"言ってしまえば、このシーン、ドラえもんでやる必要がまったくないのだ"

みなみちはや @ch1haya

感情の扱いがヘタシーンは続く。フロックが船長の名前がシルバーだと言ったシーンで全員が総立ちになって驚く。のび太は小説「宝島」と同じだという。なぜそこでそこまで驚くのかわからず観客は置いてきぼりだ。 pic.twitter.com/aLaqjoSfbp

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みなみちはや @ch1haya

いや、驚く理由がもしかしたらあるのかもしれない。たとえば「宝島」で描かれた「シルバー船長」がその時空海賊シルバーと同じだとしたらもうちょっと驚ける。でも最後まで見てもたしかそんな描写はなかった。あっても俺に気づかれてないなら、ポケットからタコだしてる暇などなかったはずだ。

みなみちはや @ch1haya

こういうところとてもいいので、そしてここから軽率な百合シーンが延々と続くので口半開きでお楽しみいただきたい、しかしこういう感情の扱いうまくしといてなんで全体的に重要なところはアレなの？ なんの病気？

みなみちはや @ch1haya

でこちらがしずかに似た少女セーラさんですけど、これどうやって間違えるの？？？？ って思いません？？？ 色盲？？？ pic.twitter.com/EEnoNoTpr7

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みなみちはや @ch1haya

遺伝子にほんやくコンニャク練り込まれてんのか？？？

みなみちはや @ch1haya

のび太くんが22世紀のスーパーロボットドラえもんを自慢するときの顔とジェスチャーです。 pic.twitter.com/neyClUvoG2

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言われた方のシラケ顔です pic.twitter.com/237x0xtYJI

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みなみちはや @ch1haya

アーーーーなんかもう物語の齟齬とかそういうのどーーーーでもよくなっちゃうなァー、ーーーーーーーーー、！ という百合シーン。 pic.twitter.com/cYxlL4tu9t

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みなみちはや @ch1haya

無防備に食べる様最高では？ しずかちゃんはですね、同性の友達がいないんですよ……だからのび太たちとつるんでるんですよ……クラスのはみ出し者(ノータリン、鼻持ちならない金持ちのチビ・暴力装置)たる彼らと……。今までずっと…… pic.twitter.com/zjMPEixK5H

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みなみちはや @ch1haya

さて目を逸らしていた海賊の存在に目を向けなくてはならなくなってきたわけです。こいつら一体なんなの。ということですね。なぜ近未来の街で、カリブ海海賊の衣装を着たり近未来スーツ着たりしながら、様々な時代の海で、金銀財宝を集めているのか。その理由が我々に開示されるべきですよね？

みなみちはや @ch1haya

まあそんな世界の危機はどうでもいいじゃないですか僕らには百合がある。そうでしょう？ pic.twitter.com/p0O0hGhKIY

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みなみちはや @ch1haya

しずかが連れ去られた地で同じ年頃の少女と今までしてこなかったような心の交流を経て、新しい世界を肌で感じる様よろしくないですか？ いままでの映画の中でも異世界の社会を見せる方法としてもなかなか秀逸。 pic.twitter.com/CCHsC2BKEt

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百合の終焉 pic.twitter.com/feXu9X8q5L

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みなみちはや @ch1haya

セーラ「母は五年前に死んでる」「（兄がハッキングして入った船の中枢にしずかを連れてきて）元々別の目的で作られた船を改造したらしい」「（恐竜から絶滅動物までの剥製が陳列された部屋で）遺伝子の保存がどうとかってお兄ちゃんは言ってた」（前述の奥の部屋に部屋いっぱいの財宝）

みなみちはや @ch1haya

セーラの情報から投影されてくるのは「様々な時代の生物の遺伝子情報をかきあつめて」「そのついでに金銀財宝（を含む各種貴金属資源）をかきあつめて」いることがこの時点で察せられるし、観客としては「まあそんなこっちゃないかとおもってたけどノアの方舟ね」という一応の落ち着きが見えるわけです

みなみちはや @ch1haya

セーラ「ねえしずか、ふたりでここに王国を作りましょう」(そんなことは言わない) pic.twitter.com/qjbSsPv2I5

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みなみちはや @ch1haya

タヌキロボいじり今作3回目か4回目かでいいかげんうんざりしてくる。 pic.twitter.com/jYW3f9R1ch

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みなみちはや @ch1haya

今作でおそらく2番目に茶番いい加減にしろと思わせる遭難のシーン。そもそも人が一人さらわれてるのに帆船で追う説明に納得がいかないのはすでに述べたが、ドラはこの時点でなんの制限も受けていないのだ。 pic.twitter.com/je3n6v4o71

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みなみちはや @ch1haya

岩礁に乗り上げて船がこわれたのはいいとして、四次元くずかごで排水するのも水手袋でバケツリレーするのはビジュアル的にかまわないが、そのまま嵐の中、小学生に生身で帆のコントロールをさせるのは、のび太たちに体育会系コミュニケーションを取らせるためのご都合茶番力学しか見えない

みなみちはや @ch1haya

言ってしまえば、このシーン、ドラえもんでやる必要がまったくないのだ。

みなみちはや @ch1haya

ドラえもんである必要性がない。むしろドラえもんであることが、この話を作ろうとしているやつにとって邪魔な要素になっているのだ。いや、ドラえもんではない「ドラえもん」と「俺の考えた少年冒険もの」と「ドラえもんだからSFぽいもの」が噛み合わず複雑骨折を起こしているのが今作ではないのか

みなみちはや @ch1haya

そんなわけで俺はこの意味のないシーンがクソきらいです。わざと無能化するドラえもん、キャラクターの背骨を抜き取られセリフをいわされる少年たち、この世で何よりも忌まわしい体育会系の茶番を、物語が敗北する瞬間をなにもドラえもんでみたくないんだ。

みなみちはや @ch1haya

日焼けの描写とかはねえ、いいんですよねえ pic.twitter.com/86NaDQG2T3

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みなみちはや @ch1haya

さらわれたしずかがひとりで今回の異世界の真実にせまり救出をもとめているのに。小道具とかお膳立ては整っているのに、ドラ一行がのんびりバカンスしている。道具を封印されているわけでもないのに。

みなみちはや @ch1haya

要は、ドラえもんという万能装置が封印されていないのがまずまずいんですよ。多分、この物語の最初にはあったはずなんですよ、ドラえもんの道具すべてでなくとも移動が封印されるなにがしかの展開が。