三鷹市議会議員半田伸明による三鷹市31年度予算の解説

半田伸明 @handa_nobuaki

三鷹市　三鷹市議会　31年度予算 176)教育費全般。やはりネットワーク系が気になる。川上郷は全くしょうがないなーという感じ。とはいえ、適応支援教室の件など理解できる新規事業もあり、教育費は合格としたい。今後は学校施設の長寿命化計画が最大の論点になるだろう。

半田伸明 @handa_nobuaki

三鷹市　三鷹市議会　31年度予算 177)公債費。343P。借金返済の元金が36億円台。新規借金と比較して「返す以上に借りない」ができている。私は予算審査は一番ここを重視している。このペースがやがて来る市庁舎建て替えまで順調に進むと良いのだが（一般会計終了）。

半田伸明 @handa_nobuaki

三鷹市　三鷹市議会　31年度予算 178)以上は一般会計。他にいくつかの特別会計がある。まずは国民健康保険事業特別会計。372P-416P。364P～。30年度より都単位化。会計の構造がガラリと変わっている。

半田伸明 @handa_nobuaki

三鷹市　三鷹市議会　31年度予算 179)国保の入口はまず保険給付費。373P参照。今回は110億となっている。これは三鷹市が国保連に支払うものだが、まず三鷹市が単独で推計する。この推計を東京都が保証するというのが大枠である。

半田伸明 @handa_nobuaki

三鷹市　三鷹市議会　31年度予算 180)国保。一方、東京都全体でこれだけかかるという推計があり、これを各市で割り振ることになる。この三鷹市分が59億。この59億を基本的には保険税で賄うのが原則。ところが保険税は36億。そこで足りない分を一般会計から繰り出すという構造になっている。

半田伸明 @handa_nobuaki

三鷹市　三鷹市議会　31年度予算 181)国保。今回は59億だが前年度は61億だった。つまり減になっている。これは初年度多く見積もったのではないかと考えることができる。都単位化の際、翌々年度に過不足を調整する形でスタートした。

半田伸明 @handa_nobuaki

三鷹市　三鷹市議会　31年度予算 182)国保。例えば30年度に三鷹市が東京都に多く払い過ぎていたのなら、32年度の三鷹市から都への納付金は減ることになる。逆に足りなかった場合が問題だが、30年度と31年度を比較すると31年度が納付金が減っているので、30年度は多く取られていたのかもしれない。

半田伸明 @handa_nobuaki

三鷹市　三鷹市議会　31年度予算 183)国保。都単位化2年目としてはまずまずだろう。国保会計は合格としたい。

半田伸明 @handa_nobuaki

三鷹市　三鷹市議会　31年度予算 184)国保の次は下水道。まず雨水と汚水の2つの概念に分かれる所からスタート。汚水は使用料で賄い、雨水は一般会計で見るというのが大原則。もっとも、処理場は実際は雨水も汚水も一緒に処理している。つまり理屈で分けるという次元の話。

半田伸明 @handa_nobuaki

三鷹市　三鷹市議会　31年度予算 185)下水道。雨水がある以上一般会計からの繰入はなくなることはない。 431P。使用料の調停見込額。前年度比3000万近くの減。下水道はやがて公営企業会計に移行する。そのため今回は途中で打ち切りというイメージになっている。それによる減とみてよい。

半田伸明 @handa_nobuaki

三鷹市　三鷹市議会　31年度予算 186)下水道。449P。流域下水道等処理依託費。前年度に比べて増えている。委託料は処理量の3年平均で見ている。ゲリラ豪雨などで雨水は増えている。結果、処理量が増える。つまり委託料が増えるという構造。

半田伸明 @handa_nobuaki

三鷹市　三鷹市議会　31年度予算 187)下水道。この委託料は定期的に請求書が三鷹市に届く。この数字をもとに伸び率を勘案することになっている。この増えた分のうち7割を汚水で見て（使用料）、3割を雨水（一般会計）で見るというルールがある。つまり一般会計からいくらというのは理論上の問題。

半田伸明 @handa_nobuaki

三鷹市　三鷹市議会　31年度予算 188)下水道。この7:3ルールがある以上、雨水が増えても一部は汚水で見る事態が発生することになる。しかしこれは実際に下水で使った人が負担するものではないから、ここにミスマッチが出てくる可能性が否定できない。

