面白い(または優れている)かどうかと批判を受けやすいかどうかは別の問題であり、「面白ければパロディは批判を吹き飛ばす」という前提は首肯できない。/パロディ問題について - キリンが逆立ちしたピアス / htn.to/3P88hzTEEY
2019-07-14 22:45:21b.hatena.ne.jp/entry/46714911… >『少年漫画には少年漫画の展開をパロディするものはいくらでもあるよ。というか、少年漫画で載るギャグ漫画での定番ギャグの一つとさえ言える』 や、おそらく少女漫画にもいくらでもあると思うよ。「パロディかどうか」という切り口がそもそもズレてるんだと思う。
2019-07-14 23:01:43@crowserpent そこは「批判・非難を受けるのは面白くないからだ」というのではなく「面白い作品は批判・非難を受けても残る」という意味です。アリストテレスの書物は性差別を含みますが、それでも私が授業でアリストテレスについて教えるのは、面白いからです。ただし性差別は免罪しません。そこは両立します。
2019-07-14 23:09:43@crowserpent 私は今回の記事で一貫して批判しているのは、編集部の「掲載した」という判断についてです。抗議が来た際に引っ込めるしかないような作品を、掲載したことは、編集部のクオリティコントロールの失敗として考えていいように思います。
2019-07-14 23:11:30@renrakufontda なるほど。しかし、「面白い作品は批判・非難を受けても残る」でもやはり首肯できません。まず「事実かどうか」というレベルにおいて根拠薄弱です。というのも、「面白いが批判・非難を受けて残らなかった作品」は現在の立場からは観測困難であるため、反証可能性が十分でないからです。
2019-07-14 23:42:15@renrakufontda そして、この命題は「批判・非難を受けて残らなかったのは作品が面白くなかったからだ」という風に反転して使えてしまいます。作品が何らかの理不尽な非難を受け、作家や出版社がこれに屈してしまったような場合でも、「作品が面白くなかったのが悪い」と言えてしまう。
2019-07-14 23:42:44@renrakufontda 出版社に対して「掲載した以上は責任を持つべきであり、ちょっと批判された位で引っ込めるなら最初から掲載すべきでない」というのであれば分かりますが、「撤回したということは面白さが不足していたのだ」と決め打つのはおかしい、と私は思います。
2019-07-14 23:43:20@crowserpent もちろん、私はこの作品を読んでいませんので、私の「面白くなかったのだろう」という判断は仮説に過ぎません。もし、説得的にこの作品の面白さを論じる評が出て、納得すれば撤回します。しかし、現時点で漫棚通信さんが書いている記事を読む限り、面白い作品が消された、とは判断できませんでした。
2019-07-14 23:48:27@crowserpent もちろん、こういう判断はケースバイケースですから、全ての不掲載の作品が面白くないから公開できなかったとは言えないでしょう。面白いのに関わらず、検閲やその他の事情によって公開できない場合もあります。しかし、同時に面白い作品であれば、誰かが人目を盗んで、作品を保存し公開に
2019-07-14 23:50:38@crowserpent 至ることもあります。もちろん、この作品に関してもそういう可能性はあります。ただ、現時点でそうは判断できない、というのが私の結論です。
2019-07-14 23:52:54@renrakufontda mandanatsusin.cocolog-nifty.com/blog/2019/07/p… に引用されている白泉社のコメントを見る限りでは、作品への抗議は「面白さ」ではなく「正当性」についてのものであり、白泉社側も「不当であった」という理由で謝罪しているように読めます。
2019-07-15 00:24:58@renrakufontda 作品が不当であるという抗議を受けているところに「面白くないから引っ込められても仕方がない」と語るのは論点がずれているように思いますし、また、仮に抗議の内容が不当なものであった場合に「十分面白くなければ不掲載にしてもよい」と判断するような出版社は無責任でしょう。
2019-07-15 00:25:24@renrakufontda 「面白いかどうか」と「作品自体や批判の正当性」は本来的に別の問題であり、混ぜて考えるべきではないと私は思います。
2019-07-15 00:25:52@crowserpent 確認ですが、烏蛇さんは白泉社の謝罪のどの部分を受けて、作品が不当であったと認めたと考えていますか? 私はこの謝罪文は、明確な剽窃や差別について言及はなされておらず、抗議があっていわゆる「読者を不快にさせた」という理由で引っ込めたと考えています。
2019-07-15 00:40:32@crowserpent 仮に作品が不当であると認めるならば、謝罪や補償の対象を明確化するべきだと思います。(特にある漫画家さんの絵柄の問題ですから、それに対する明確な謝罪・補償は必要だと思います)
2019-07-15 00:41:56@crowserpent 私は今回の編集部の対応は、散発的な謝罪をすることにより、なぜこのような作品が掲載されたのかを説明するプロセスを省き、説明責任を回避する行いだと判断しています。正当/不当をめぐる問題ではなく、商業媒体の作家の作品の掲載の可否をめぐる問題だとみなしています。
2019-07-15 00:44:14@crowserpent 単純に、編集部はこの作品を面白いと思って掲載したのに、読者から反発があったので、慌てて引っ込めたという場当たり的な反応をしているとしか捉えていません。烏蛇さんはいかがでしょう?
2019-07-15 00:46:44@renrakufontda 私は「不当性」という言葉を必ずしも「違法・不法」という意味では使っていません。 謝罪文には「本来なら掲載を中止しなければならない程、酷似していたにも関わらず…」とあります。これは「絵柄の酷似は(少なくとも出版倫理的に)不当であった」という見解を示したものと考えていいと思います。
2019-07-15 01:26:02@renrakufontda これが「場当たり的で曖昧」であるかというのはまた別の話で、「白泉社は、不当性を理由に謝罪したが、その対応は場当たり的で、不当性の根拠の説明は曖昧なものであった」とは言えるでしょう。少なくとも「面白くなかった」ことを理由として謝罪したわけではありません。
2019-07-15 01:26:26@renrakufontda 場当たり的な反応に対する疑義はよく分かります。しかし「読者からの反発で慌てて引っ込めた」と「面白くなかったので引っ込めた」は違う話なので、前者のような推測が立つからといって「面白くないと判断された」とは言えません。そういう意味で「面白さ」と結び付けるのはおかしい、と述べています。
2019-07-15 01:26:55@crowserpent 少し論がズレていっているように思います。私が言っていることは(1)編集部は正当/不当の判断で掲載可否を決めたのではないだろう(2)編集部の判断は場当たり的で理はない(3)作品に力があれば編集部が不掲載にしても、読者は読み継ぐ(4)今回はその展開はなさそう(5)その理由は作品に力がないからだろう→
2019-07-15 07:16:13@crowserpent こういう話です。その上で、出版社の謝罪文をもう一度読むと、該当箇所は「1)編集部が絵柄の酷似を誘導したこと」「2)雑誌に掲載したこと」を謝罪していますが「3)絵柄の酷似」自体は謝罪してないのでは?「1)酷似の誘導」を行ったのは、編集者がそのほうが作品が面白くなると考えたからでしょう→
2019-07-15 07:21:54