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アンド・ユー・ウィル・ノウ・ヒム・バイ・ザ・トレイル・オブ・ニンジャ #1

翻訳チームによるサイバーパンク・ニンジャ活劇小説「ニンジャスレイヤー」リアルタイム翻訳 (原作:Bradley Bond-san & Philip Ninj@ Morzez-san) ニンジャスレイヤー公式ファンサイト「ネオサイタマ電脳IRC空間」 http://d.hatena.ne.jp/NinjaHeads/ 続きを読む
ニンジャスレイヤー
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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
第一巻「ネオサイタマ炎上」 最終エピソード「ネオサイタマ・イン・フレイム」  #3「アンド・ユー・ウィル・ノウ・ヒム・バイ・ザ・トレイル・オブ・ニンジャ」 #1
Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「総会六門」と威圧的なオスモウ・フォントでモールドされたカンバンが、重々しい扉の上に掲げられている。さらに、扉の表面には赤い丸と大きく「一」の文字。ナンシーが掴んだ情報によれば、ここからの6フロアはソウカイ・シックスゲイツの部屋が続く。ニンジャスレイヤーは意を決して扉を開けた。
Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
タダーン!電子合成されたドラの音が鳴り響く。セレモニーホールと同様、数百畳サイズの薄暗いタタミ部屋が現れる。部屋の中には四本の円柱が立てられ、そこからボンボリが吊り下げられている。部屋の中央には黒い斑点入りの白ニンジャ装束を着た一人のニンジャが、アグラを組んで彼を待ち構えていた。
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「ドーモ、ニンジャスレイヤー=サン、デビルフィッシュです」「ドーモ、デビルフィッシュ=サン、ニンジャスレイヤーです、イヤーッ!」オジギ終了から僅か0コンマ1秒!ニンジャスレイヤーはその右腕をムチのようにしならせてスリケンを4連発で投擲していた!タツジン!
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「俺にその程度のスリケンは効かんぞ、ニンジャスレイヤー=サン!」デビルフィッシュは腕を組み余裕の表情を見せたまま、その場で仁王立ちした。四枚のスリケンが両目、喉、股間を狙って猛スピードで迫る!コワイ!
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シュッシュッシュッシュッ!金属質の物体がデビルフィッシュの前を高速移動する。直後、四枚のスリケンはデビルフィッシュの斜め後方へと逸らされていた!指先でスリケンを逸らすのはニンジャの常套手段だが、デビルフィッシュは腕を組んだままである。ゴウランガ!一体何が起こったというのか?!
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「イヤーッ!イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは3連続の側転とバク転を決めて仕切りなおしてから、右腕をムチのようにしならせてスリケンを4連発で投擲していた!ほぼ同時に左腕をムチのようにしならせて、さらにスリケンを4連発で投擲!合計8枚!
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シュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッ!金属質の物体がデビルフィッシュの前を高速移動する。直後、8枚のスリケンは斜め後方へと逸らされていた!シュッシュッ!ほぼ同時に、今度は2枚のスリケンがデビルフィッシュ側から投擲される!ニンジャスレイヤーは辛うじてこれを指で逸らした!
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「グワーッハッハッハッハ!無駄だ!ニンジャスレイヤー=サン!無駄なのだ!その理由をお見せしよう!」デビルフィッシュは腕組みを解き、ジュー・ジツの構えを取る。すると背中にインプラントされたランドセル状マシーンから、銀色に光る触手状メカアームが十本飛び出し、不気味に蠢いた!コワイ!
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デビルフィッシュはオムラ・インダストリの秘密研究所で改造手術を受け、高級オート・スシアームに使われる握り技術を応用したサイバネアーム十本をその背中にインプラントしたおそるべきニンジャである。これに彼自身が持つ2本の手を加えて……今、合計12枚のスリケンが投擲される!「イヤーッ!」
Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは連続側転を打って紙一重でスリケンを回避しながら、柱の陰に隠れる。そこから両腕でガードを固めながら、大砲の砲弾のごとき勢いで一気にデビルフィッシュへと接近!「「イヤーッ」」両者のカラテが激突し、火花が散る!
Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「「イヤーッ!イヤーッ!」」流石に至近距離でのカラテならば、ニンジャスレイヤーが圧倒的に有利。徐々に押され、ガードを弾かれてゆくデビルフィッシュ。だが背中から生えた十本の触手状メカアームがニンジャスレイヤーの死角である頭上と背後からスリケンを投擲する!「イヤーッ!」「グワーッ!」
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「イヤーッ!」スリケンの激痛に耐えながら、ニンジャスレイヤーの右ストレートが繰り出される!だが、インパクトの直前、デビルフィッシュの体がワイヤーアクションめいて後方に飛んでいった!タツジン!彼は触手状メカアームの一本を後方の柱に突き刺し、収縮動作によって自らの体を引っ張ったのだ!
Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「グワーッハハハハハ!無駄だ!ニンジャスレイヤー=サン!無駄なのだ!この俺の支配する領域で、お前に勝ち目は無い!イカニンジャ・クランの恐ろしさを思い知るがいい!」着地したデビルフィッシュは、合計12本の腕でジュー・ジツの構えを取り、ニンジャスレイヤーを挑発した!
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一方その頃、ネコソギ・ファンド社のメインオフィスでは社員全員が起立し、軍隊めいた直立不動の姿勢を取りながら、大型ディスプレイに見入っていた。その理由はもちろん、CEOラオモト・カンが生出演しているミッドナイト・オイランニュースを見るためだ。
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「次のゲストは、選挙評論家のモタニ=サンです」オイランリポーターが右肩をはだけながらコールする。「ドーモ、モタニです」。タダオ大僧正は消え、続いてグレーのスーツにサイバーサングラスという出で立ちの猫背の学者が、ラオモトの右の席に現れた。
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「独自に調査した投票結果予想です。母集団はネオサイタマのIRCネット上で無作為に10万人ほど抽出」モタニは用意してきたボードを起こす。「誰に投票するか」という質問と、棒グラフが並んでいた。「実際8割がラオモト=サンです」モタニはサイバーグラスを得意げにクイッとやる。キャバァーン!
Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「ムハハハハ!これはチョージョー!大変お世話になっております!ムッハハハハハハ!」ラオモトが肘掛のボタンを叩きながら哄笑する。「聖人認定でラオモト=サンは聖徳太子などと肩を並べることになったわけですが」とレポーター「皆さんはラオモト=サンに投票しますか?答えは今すぐIRC投票!」
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ズッパンズパパンズッパンズパパンズッパンズパパンズッパンズパパンイヨォー!ダンサブルな電子音楽が流れ、オイランレポーターが際どい姿勢でサイバーダンスを踊る。30秒ほどでダンスは終わり、IRC投票受付時間も終了。リアルタイム描画グラフ上の「実際投票したい」は、70%を超えていた。
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「ラオモト=サン、バンザイ!」ネコソギファンドのオフィスでは、残業していた社員全員が大型モニタに万雷の拍手を捧げていた。番組はヨロシサン製薬のCMに切り替わる。「さあモドリ社長、ビジネスを再会しようぜ」クルーカットは、重厚なバンブーソード3本をメジャーリーガーのように素振りした。
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「無理です、金がありません…」と四つん這い姿勢で拘束されたモドリ。「社員の給料をさらに減らせ、成せば成る!」とクルーカット。「こ、これ以上下げたら、基盤工場で暴動が起こります。それだけは無理です」と怯えた豚のような声でモドリ社長。
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「貴様!先週の日刊コレワ経済を読んでないのか?ネオサイタマの給与月額平均は下落しているだろうが!皆頑張ってるんだ!ブルジョワ気取りか?!成せば成る!」バンブーソードがモドリの尻をしたたかに打擲!スパーン!スパーン!スパーン!「ンアーッ!!」コワイ!モドリ社長はもはや失禁寸前だ!
Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
スパーン!スパーン!スパーン!ニンジャスレイヤーのシャープな蹴りが、頭を掴まれ強制オジギの姿勢を取らされたデビルフィッシュの顔面に叩き込まれる!「グワーッ!グワーッ!グワーッ!」しかし抵抗はできない。彼の両腕は切断され、火花を散らす十本のメカアームとともに床に転がっているからだ。
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コメント

オスツ🍣 @alohakun 2011-05-19 06:23:40
アンド・ユー・ウィル・ノウ・ヒム・バイ・ザ・トレイル・オブ・ニンジャ #2 http://togetter.com/li/137429
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