半田伸明 @handa_nobuaki

三鷹市　三鷹市議会　31年度予算 189)下水道。実際に一般会計からの繰り入れが増えているところを見ると、汚水の部分の赤字が拡大しているのではないかという解釈はそれはそれで成り立つ。このように使用料が適正か否かは算定がなかなか難しいが、実際は決算統計があるのである程度理屈は成り立つ。

半田伸明 @handa_nobuaki

三鷹市　三鷹市議会　31年度予算 190)下水道。公営企業会計に移ることにより、新たに減価償却の概念が発生するので、今後の全体像がどうなるかは蓋を開けないとわからない。とはいえ、公営企業会計を見据えて、その段階で赤字が明確になっていくからこの意味で使用料改定も視野に入ってくるだろう。

半田伸明 @handa_nobuaki

三鷹市　三鷹市議会　31年度予算 191)下水道。以上のように公営企業会計導入前として使用料のあり方を議論するのは現実的ではない。導入後を見据えて当面は様子見というところだろう。下水道会計は合格としたい。

半田伸明 @handa_nobuaki

三鷹市　三鷹市議会　31年度予算 192)下水道の次は介護サービス。466P-493P。けやき苑、どんぐり山、はなかいどうにつき特別会計を別途立てているもの。このうちどんぐり山は民間特養が新たに来ることにより廃止。

半田伸明 @handa_nobuaki

三鷹市　三鷹市議会　31年度予算 193)介護サービス。どんぐり山は行政財産としては廃止したが、普通財産としては残っている。閉鎖管理するわけではなく、今後どう活用するかがポイントになってくる。数字面では特段の変化なし。介護サービス会計も合格としたい。

半田伸明 @handa_nobuaki

三鷹市　三鷹市議会　31年度予算 194)介護サービスの次は介護保険。498P-543P。保険給付と地域支援の2つの柱がある。まず第七期介護保険事業計画を。 city.mitaka.tokyo.jp/c_pubcome/069/… 93P。標準給付費見込額。31年度は119億台となっている。次に95P。財源内訳がある。

半田伸明 @handa_nobuaki

三鷹市　三鷹市議会　31年度予算 195)介護保険。この標準見込額を財源内訳に従ってふり分ける。保険給付はこれでおしまい。この意味で計画にどういう数字を入れたかが大きなポイント。一方、地域支援分は計画より若干減っているが、これは執行状況を精査した結果の減。

半田伸明 @handa_nobuaki

三鷹市　三鷹市議会　31年度予算 196)介護保険。介護保険保険給付費準備基金繰入金。この基金取り崩しについては後に紹介する予算審査参考資料に詳しく出ている。今後の給付費の伸びを勘案し、いわば階段状に最初は少し、後は多く崩すという理解でよい。

半田伸明 @handa_nobuaki

三鷹市　三鷹市議会　31年度予算 197)介護保険。精査した結果の地域支援分の減は理解できるし、保険給付は先に書いたように善し悪しの問題ではない。基金取り崩しのあり方も理解できる。介護保険会計は合格としたい。とはいえ、計画は議決事項でないことが大きな問題ではある。

半田伸明 @handa_nobuaki

三鷹市　三鷹市議会　31年度予算 198)特別会計の最後は後期高齢者医療。548P-581P。まず571P。ここに広域連合負担金というのがある。これが連合から示される。ここが出発点。それを歳入で組んでいるというだけの話。それら以外は一般会計からの繰り入れで見るのがルール。すごく単純な会計。

半田伸明 @handa_nobuaki

三鷹市　三鷹市議会　31年度予算 199)以上が予算書だが、この他に予算審査参考資料がある。 drive.google.com/file/d/1ToSl7b… 補助金支出先や目的などかなり詳細な内容になっている。

半田伸明 @handa_nobuaki

三鷹市　三鷹市議会　31年度予算 200)以上が、三鷹市議会で審議される、三鷹市の平成31年度予算について、半田伸明からみた特徴点の紹介でした。最後までお読みいただき、ありがとうございました。