オッサンs動画⑧

千晶 @motochia66

《-冒険編……？-》 ラ「ふぁあ…、しまった……」 ザ「なんだのっけから気が抜けんな」 ラ「…いやあ、アイアンゴーレムトラップを最大限稼働させたいから、ログインして村に立ちっぱなしでそのまま寝たんだけどな…」 ザ「ああ」 ロ「聞く限りではトラップの正しい使い方では？」 ラ「…んー…、」

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ラ「寝てる間…8時間？で、少なくとも24日は過ぎてるわけだよ…」 ロ「うむ」 ザ「？」 ラ「豆乳の効果、100%リセットされてるじゃん…」 ロ「…ああ」 ラ「しかも、飲むと1ポイント上がるけど、飲み忘れると2ポイント下がるんだよなあ…」 ロ「それは…リセットされたろうな」 ザ「しょーがあるめェ」

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ラ「それって、今後もトラップ放置とかカマド放置とかができないってことだろ…」 ロ「…ああー…、確かにな」 ラ「…20分に一度豆乳を飲むシステムが欲しい…！！」 ロ「それは流石に…（笑）」 ザ「………、…なんか、そんなのあるんじゃないか？」 ラ「えっ、」 ロ「あるのか？」

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ラ「…MODとか？」 ザ「MODも探せばあるかも知らんが」 ラ「？？」 ザ「自動でPC上のポインタやボタンを操作するツールがあると聞いた気がする」 ラ「？？？なにそれ」 ロ「そんなものあるのか」 ラ「よく知ってるな？」 ザ「…、…あー、知り合いが、ゲーム？で使ってるとか言ってた」

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ラ「え、20分したら豆乳取って飲んで、また20分したら隣の豆乳取って飲んで、とかできるの…？」 ザ「…隣の豆乳…は、大分アナログだよなあ。…できるかね」 ラ「難しい？」 ザ「…いや、適当に調べとくわ。おら、動画動画」 ラ「…あ、そうか。よし、規約とかに引っかからなかったら導入するかもね」

千晶 @motochia66

ザ「…さて、ほらラディット、これ着ろこれ」 ラ「ほえ？…あ、ダイヤ装備？？」 ロ「これも装備しろ」 ラ「…盾と、ダイヤの剣」 ザ「防御的には中途半端な刀よりそっちのが良いだろ」 ラ「え、ダイヤのなんかそんなにあるのか？」 ザ「まあ、こんくらいはな」 ロ「ラデに何かあると困る」

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ラ「…？」 ザ「よし、行こう」 ラ「えっ、2人の装備」 ロ「うむ」 ラ「…鋼豆腐じゃん…！！」 ロ「そうだな」 ザ「お前さん見て分かるのか」 ラ「鉄でもダイヤでもないことは分かる…！」 ロ「防具は無くても構わないんだが、保険だ保険」 ザ「節約節約」 ラ「俺にダイヤ装備譲って…！？」

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ザ「きーきーうるせぇな、必要なとこに必要なもん使うのがそんなにおかしいかよ」 ラ「えっ、えっ、いや、だってだって…」 ロ「まあ防具などついでだ」 ザ「そうそ、切り込み隊長（×2）ナメんな」 ラ「ふぇ…」

千晶 @motochia66

ラ「ま、待って、待って、俺やっぱり味噌も醤油も着けずに行かれない…」 ザ「…ちっ、くすぐり足りなかったか」 ラ「だって、だって、あれ漬けてから絶対時間かかるもん…」 ロ「ラデ、よく聞け」 ロ「長距離離れたらどうせ拠点の時間は止まるから、今漬けてから出てもさほど変わらない」

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「至言」「いや、誰かザウルさんに突っ込んでよ」「それはロウソウアニキに譲るっス」「そういう意味ではない」「やめろお前らほんとに」 --- ザ「…こいつら……」 ラ「ふぇっふwww」 ロ「……俺も流石に辞退したい」 ザ「オレがフラれたみたいになるからやめろ！こっちこそ願い下げだ！」

千晶 @motochia66

--- ザ「オレ、斥候やって松明置くわ」 ロ「では殿（しんがり）は私が」 ラ「うっ…、お味噌…」 ザ「どんだけ味噌に未練があんだ、お前はーっ！」 ラ「うう、だって…」 ザ「あーもー、めんどくせぇ、ロウ、これ持ってけ」 ロ「持ってけと言われても」 ザ「強制移動でもなんでも」 ロ「…うむ」

千晶 @motochia66

ラ「えっ、えっ、ザウルは？？」 ロ「ラデ、向こうに大きな木が見える。ラデの探している大きなモミジじゃないか？」 ラ「ふぇっ？…あっ、ほんとだ、…えっ、行くのか？」 ロ「あいつは足が早いからすぐ来る」 ラ「ええ…？？」 ロ「モミジの他には鳥居を探したいと言ってたかな？」 ラ「…うん」

