【R18】絶倫ペアの情交模様・ＥＰ１・運命的な邂逅

夢乃 @iamdreamers

向かい側の男子たちも、ぴりっと決めている。教育学部は、あたしたち工学部のある西区からは一番遠い、東区の端だから普段の彼らを知らないけれど、普段からこんな服装ではないだろう。さっき立った時に見たパンツはみんなアイロンをかけてあったし、シャツもぴしっとしている。 #twnovels

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ハンガーに掛けられたジャケットも、みんなそれなりの品、という感じ。こういう場所に出席するのに普段の外出着なんて、世の中にあたしくらいのものかな。ドアがノックされ、店員が注文した飲み物を持って来た。 #twnovels

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その店員がお辞儀をして部屋を後にするのと入れ替わりに、別の店員に案内されて、彼が部屋に入って来た。 「お、来た来た。奥の空いている椅子に座れよ。こいつが今日来られない奴の代役。俺の継弟だけどね」 瀬山くんの言葉を、あたしはほとんど聞いていなかった。 #twnovels

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入って来た彼の姿を、顔を見た瞬間、全身に電撃が走った。 じゅん。 男とキスすらしていない時に初めて、股間が疼いた。もう濡れているかもしれない。でも、そんなことは気にならない。あたしの視線は彼に釘付けになった。 「初めまして。鹿古下猛です」 彼の声が耳に刻み込まれた。 #twnovels

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指示された店には、六時を五分少々回ったところで辿り着いた。解りやすいところでよかった。地図アプリのお陰でもあるけれど。シックな雰囲気の洋風レストランで、高校生が一人で入るにはちょっと敷居が高い。高校生が、ではなく、ぼくが、かもしれないけれど。 #twnovels

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店内に足を踏み入れると、すぐに店員がやって来た。瀬山の名前を告げると奥へと案内される。継兄は個室を予約したらしい。気合いが入っている、のかな？　その個室からちょうど出て来た別の店員とすれ違い、ぼくは案内された部屋の中に入った。 #twnovels

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綺麗なお姉様たちと、格好良いお兄様たちが揃っている。ぼくはと言えば、外に出る時にいつも着ているポロシャツとデニムパンツという、あまりパッとしない服装。やっぱりちょっと、場違いじゃないかな、大学生のコンパに、高校に入ったばかりの餓鬼が混じるなんて。 #twnovels

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「お、来た来た。奥の空いている椅子に座れよ。こいつが今日来られない奴の代役。俺の継弟だけどね」 継兄の台詞に続けて、部屋の入口でぼくは頭を下げた。 「初めまして。鹿古下猛です」 頭を上げると、お姉様の一人と視線が合った。 どきん。 心臓が飛び跳ねた。 #twnovels

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他のお姉様たちに比べると飾り気のない服装、ほとんどすっぴんじゃないかと思えるのに綺麗な肌、無造作にポニーテールに束ねられたウェーブのかかった長い黒髪、少し潤んだようにぽくを見つめる黒い双眸。股間が疼いた。 #twnovels