2019年3月22日

TMI事故から40年で話題に|2017年論文「スリーマイル島核事故の影響を受けた患者の甲状腺がんにおける分子プロファイルの変化」(2019.3.22作成) #BRAF #PTC

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Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

Thyroid cancer study re-ignites debate over Three Mile Island accident’s health effects - papost.org/2019/03/15/thy…

2019-03-22 04:48:27
リンク PA Post Thyroid cancer study re-ignites debate over Three Mile Island accident’s health effects | PA Post The 2017 Penn State College of Medicine study found a certain type of thyroid cancer to be common to those who were near the nuclear plant during the accident. 252
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

Altered molecular profile in thyroid cancers from patients affected by the Three Mile Island nuclear accident (2017) onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.10…

2019-03-22 03:58:07
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

今年の3月28日はスリーマイル島原発事故から40年ということで、ペンシルバニア州立大学の2017年論文「スリーマイル島核事故の影響を受けた患者の甲状腺がんにおける分子プロファイルの変化」が話題になっている。 twitter.com/YuriHiranuma/s…

2019-03-22 07:25:24
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

放射線誘発性PTCでは、自然発生PTCと比べて点変異の頻度が低く遺伝子融合とCNAの頻度が高いという前提のもと、TMI事故後の甲状腺がんで同様の傾向がみられたら集団レベルでの放射線被ばくが示唆されると仮定し、PTC44例を有リスク群15例と対照群29例に分類して、BRAFとRET/PTCおよびCNAの頻度を比較。

2019-03-22 08:51:14
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

その結果、有リスク群と対照群では、BRAFV600E点変異がそれぞれ8人(53%)と24人(83%)、残りのBRAF陰性の12人では、RET/PTC遺伝子融合とSCNA(体細胞コピー数異常)が有リスク群でそれぞれ3人と2人(計33%)、対照群で3人と1人(計14%)と、有リスク群で点変異が低く、遺伝子融合が高かった。 pic.twitter.com/5bPQqmbguM

2019-03-22 08:51:14
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Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

ゆえに、自然発生PTCでみられていたであろう分子プロファイルに、TMI核事故による放射線被ばくによる変化がみられる、という結論。 ただ、有リスク群と対照群の分け方が謎。44例全例が、TMI核事故発生時に特定の地域の住民で、ペンシルバニア州にずっと居住し、ペンシルバニア州立大学病院で手術。 pic.twitter.com/qd2qVRI1FP

2019-03-22 08:51:15
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Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

その44例を、「放射線誘発性甲状腺がんの潜伏期間として知られている5〜17年」を基準として、1984〜1996年に発生したPTC15例を有リスク群、1984年より前と1996年より後に発生したPTC29例を対照群として分類している。 潜伏期間中の発症を放射線誘発性とみなさないにしても、書き方がまぎらわしい。

2019-03-22 08:51:15
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

論文では、1984〜1996年が "consistent with known latency periods of radiation-induced thyroid cancer"と書かれており、引用文献はVeigaらの2016年プール解析論文。潜伏期が5〜17年と特定されているわけじゃない。 (ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/P…) それに事故から17年後の発症も対照群に入るのが謎。

2019-03-22 08:51:15
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

事故後最初の5年間での発症を対照群とみなしたとして、有リスク群と対照群のサイズはどう変わるのだろう?

2019-03-22 08:51:16
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

また、事故当時時平均年齢は、有リスク群で28.1±18.0歳、対照群で24±15.4歳であり、実際の事故当時成人の数はよくわからないけど、対照群でRET/PTC陽性だった3人は、事故当時年齢が1歳、4歳、8歳であり、この3人がそもそも対照群に入っているべきかというのも疑問。 pic.twitter.com/n4puAPXY0t

2019-03-22 08:51:16
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Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

あと、そもそもの、「放射線誘発性PTCでは、自然発生PTCと比べて点変異の頻度が低く遺伝子融合とCNAの頻度が高い」という前提の引用文献は、文献番号10、12、13、16、19〜23となっている。 この中で実際に自然発生PTCデータと比較しているのは、21と23くらい。あとは、他文献に言及してる感じ。 pic.twitter.com/vJnM9WKaZ6

2019-03-22 08:51:17
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Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

ちなみに、21は onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.10… で、ベラルーシの小児 51人でのRET/PTC頻度をベラルーシの成人16人とドイツでの被ばく歴がない16人と比較。23は ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17186541 で、原爆被ばく者47人を被ばく群、被ばく線量0mGyか広島市内にいなかった人たち17人を非被ばく群としてBRAF頻度を比較。

2019-03-22 08:51:17
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

(BRAFもRET/PTCも年齢などに影響される可能性があると思うのだけど、この論文の被験者は診断時に成人してるみたいだから関係ないのかな?とか、放射線誘発性PTCと自然発生PTCで頻度が異なると言い切れるのかな?と思ったり。)

2019-03-22 08:54:54
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

Gerry Thomas "More recent papers however, have suggested that thereis no link between radiation exposure and RET rearrangements” researchgate.net/profile/Michae…

2019-03-23 16:32:58
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

Gerry Thomas “BRAF mutation in post-Chernobyl cases(aged under 18 at operation) is much lower, less than 10% (Powellet al., 2005), and does not appear to be significantly different from that observed in sporadic childhood thyroid papillary carcinoma"

2019-03-23 16:33:16

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コメント

内田 @uchida_kawasaki 2019年3月23日
関連ツイート、笹川バイブル関連まとめを追加しました。
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