@tanaka_akr @kikumaco 「ラテント癌の発見率は著しく高いが、それらのほとんどは10㎜以下の微小乳頭癌である」 ◆【甲状腺超音波診断ガイドブック改訂第2版】p149〜 「CHAPTER Ⅸ 検診」より引用 togetter.com/li/751212
2019-07-18 14:57:41@tanaka_akr @kikumaco 「甲状腺は,ラテント癌(剖検時にはじめて発見される癌)が高頻度でみられる臓器である.ラテント癌の多くは結節径5㎜以下である.」 ◆甲状腺結節取り扱い診療ガイドライン(2013)より「甲状腺結節性病変の疫学」について togetter.com/li/706680
2019-07-18 14:58:31@tanaka_akr @kikumaco 「近年は検診目的で頸部超音波検査を受ける機会が増えてきており、無症候性の小さな甲状腺結節が偶然発見されることが多い。これからの結節の中には癌も含まれるが、予後のよい乳頭癌の頻度が高いこと、生前に無症候性であった小さい乳頭癌が剖検で多く発見されることから、
2019-07-18 14:59:40@tanaka_akr @kikumaco 偶然発見される小さい癌すべてに臨床的な意義があるとは考えにくい。したがって結節径と悪性を疑う強さ、悪性であった場合の予後因子などから穿刺吸引細胞診の適応を判断する必要がある。」 ◆甲状腺結節取り扱い診療ガイドライン(2013)より「穿刺吸引細胞診」についてのメモ togetter.com/li/708058
2019-07-18 15:00:29@kikumaco すいません、またわからない気分になってきてしまいました。過剰診断率ががんの大きさに依存して変わるという知見はないという話から、過剰診断率ががんの大きさに依存しないという結論は導けないのではないでしょうか。
2019-07-18 21:00:26@tanaka_akr 厳密に言うなら、何もわかりません。過剰診断率ががんのサイズによるという知見はありませんがそれだけです。サイズに依存するという結論も依存しないという結論も導けません。そういう意味では、サイズに依存しないと考えて注意すべきであるというのは予防原則的な立場かもしれません
2019-07-18 21:05:39@kikumaco やはり「甲状腺がんと診断された中に占める過剰診断の割合は変わりません」というのは強すぎる言明だったわけですね。もちろん、過剰診断でないなら早期診断になるだけで、害(不安とか保険とか)の存在は変わらず、利益(死亡率の低下)のエビデンスがないかぎりは検診すべきでないのは変わりませんが
2019-07-19 11:07:44@tanaka_akr 発見時のサイズで変わる理由もエビデンスもないのですが、変わらない証明もありませんね。それを言うと、要するに「スクリーニングによって相当の過剰診断が生じ、スクリーニングで死亡率は変わらない」がデータの示すところです
2019-07-19 11:14:03@kikumaco サイズで変わるか変わらないかはどちらのエビデンスもなくてわからないという話なのは了解しました。では、相当の過剰診断が生じたというデータはどんなものなのでしょうか。過剰診断(死ぬまで症状が発生しない)と早期診断(死ぬまでに症状が発生する)を区別するのはかなり難しいように思うのですが
2019-07-19 13:44:03@tanaka_akr 個々の癌にかんしてなら、原理的には、治療せずに死ぬまで観察しない限り判別できません。ただし、韓国とアメリカのデータによればスクリーニングで見つけたものを手術しても死亡率が変わらなかったので、スクリーニングで見つかったものは生死に関わらないことがわかります
2019-07-19 16:50:38