の霊感仮説ですw
2019-01-30 20:34:34この仮説も苦しいところがあって、例えば日本がある程度持続的なデフレに陥ったのは1997年以降、つまり「円高シンドローム」が終わり実際レートが輸出物価平価(下限)を離れてからである。とはいえ、実際レートが消費者物価平価(上限)を抜けばインフレになるのではw (やれとは言っていない)
2019-01-30 20:41:59