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ゆかり「おとくんって一度寝ちゃうと余程のことがないと起きないわよね…ふふっ」 ゆかり「だからねぇ、お姉ちゃん少し考えたの…」 ゆかり「あの二人ね、あなたの事が好きみたい」 ゆかり「それで私に取り入ろうとしたり、餌にしたりしようとしたらしいんだけど…」
2019-02-23 01:13:39ゆかり「結果がこんなざまになるなんて、ははっ…ほんと、笑っちゃうわよね…」 弟「…」スー…スー… ゆかり「…だからこれは、仕方ないことなの」カチカチカチ… ゆかり「んっ…」スッ ピッ…ジワッー ゆかり「っ…、ぁ…」
2019-02-23 01:13:53ゆかり「あ、だめ…軽く切っただけなのに…」 ゆかり「あ、垂れちゃう…んっ…」ペロッ 弟「んぅ…」ピクッ ゆかり「…っ」ビクッ 弟「…zzZ」スー…スー… ゆかり「おき、てないわよね…?」
2019-02-23 01:14:11-翌朝- 弟「んっ…」ゴソッ 弟「ねむっ…」ムクリ 弟(昨日、色々あったせいであんまり眠れた気がしない) 弟(…中々寝付けれなかったけどいつ寝たんだっけ?) 弟「…」 弟「…顔、洗お」フワァ… ガチャ キィィ…パタン
2019-03-13 19:55:42トコトコ…ピタッ 弟「…」 弟「…」スッ 弟「…」 弟(いや、帰ってからにしよう…)スッ 弟(多分、昨日は姉さんも余裕がなかっただけで…)
2019-03-13 19:56:12“何もかもおとくんのせいよ…!” 弟「…」ズキッ 弟「ははっ…結構、堪えるなぁ…」 弟「…」 弟「そうだ、早く学校行く準備を…」 スタスタ… ゆかり「…」 〜〜〜
2019-03-13 19:56:36弟「…というわけで姉はしばらく学校には来れないと思います」 先生「そうか…あいつには辛い思いをさせてしまったな」 弟「先生が気に病むことはないですよ」 先生「それはそうだが私も…」 弟(じゃあなんで数ヶ月前から姉は嫌がらせを受けてたのに放置してたんだよ…)
2019-03-13 19:57:11先生「〜というわけだからお前からも説得を…」 弟「はい、そうですね、わかりました」 先生「あぁ、時間取らせてすまないな」 弟「いえ…では失礼します」ガララ ピシャン 弟「…」ハァ… ?「せんぱーい、ため息ついてたら幸せ逃げちゃいますよ?」
2019-03-13 19:57:26弟「…誰?」チラッ ?「あれれ?ご存知ありませんか?」 弟「?」 あかり「紲星あかり、と申し上げればなお先輩でもわかりますかね?」ニコリ 弟「紲星、あかり…?」 弟「え、じゃあまさかあんたが…」ジッ あかり「そんな怖い顔で睨まないで下さいよぉ」
2019-03-13 19:57:44あかり「それに本来ならゆかり先輩にとっては大事な存在…になりたかったのですがマヌケな人達せいでこちらも大迷惑ですよほんとに…」 あかり「あ、ちなみにゆかり先輩に手を出したゴミはもう処分しましたので安心ですよー?」 弟「…」ジトッ
2019-03-13 19:58:22あかり「あれー?あかり何か変なこと言ってますー?」 弟「元はと言えばあんたのせいで姉さんは…」 あかり「何か勘違いしていませんか?」 弟「勘違いって…何の話?」 あかり「なお先輩は片面しか見えていないんですよ」 弟「さっきから何をいって…」
2019-03-13 19:58:44あかり「ゆかり先輩は本当に被害者だったんでしょうか?」 あかり「確かに陰湿な行為はされていましたがなぜされていたのですか?」 あかり「それに事の発端はなんだったんでしょうか?」 弟「…それは」 あかり「知りませんよね?」
2019-03-13 19:59:01あかり「なお先輩はいつの間にか姉が嫌がらせを受けていた、ぐらいにしか認知してませんよね?」 あかり「それにあなたは姉についてどれだけ理解しているのですか?」 弟「家族だからだいたいの事は理解してるよ」 あかり「ふふっ…家族だから?本当に?」ピラッ 弟「なに、その写真?」
2019-03-13 19:59:23あかり「いえいえ、本当にゆかり先輩を理解しているのなら周知の事実だと思いますので見せても大丈夫かと思いまして」スッ 弟「…」スッ 弟「え、なに…これは?」 あかり「あれあれー?どうしましたか?」ニヤニヤ あかり「今どきやっている人はやっている行為ですよね?」
2019-03-13 19:59:39-結月家- ゆかり(夕方まで寝てたせいで今日は何も食べてないや…) ゆかり(そういえばおとくん…今日はだいぶ遅いけど何かあったのかしら?) ゆかり(それに昨日のこと、謝らなくちゃ…)
2019-03-13 20:00:14ゆかり(なんで私、おとくんに八つ当たりなんて…) ゆかり(それに気の迷いで深夜に部屋に忍び込んであんなことまで…) カチャカチャガチャ キィィ… ゆかり(あ、おとくん帰ってきちゃった…)
2019-03-13 20:00:29スタスタ… コンコン…キィィ 弟「姉さん、ただいま」 ゆかり「お、おかえり、なさい…おとくん」 弟「うん、ただいま…」 ゆかり(す、すぐ…すぐ昨日のこと、謝らなくちゃ…!)
2019-03-13 20:00:48ゆかり「あ、あのね、おとく…」 弟「ちょっと姉さんに聞きたい事があるんだけどさ」 ゆかり「え、ぁ…な、なぁに?」 弟「これ、見てほしいんだけど…」ピラッ ゆかり「えっ…」 弟「率直に聞かせてもらうけどさ」
2019-03-13 20:01:11弟「姉さん、援交…してたの?」 ゆかり「ち、ちが…これはいじめられてた子に無理やり…!」 ゆかり「た、ただその…怖くなって相手のおじさんが、お風呂いってる時に抜け出して…何もやって…ほんとに…」 弟「…ほんと?」 ゆかり「ほんと!ほんとに何もやってない…!」
2019-03-13 20:01:27弟「…」ジッ… ゆかり「だから、信じ、て…ください…」ブルブル 弟「…」 “ゆかり先輩は自分の事しか考えていませんよ?” “現にほら、あなたの腕のそれは何ですか?”
2019-03-13 20:02:00弟「…そっか、それに関しては何もなかったんだね」 ゆかり「うん、そうなの!うん…うん…!!」 弟「じゃあさ、これは…」スッ ゆかり「あっ…ぇ…」 弟「この手首の跡さ、顔洗ってる時に気づいちゃったんだけどね」
2019-03-13 20:02:39弟「なんで…僕の腕にもこんな事したの?」 ゆかり「それ、は…その…ぁの…」 弟「なに?」 ゆかり「ごめん、なさ…」 弟「…」ハァ… 弟「一応聞くけどさ…」 弟「別に悪気があったとか僕が嫌いだからこういう事したわけじゃないんだよね?」
2019-03-13 20:02:58ゆかり「…」コクン… 弟「そっか…」 ゆかり「それ、見てると…すごく安心するの…」 弟「そうなの?」 ゆかり「うん…」 ゆかり「おとくんにも、おんなじ場所に…切り傷があると…なんか、ね」
2019-03-13 20:03:19