- kannnagato
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ここら辺、日本側は教科書通りの航空撃滅戦をやろうとしたけど直ぐに空中待避されたり、ダミーに引っ掛かったりと上手く行かず、一方で地上部隊への近接航空支援は引っ切りなしにやっていたという事情もある。 ソ連側も、双発爆撃機による水平爆撃は損害が大きい割りに戦果はいまいちで不満が( ´△`) pic.twitter.com/VzBQeiUyHE
2019-04-29 11:31:35最終的に、ソ連側は少数の爆撃機で引っ切りなしに飛行場を攻撃する嫌がらせに移行したが、これが実に効果的だった。 何せ、97式のパイロットたちは忙しい日は1日に10回以上出撃するという独ソ戦もビックリな過密出撃 そこで安眠妨害されたからたまったものではない(;つД`) pic.twitter.com/krIp6E9KB0
2019-04-29 11:35:57イ式はともかく、97式重爆自体は高速で防御火力の大きな手強い爆撃機だった。 8月3日の空戦では20機の97式重爆の編隊の濃密な火力に苦しんだヴィクトル・クストフ大尉(スペイン内戦のエース)が97式重爆に「体当り攻撃」をしかけ相討ちになったことを僚機が確認している。 なお、大尉は戦死 pic.twitter.com/AFPJPhPD1H
2019-04-29 11:43:51ソ連パイロットにとって97式戦闘機と並ぶ強敵が、有名な97式司令部偵察機だった。 高速で足が長い司偵はよほどタイミングよく上空から襲いかからない限り、ソ連戦闘機が撃墜することは困難だった。 pic.twitter.com/GAT90Iikyb
2019-04-29 11:47:15ノモンハン事件でソ連は旧式の偵察機しか保有しておらず、やむを得ずI-16やSB-2で偵察を行っていたな、I-16は単座戦闘機なので限界(まず、航空写真が撮れない)がありSB-2は損害が大きかった。 この点では、専門の高速偵察機をまとまった数投入した日本側に軍配が上がる。 後継機の百式も活躍したしね。 pic.twitter.com/sr4rDYUKvB
2019-04-29 11:52:00なお、ソ連パイロットは割りと体当り攻撃をよくやるらしく、8月4日の航空戦では石塚徳康曹長の、97式がアレクサンドル・モシン中尉のI-16にプロペラで尾翼を切り裂かれ撃墜されている。 モシン機は弾切れだったとか。 twitter.com/rUyaCVtIiRxgC9…
2019-04-29 11:56:56石塚曹長は体当りの衝撃で空中に放り出されたがパラシュートを開いて無事着地。9日朝に意識不明で倒れていたところを、捜索隊に無事救出された。 モシン中尉は不時着して機体ごと味方に回収された。 機体はペラの交換だけで済んだらしい。 ソ連パイロットも無茶をする(;・ω・)
2019-04-29 12:04:29ノモンハン事件では、敵味方ともに墜落したパイロットを回収するために騎兵や車両が草原を走り回っていたり、墜落機の側に僚機体が着陸して救助した仲間を狭いコックピットの隙間に座らせて基地に帰投したりと、パイロットが大事にされていて少しほっこりする(*´ω`*)
2019-04-29 12:07:488月4日の戦いでは、西島五郎曹長が墜落し炎上する味方機の側に97式を着陸させ、燃える機体から大火傷を負ったパイロットを引き釣りだし救助している。 パイロットは残念ながら亡くなったらしい。ナムナム(‐人‐)
2019-04-29 12:11:217月29日の長い戦いでは、午前にソ連側が高度150mの超低空から奇襲を仕掛けた40機弱のI-16で日本側の前線飛行場を蹂躙 午後には120機の戦爆連合でダメ押ししようとしたところを、今度はソ連側が待ち伏せていた97式の大編隊(約60機!)に奇襲された。
2019-04-29 12:28:43日本機はほとんど垂直降下に近い逆落しでソ連機の編隊をズタズタに引き裂き、数的劣勢をひっくり返した。 こういう激戦が数日から一週間ほどのインターバルをおきながら、地上戦が始まる前から、地上戦が沈静化した後まで全期間に渡り続いた。
2019-04-29 12:32:42日本陸軍のパイロットが致命的なまでに消耗するわけである。 むしろ、この凄まじい消耗戦を日本以上の損害を出しながらも耐え抜いたソ連軍が異常(;・ω・)
2019-04-29 12:33:58この後、バルバロッサ作戦の大損害にも耐えて最終的にドイツ空軍を圧倒しているのだから、ほんとソ連軍は化け物(´д`|||)
2019-04-29 12:41:04@rUyaCVtIiRxgC9M 司馬史観的に考えると、農奴制が色濃く残り、司令官の命令は盲目的に従うから・・・ってなりそうなんですけど、高度な自己判断力をもつパイロットにはその理由は通用しないですよね。 共産党が善政を敷いてたとも思えないし、何が彼らを支えたのでしょうね (`・ω・´)
2019-04-29 12:56:02@pxf03241 単純に、ソ連(ロシア)が戦間期から現代まで飛行機大国だったというあたりが理由かな?と個人的には思います。 国土がバカみたいに広いから、インフラ的な理由で飛行機大国にならざる得ないというか(; ̄ー ̄A
2019-04-29 12:58:55@rUyaCVtIiRxgC9M なるほど! しかし、そんな優秀な彼らが、あの共産党の元で謀反や逃亡を起こさずに満州の果てで勇敢に散っていった、その理由がわからないんですよね (`・ω・´)
2019-04-29 13:03:59@pxf03241 ソ連軍人にしても、平時に満州~内モンゴルみたいな世界の果てに配置されるのは嫌だったらしく、内モンゴルに配置された部隊からは転属願いが山のように( ̄▽ ̄;) ただ、一度戦いが始まるとパイロットという人種は超負けず嫌いなので俄然やる気を出しています。
2019-04-29 13:09:42@pxf03241 特に、ノモンハン事件は日ソのプライドというか、不安定な国際情勢下での威信をかけた戦いだったので、ソ連側も全土から実戦経験者をかき集めてノモンハンに送り込んでいます。
2019-04-29 13:11:51