エマニュエル・ヴァロン講演会「フランスにおける芸術家養成の諸課題 <才能を証明する>ことをめぐって」
- naokatahira
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ヴァロン「それから舞台関係のフリーランサーの失業保険だが、過去10ヶ月間に上演やリハーサルで収入を得ていた活動が570時間以上あることだった。以前は過去12ヶ月間だったが今は減ったので厳しくなった。その時貰っていた金額に応じた給付が受けられるが、上限が定められている。」
2011-05-16 20:43:53ヴァロン「これは公的助成ではなく被用者と雇用者が払っている社会保険料から。負担しているのは芸術分野だけではなく全ての職業分野である。芸術分野の赤字は年に10億ユーロで現在12万人が受給している。アヴィニョンの演劇祭の場合、自営業者や公務員はこうした社会保険料は払っていない」
2011-05-16 20:44:36会場からの質問会場からの質問「卒業生助成金について、それから公立コンセルヴァトワールの年間の入学者の総数は」ヴァロン「パリの国立演劇コンセルヴァトワールは30人で3年で卒業する。最初はそこを出た人だけが助成金を得られたが… (cont) http://deck.ly/~jJgmc
2011-05-16 20:50:15ヴァロン「しかしますます増えているのは自分たちでカンパニーを立ち上げるということ。そしていつかは地方自治体や文化省から出る制作補助助成金をもらえることや文化省の大物官僚に気に入らえることを夢見て細々と自分の活動をつづけていくことになる。自分自身を見せる努力が必要になってくる。」
2011-05-16 20:51:02ヴァロン「長い伝統があって評判が高ければ予算削減に晒される危険性が少ない。フランスも過去2年の会計年度をみると、芸術教育や芸術の伝達に用いられる予算は相対値も絶対値も現象している。予算を削減されたのは市立の教育機関であり… (cont) http://deck.ly/~pVM0O
2011-05-16 20:54:03ヴァロン「伝統的な物を維持しなければならないという合意は、フランスではイギリスなどよりは強くあるが、しかしこの合意も脆弱な物である」
2011-05-16 20:54:44ヴァロン「振り付けの場合は全ての教育システムがコンテンポラリーダンサーによって作られてきたものなので、全てをダンサーが運営する。しかし演劇の場合は事情が異なる。」
2011-05-16 20:57:04ヴァロン「演劇の場合、教育機関が古いし、才能評価の基準が客観的である。しかし改革が叫ばれた時にそのイニシアチブをとったのは演出家や俳優であった。全ての演劇学校の校長または教育責任者は演出家である」
2011-05-16 20:58:34というところで終了、藤井先生挨拶。お疲れさまでした。なおあくまでこのツイートはメモですので、発言を正しく反映しているわけではありません。知識不足で固有名詞など拾いきれず申し訳ないです。
2011-05-16 20:59:49