- Uroak_Miku
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アニメ業界の欺瞞を突きたくても、何重ものプロテクションに囲まれていて、突入を図っても途中で燃料切れになるか、違う経路に迷いこんでしまうか、うまく外に追い出されてしまうかに終わる。まるで人体の免疫機構のように。
2019-08-15 03:21:08実はこの罠を突破するために、業界内部の方の力を借りることを考えていたのですが…恐れをなして逃げてしまいました。 私への罵倒のことばを残して。
2019-08-15 03:23:15フォードの流れ作業方式は、マルクスのいう労働価値説(=生産物の価値は費やされた労働時間に比例する)が抱える弱点すなわち「生産性効率には個人差がある」ことを、生産作業の徹底パート化で個人差が薄まるようにする工夫だった。 pic.twitter.com/qrWpxqTuKb
2019-08-15 03:36:20流れ作業で効率よく(つまり各労働者の作業効率について個人差が生じないよう)大量生産し、安くたくさん売ってしっかり儲けて労働者に還元する…これなら〈資本家〉と〈労働者〉の衝突は避けられ、皆が仲良くやっていけるというのがフォードの理想でした。 pic.twitter.com/kg3SgIib7J
2019-08-15 03:42:01このやり方は「作ったぶんは必ず売れる」という前提での理想でした。 作りすぎて需要と供給のバランスが崩れ、ついに大恐慌が生じた。1929年。(フォード方式は1914年開始。第一次大戦開始の年でもある) pic.twitter.com/8Yx2VVZODC
2019-08-15 03:44:54アニメーションの産業化も、フォードの理想と破綻と並走していました。 1914年に制作工程の分業化がアニメーションでも開始された。特許獲得だから画期的なものでした。今でいう原画、動画、彩色、撮影などの分業体制がニューヨークのスタジオでスタート。
2019-08-15 03:48:52そして大恐慌時に大スターの道を駆けあがったのが、このドブネズミくんでした。 pic.twitter.com/kkc7KEULol
2019-08-15 03:50:13ただアニメーションの分業・流れ作業化は、乗用車の大量生産のようにはいかなかった。 絵描きさんの腕には個人差があった。だから〈労働者〉として均一化のしようがないのです。 pic.twitter.com/eE2ebddezM
2019-08-15 03:53:07〈芸術家〉でした。 それでいて著作権法で著作権が認められているわけではないひとたち。映画(法律上はネット動画でもテレビでも「映画」)の著作権は個々のスタッフには帰属しないのです。どの国の著作権法でもたいていそうなっています。そうしないと権利処理が面倒になるから。
2019-08-15 03:55:40