平成30年(わ)第1451号 横領「前代未聞！カーシェア借りパク転売！の裁判」

カーシェアマニア @carsharemania

平成30年（わ）第1451号 横領 ▪️開廷 被告人、名前・本籍・住所・職業を聞かれる。名前〇〇〇〇、本籍〇〇県〇〇町〇〇、住所千葉県〇〇町〇〇。 当時は無職、現在の職業は建設業会〇〇の社員。 裁判長「被告には黙秘権があります。答えたくないことは答えなくて良いです」

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▪️検察起訴事実 平成30年5月2日府中市のオカ〇〇〇〇〇〇さんが所有する、ベルファイア499万円相当を持ち主に無断で、中古車販売会社日本オート〇〇〇〇株式会社に、350万円で売却した、横領罪による起訴。

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とりあえず裁判に行ったら、こういう絵を描くでしょ。絵が下手でごめんなさい。 pic.twitter.com/iJZUJT4hHX

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▪️犯行の経緯 5月1日、被告人はゴールデンウイークに旅行で利用するため、インターネットの個人間カーシェアリングサイトのアプリを通じて（サービス名は述べられず）、被害者が所有する車を見つけ連絡した。

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その際に被告人はクレジットカードを所有しておらずシステムを利用できないため、システムを通じない取引を申し込んだ。 5月2日から8日までのレンタル料12万円と預金50万円、金額が高額であるため所有者かどうか確認する理由で、印鑑証明書を契約時に受け取ることを相談して決め、契約書を作成した。

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5月2日、被告人は約束の62万円のうち19万円しか準備できなかった。被害者と相談して43万円を翌日振り込むと約束した上で、車を受け取った。 5月3日、お金を準備することはできず、振込はできなかった。またゴールデンウイークの旅行の計画はキャンセルになり、車は近場で利用した。

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5月4日、被告人はお金を準備できなかったことで、大金が手に入るのじゃないかと思いつき、車を売ることに決めた。過去に車の売却の経験もありインターネットで詳細な方法を調べた。契約時に受け取った印鑑証明書から似た印鑑を作成と譲渡証明や委任状などを偽装した。

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5月4日の部分がわかりにくかったので追記。 5月4日、被告人は約束のお金を準備できなかった。また、普段からお金に困っていたため（※意訳）、借りている車を売れば大金を手に入れることができるのではと思いつき、いろいろ考えたのちに車を売ることに決め、実際に行動を始めた。

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5月8日、レンタルの終了日。被告人は、セブンイレブン〇〇店の駐車場で、中古車販売会社〇〇に車を350万円で売った。受け取ったお金のうち、43万円は被害者に振込した。

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5月9日以降、被害者の返却の催促に対し、事故って修理しているなどの理由で先延ばしした。得たお金は友人の借金返済、ギャンブル、風俗、遊びで2ヶ月で使い切った その後、被害者の弁護士から返却の催促があり、10万円だけ送金した。その後、逮捕された。

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■弁護側、会社社長の文章 本人は反省しており、被害者に謝罪文も渡しています。今は真面目に働いており、今後はきちんと弁償するつもりで、私も出来る限りサポートしていくつもりです。

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■弁護側、母親の証言 被告人とは一緒に住んでいて、優しくてなんでも話してくれる子です。警察の方が来たとき初めて事件のことがわかり、本人から聞きました。逮捕されて面会した時に、涙を流して反省していました。保釈されてから二度と犯罪を起こさないように出来る限り話とサポートしています。

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■弁護側、母親の証言② 弁償について、毎月すこしづつ払っていく計画です。毎月５万円振り込むように考えています。１月から払っていくことを被害者の方に言いましたが、まだ受け取ってもらえませんでした。

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■被告人の証言① 車はGWに使いたいので借りました。でも出かける用事がなくなったの近場で使いました。５月３日〜４日には金になるんじゃないかと思い、車を売ろうと思い始めました。売っても金を増やして戻せばいいと思っていました。でも、お金は友人への借金の返済と遊ぶために使いました。

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■被告人の証言① 契約に印鑑証明をもらっていました。４日にインターネットで調べたときに、売買には印鑑証明が必要と知りました。他にも今まで車を売った経験がありました。 逮捕されてから、謝罪文と５万円を持っていきましたが受け取ってもらえませんでした。今は働いていて毎月返すつもりです。

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■被告人の証言③ 今後は反省して働いて、お金を借りることは絶対にしません。キャバクラにも行きません。友達にさそわれても絶対に断ります。まじめにします。

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■検察側の質問 検察「車に気づかなかったのか？」 母「家に車を持ち帰ってないので気づきませんでした」（※実際１度しか持ち帰ってない） 検察「突然大金を得ておかしいと思わなかったか？」 母「気づきませんでした」 検察「被害者からの催促には気づかなかったのか？」 母「全く知りませんでした」

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■検察側の質問① 検察「面識がなかった人から車を借りたことがあるか？」 被告人「１度だけ」 検察「３日にどうやって４３万円を払うつもりだったか？」 被告人「あてもなく、考えてませんでした。１９万円だけ払えばいいと思ってました。」