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akuochiken
- 1990
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研
@akuochiken
「ふぅ……」 その消えゆく後ろ姿を見届けた彼女の口から、甘い吐息が漏れる。 それを合図として、彼女を覆う鎧も、身体もどんどんと溶けていって、元の少女の身体までその容積を縮小させた。 彼女の身体から抜け出した液体が宙を舞って地面へと落ち、これまた少女の身体を形作る。
2019-05-04 19:38:57
研
@akuochiken
透明だった身体に着色がなされ、少女の姿となった姉が羽根っ娘の妹に駆け寄って抱きつく。 「ごめんね、痛くなかった？」 姉は妹の胸を触って語り掛けた。 「ううん、大丈夫。姉さんが守ってくれたから」 あどけない表情で姉の顔を見つめ返す妹。 二人はゆっくりと立ち上がり、森の外へと歩き始めた。
2019-05-04 19:44:32