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ロ「それらしきものが無いか、見回しながら歩こう」 ラ「…うん」 ロ「見ろ、ラデ、高台だ。遠くまで見えるかな？」 ラ「えっ、うっ、どうやって登ったの…」 ロ「ん？…そうだな、少し待ってくれ…、…ほら、道を作った。こっちからおいで」 ラ「…？？…うん、…よいしょ…」

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ロ「…近くに鳥居は無さそうかな？」 ラ「うん」 ロ「しかし、モミジはよく見えるな」 ラ「うん」 ロ「…お、あれはなんだ？」 ラ「…うん？」 ロ「あの、海の向こうの赤い島だ。…私は初めて見るな…」 ラ「…？……キノコ？」 ロ「なるほど、キノコのように見えるな？…しかし随分大きい」

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ザ「………、………、あった」 ラ「なぁザウル、何やってんの？」 ザ「うるせェ、お前はキノコでも見とけ」 ラ「なんで怒るんだよぉ…」 ロ「まあ、キノコより先にモミジかな？…ラデ降りられるか？こっちだ」 ラ「それで、ロォはなんで状況理解してんの？やっぱり2人とも頭の中が繋がってんのか…？」

千晶 @motochia66

ロ「ラデは、私達の頭の中が繋がっている可能性があると思っていたのか…？（笑）」 ザ「御免だな、こんな朴念仁」 ロ「私は、ザウルほど頭が切れればどれほど良いかと思った事は多々あるがね（笑）」 ザ「ほんっとにお前はよぉ…！！」 ロ「…本当に頭が繋がってたら何故怒られているか分かるんだが」

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ザ「………、……あ゛ー……？」 ラ「ザウルから不穏な唸り声がする」 ロ「頭を使っている時のザウルは大体あんなものだろう？」 ラ「ええ、見たことない…」 ロ「そうか？」 ロ「ラデ、川は泳げるか？橋を作ろうか？」 ラ「えーと、ジャンプボタン…？」 ロ「そうだな。よし、おいで」 ラ「…」

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ザ「…おい、いくつ要るんだ」 ラ「ふぇっ？？」 ザ「味噌と醤油」 ラ「ふぁっ！？」 ザ「あとなんだ、豆腐石…？樽？」 ラ「ひぇっ、？」 ザ「奇声三段活用みたいなのやめろ」 ラ「えっ…、…？……？」 ロ「醤油と味噌、漬けたいんだろう？」 ラ「……？」 ロ「いくつ？」 ラ「…いっぱい？」

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ロ「いっぱいか」 ザ「…いっぱいかよ」 ラ「…？？…ザウル漬けに戻ってんの？？」 ザ「最初からそう言ってんだろ」 ラ「いや、一言も言ってないからね！？」 ロ「大体言っていたようなものだろう」 ラ「ええっ！？おかしいの俺か！？」

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（ザウルの画面に切り替わり） ザ「んじゃ、これ、樽な。木材とサトウキビ。…そんでこれに塩と豆麹突っ込んで、木と石で挟む。…で、これをいっぱい、と」 ザ「これがナンタラ石。同じ樽にレッドストーンダストと白い石。これは金床上に乗せて…レッドストーントーチを刺すらしい。詳しくは知らん」

千晶 @motochia66

ザ「ラデのお陰で鉄がそこそこあったから全部金床にして石漬けてきた」 ラ「全部！？」 ザ「お前がいっぱいって言ったんだろがよ」 ラ「言ったけども！！」 ロ「待つか？」 ザ「先行っとけ。追いつく」 ロ「さすが（笑）」

千晶 @motochia66

ロ「ほら、ラデ、大きなモミジだ」 ラ「…うん、」 ロ「随分な巨木だな…何か特別なことがあるのか？」 ラ「う、と、根元にチェストがある、らしい」 ロ「…ふむ…、…お、ラデ、来てごらん」 ラ「ん。…、…あ、チェストだぁ」 ロ「開けるか？」 ラ「良いのか？」 ロ「勿論（笑）」

千晶 @motochia66

ラ「…、……おお、メープルダイヤ…！…と、…豆腐？と…なんだろこれ、ジャムかな？…ケチャップ？」 ロ「豆腐というのは、ラデが作っているものとはまた別なのか？」 ラ「ん、豆腐MODとかを入れてなくても油揚げとかが作れるように、モミジMODのチェストに入ってるって読んだかな？」 ロ「そうか」

千晶 @motochia66

ロ「このチェストは、何が出ると当たりなんだ？メープルダイヤか？」 ラ「………」 ロ「…知らないのか（笑）」 ラ「…う、当たりとかは分からないけど…、うー…、俺はカレーのスパイスが欲しい、かなあ？」 ロ「スパイスか」 ラ「そのスパイスからは、前に見せたのとは別のカレーが作れるらしいし」

千晶 @motochia66

ロ「なるほど、ラデのカレーコレクションの最後の１つか」 ラ「カレーコレクション…」 ロ「この木は葉が三色になっているが…何か違うのかな？」 ラ「…んー、確か普通のモミジと変わらなかったはずだけど…いくつかハサミで切って、残りは壊してみようか？」 ロ「では、そうしよう」