古事記の最初に登場するのは「独神(単性の神)」。やがて男女の対偶神が現れ、その代表神であるイザナミ命はやがて黄泉の国に行ってしまう。それを追う、夫イザナギ。が、失敗。単性が両性になったことで自己は引き裂かれ、黄泉への神避りでその分裂は決定的になり、人は常に半身を求めるようになる。
2019-05-07 08:12:37しかし、それは母のないスサノオが妣(はは)を求めるのと同じ「徒ら」なる欲求。いかに「わけのわからない」作品にするかを模索中です(笑)。
2019-05-07 08:17:58今回の凱風館公演。前半に登場するのは現代人アダムとイブ。喋る言葉と字幕が違う。そして後半は古事記。前半と後半の糊代の部分の台本を藤原佳奈さんに依頼。でも、言葉に出さない(無言)台本になる可能性もある。わけわからないかもしれないけど面白いよ~。
2019-05-07 08:42:40安田さんの構想を聞いて、グロテスクなものになりそう、とワクワク。。 twitter.com/eutonie/status…
2019-05-07 09:26:217月の凱風館公演は『イザナギの冥界下り~引き裂かれた自己~』です。ノボルーザと宝塚チームとmizhen(台本)との共演。セリフは古事記(日本古語)、旧約聖書(ヘブライ語)、R.D.レイン(英語)、そしてオリジナル(藤原佳奈)。さてさて、どうなるか。
2019-05-07 08:08:50ヲノサトルさんとの打ち合わせ。ひとつは7月の凱風館公演の話。僕が概要を話したあと「面白いですね~」と言ってくださり、「で、音楽は僕にお任せでしょ。ダンスはダンサーの方にお任せで…」って話しているうちに、台本は藤原佳奈さんにお任せだし、ほとんど「お任せ」の作品だと判明。他人の褌!
2019-05-08 06:40:48ちなみにダンサーは、升田学さんと松下恵女さん。升田学さんは、針金アーティストとして瑞泉寺(京都:中川学さんのお寺)で当麻曼荼羅の写仏をされてます。以前は維新派にいたし…。ほんと「何者なんやねん」という人が周囲に多い。ヲノサトルさんだって音楽家と思ったら美大で映画の講座してるし…。
2019-05-08 06:44:42@masudamanabu @wonosatoru 演出家 @mizhen_f (藤原佳奈さん)の腕の見せどころ!そして、佳奈さんは学ちゃんも出演の凱風館公演でも脚本、演出で参加します。
2019-05-22 20:07:30【凱風館公演】『イザナギの冥界下り~引き裂かれた自己~』創世記(ヘブライ語)の朗誦から始まります。やがてアダム(現代人の服装:ダンサー)が登場。そしてエバ(イシャー:同)も登場。ちゃぶ台に向かってふたりで座りながら、踊りながら対話。発話と字幕がずれる。続)
2019-06-27 10:29:48承前)引き裂かれた自己としてのアダムとエバの発話は字幕と食い違う。引き裂かれた内面。発話は日本語。字幕は英語。字幕はレインの『好き? 好き? 大好き?』をアレンジしたもの。やがてエバが死に、引き裂かれた自己との永遠の別離となる。が、アダムは片割れの自己を求めて冥界に向かう。続)
2019-06-27 10:29:48承前)舞台に残るのはエバ。冥界の舞。やがてそれに重なるように『古事記』の冒頭の朗誦。しかし、字幕は『創世記』のアレンジ。ウマシアシカビヒコヂ神の舞の中、独神からやがて対偶神に。そして現れるイザナギ(能装束)とイザナミ(人形)。神婚儀礼のあとイザナミも神避りまして(続
2019-06-27 10:29:49承前)ここにも引き裂かれた自己が生じる。永遠の片割れを求め続ける「引き裂かれた自己」としての古代以来の人間。しかし、本当に人は引き裂かれているのか、引き裂かれた自己なんてあるのか…なんて、今回はかなり実験的な演目になります。お楽しみに~。
2019-06-27 10:29:497月28日に内田樹さんの凱風館で上演する『イザナギの冥界下り~引き裂かれた自己~』は後半はイザナギの冥界下りですが、前半はアダムとイシャー(エバ)の物語。アダムの動きは早く、エバの動きは静か。アダムの動きの時、ヘブライ語を10拍子で朗誦し、アダムは7拍子で歩く…ってプログレ?(笑)
2019-07-03 08:51:57『旧約聖書』の創世記では、6日目に「神は御自分にかたどって人を創造された…男と女に創造された」とあるけれども、7日の天地創造が終わったあとにも「土(アダマ)の塵で人(アダム)を形づくり」、その肋骨から女性を作ったとある。どっちが人類の創成なんだろう。そして女性は同時か後か…。
2019-07-03 09:09:3628日の凱風館での『イザナギの冥界下り〜引き裂かれた自己〜』のためにヘブライ語聖書の朗唱についての本を読んでいます。シラブルとセグメントによる規則性がある。こういうのは先生に付いた方がいいですね。でも、今回は時間がない。どこか教えてくれるところはあるのでしょうか。 pic.twitter.com/4GtFEmPJmn
2019-07-07 23:41:11凱風館で上演する『伊邪那岐の冥界下り~引き裂かれた自己~』。伊邪那岐が冥界に行くと、そこにはイシャー(エバ)がいます。冥界のモノとなった存在は日本語を話さず、ヘブライ語で話させたいと思い、イスラエル人の友人にその部分をヘブライ語にしてもらいました。僕は伊邪那岐なので日本語~(笑)
2019-07-09 18:57:05演奏します。7/28 (日) ● ミニ・レクチャー『古事記』について(講師:安田登) ● パフォーマンス『伊邪那岐の冥界下り~引き裂かれた自己~』 @凱風館(神戸)開場16:30/開演17:00 wonosatoru.com (申し訳ありませんがご観覧は「凱風館関係者とその友人まで」とさせていただきます)
2019-07-12 18:37:18いよいよ、2週間後! 楽しみにしています! twitter.com/wonosatoru/sta…
2019-07-13 18:10:32今年の凱風館公演は、前半が関西のダンサーが中心、後半が東京のノボルーザが中心。しかし、お互いに浸潤し合う。で、稽古もあっちに行ったり、こっちに行ったり。僕としてはかなり面白く仕上がりつつあるように感じています。万人受けするものではないけど、凱風館公演はその点、安心です。
2019-07-16 22:45:55