PACEの原則ー回復に関する研究結果ー
- SatoriGahara
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精神疾患を持つ方へ PACEの原則 ―回復に関する研究結果― 参考文献 ローリー・アハーン、ダニエル・フィッシャー著 「自分らしく街でくらす 当事者のやり方」
2019-07-15 09:38:03「自分らしく街でくらす 当事者のやり方」は、2004年に発売された冊子です。 精神疾患を持つ方がどのようにしてリカバリーするかを書いたものです。 今は絶版のようですが、手元にあるのでPACEの原則について説明します。
2019-07-15 09:38:04「人は最も重い精神病からも完全に回復する」 この冊子を制作されたローリー・アハーン氏は、精神病から回復したフリーライターで、ダニエル・フィッシャー氏は、精神科医ですが統合失調症を患い、そこからリカバリーした方です。
2019-07-15 09:38:05「精神病とは社会的役割を阻害するような深刻な感情的苦痛であるが、それは同時に回復への第一歩である」 確かに精神疾患は社会的な役割を担うのに障害になります。しかしそれを乗り越えることこそが回復への第一歩なのです。
2019-07-15 09:38:05「人は誰でも他者と心を通わせることができるし、そうしたいと願っている。深刻な感情的苦痛を経験している時なら尚更である」 精神疾患によって苦痛を味わっている時に、誰かと話して心を通わすことで苦痛がやわらぎます。
2019-07-15 09:38:05「信頼関係は回復の前提である」 「あなたを信じる人がいれば、あなたは回復する」 「人は回復への夢を追えることが必要だ」 「当事者に対する不信は、治療における管理と強制を強め回復を妨げる」 信頼関係と夢の大切さを説いています。これは何に関しても言えるのではないのでしょうか。
2019-07-15 09:38:06「回復しつつあるとき、周囲の人は回復できると信じるべきである」 周囲の人が当事者の回復の妨げになってはいけません。
2019-07-15 09:38:06「尊厳と尊重は回復に不可欠である」 精神疾患を抱えている方もひとりの人間として尊厳を持ち、尊重されるべきです。
2019-07-15 09:38:06「精神病とレッテルを貼られた人だからといって、つきあい方を変える必要はない」 ラベルはビンに貼るもので、人間に貼るものではないです。
2019-07-15 09:38:07「安心できる人間関係があれば、感情を表に出すことができ、回復もすすむ」 感情を受け止めてくれる人がいれば、安心して過ごせますしね。
2019-07-15 09:38:07「深刻な感情的苦痛には常に意味があり、それがわかれば回復を助ける」 精神疾患の発症に至った経緯を考えた方がいらっしゃるのですが、その方はリカバリーし社会復帰されています。
2019-07-15 09:38:07如何でしょうか。 私個人としては「完全に回復する」というよりも、「適応能力を身につけ回復する」イメージです。 「以前の状態と全く同じではないが、新しいものを獲得する」のがリカバリーなのかなと思いました。
2019-07-15 09:38:09