A3＋2018：至

𝕞𝕖𝕞𝕒𝕚 @memai_com

至 #A3プラス 「おはようございます」『あ、おはようございます』正面のデスクのイケメン、茅ヶ崎さん。「…ふっ」突然吹き出した彼に首を傾げれば、小さく耳の辺りを指した。「(ね・ぐ・せ？)」『え』口パクで伝えられた言葉に慌てて鏡を取り出せば、耳の辺りで少し跳ねている髪。『直してきますっ』

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至 #A3プラス 『サメ肉のフィッシュ&チップス』「結構チャレンジャーなところあるよね、お前」水族館のレストランでメニューを見ながら呟いた私に苦笑しつつも、記念にと一緒食べてくれた。『魚にしてはボリューミー』「ん、確かに食べ応えあるし…ゲーム中に良さそう」『そんな簡単に手に入んないよ』

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至 #A3プラス 『至、重い』ソファの上で私に寄りかかって思いっきり体重かけてくる彼は、スマホの画面から目を離さずに空返事。「んー」『んーじゃなくて…いつもこんなに近くないでしょ』「だって今日いい匂いするから」『…ボディクリームかな』「この匂いスキ」『分かったから離れて』「嫌でーす」

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至さんとは旅館に泊まって温泉満喫したい。各々女湯・男湯に入ってのんびりする。夜は美味しいご飯食べた後に広縁(旅館の窓辺のあのスペース)で缶ビールとか飲みながらいつもよりたくさん仕事とか劇団とかの話して二人でけらけら笑って、くっつけて敷かれた布団にまた笑いながらくっついて寝るといい

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至くんと二人、だらーっとソファに座りながら『連休終わっちゃうねー』「ねー」って話がしたい

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至 #A3プラス 『至くん変わったよね』「えっ」私の言葉にぽかんとした彼が一気に動揺を見せた。「…もしかして俺これからフラれる感じ？」『え！？違うよ！かっこよくなったなって！』「まじか…焦った…」両手で顔を覆って後ろに倒れこむから、慌てて謝った。『今も変わらず好きだよ』「俺も好き…」

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至 #A3プラス 『はー…』「何のため息？」カチャカチャとコントローラーを握って画面から目を離さない至が、珍しく反応してくれた。『明日から仕事で…』「えっ、まじか」『どうかした？』「いや、初詣行ってないなと思って」『一緒に行ってくれるの！？』「…まぁ、年末年始どこも行けなかったし？」