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茂木健一郎 @kenichiromogi
連続ツイート2220回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、昨日思ったこと連想したこと。
茂木健一郎 @kenichiromogi
昨日、お昼にコンビニに行ったら、「助六」寿司、つまりはおいなりさんと折り巻きが入った寿司があって、ああ、久しぶりだなあと思ってよろこんで買ってたべた。おいしかった。ところで、「助六」は歌舞伎の「助六」から来ているんだろう。
茂木健一郎 @kenichiromogi
「助六所縁江戸桜」をちゃんと見たのはおそらく一回だけで、市川海老蔵さんが助六をされていたと思うのだけれども、とにかくかっこよく、美しく、凛としていて、その格調がさすが海老蔵さんで、さすがは歌舞伎を代表する演目だと思った。それにゆかりがあるのが、お寿司の「助六」。
茂木健一郎 @kenichiromogi
でも、なぜ「助六」というのかよく理解していなくて、調べたら、お稲荷さんんの油揚げが「揚巻」で、助六が頭に鉢巻をしているので、それを海苔巻きに見立てたのだという。なるほど。粋だね。江戸だね。今度また「助六」寿司を見かけたら、買ってたのしもうと思う。
茂木健一郎 @kenichiromogi
話は全く変わるけれども、Times higher educationの大学ランキングでも、reputationが重要な指標になっている。つまりはソーシャルに構築されたイメージ、評判のようなもので、それが案外正確に実質を表す。「助六」が歌舞伎を代表する演目だというreputationも、また同じなのかなと思う。
茂木健一郎 @kenichiromogi
ぼくは仮名手本忠臣蔵とか、義経千本桜とか、京鹿子娘道成寺とかいろいろ好きな歌舞伎の演目があるけれども、やはり『助六』は、そこに顕れている江戸の粋、色気、美意識などが特別な、唯一無二のもので、だから格別の演目というreputationが成立しているのだと思う。
茂木健一郎 @kenichiromogi
ところで、『助六』には、曾我兄弟の仇討ちという大義、というか筋立てがあって、歌舞伎の面白いところは、「助六」のような、江戸の市井の人たちの生活の美意識、粋を描いてそれで尽きると思われるような舞台にも、より大きな意味付けをしのびこませるところが、江戸の人の世界観、矜持を著している。
茂木健一郎 @kenichiromogi
そして、「助六」といえば、いやなじじい、いわば敵役である「意休」の存在感が大切で、この役がいじわるでいやな感じであるほどに、舞台が引き立つ。全く飛ぶけれども、米ドラマ「スーツ」でいえば、あの弁護士事務所のいやなきもちわるい感じのあの人がいるからいいんであって、役者冥利だと思う。
茂木健一郎 @kenichiromogi
以上、連続ツイート2220回「お昼に寿司を買って「助六」からいろいろ思い出した件」をテーマに、7つのツイートをお届けしました。

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