銀近まとめ

鬼はネタに盲目 @nrtakatsuki100

ぎんさんの手に気付いてか、動きが止まる。そこをナースは見過ごさず、瞬時に注射を打ち、こんどうさんは意識を失い、眠りについた。 ぎんさんは噛まれた手をゆっくり動かす。多少痛みあるものの、動かないことはなさそうだった。血は滲んでるけどね。ぎんさんが咄嗟に手を入れたのも、

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舌を噛み切ってしぬのを防止するため。その判断は正解だった。一同、力抜ける。で、ナースはぎんさんの手の手当てをし、その場を後にする。それと入れ違いに源外のじいさんが登場。ぎんさんの怪我を見て、本当にこんどうさんの夢の中に入るか確認する。ぎんさんは、噛まれた手に触れながら入ると返事。

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そして、みんな不安の中、ぎんさんはもう一度こんどうさんの夢に入る。夢の中は前回と同様、空と大地は赤黒く、異様だとすぐ分かる場所だった。こんどうさんはすぐに見つかる。丘の上でこちらを待ってたかのように出迎えてたんですね。ぎんさんの手を見て、悲しそうな顔をするこんどうさん。

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「ごめんな、痛かったよな」って言って、ぎんさんの手当てされた手を取り、さする。痛いという感覚はぎんさんにはない。ここは夢の中だから。痛かったのだろうっていう感覚だけがある。ぎんさんは返事をしないため、沈黙がふたりを包む。で、ようやくぎんさんが口を開く。

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それで、赤い水辺で腰掛けて話すふたり。まあ、帰ってこいって話しなんですけど。 「お前はここが地獄だと思うか？」 って、話の途中でこんどうさんはぎんさんに聞くんですね。ぎんさんはドキッとして、答えなかった。自分が殺され続けるなんて地獄以外なにがある。黙ってるぎんさんに構わず

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こんどうさんは続けます。 「ここが地獄だとしてもさ、あっちが天国ってわけじゃないだろ」 「みんな死んでいく。殺していく。自分以外が死んで、自分以外が殺して、自分もまた殺して、いつかは死ぬ。こことあんまり変わらないだろ？」 みたいなことを言うんですよ。ふんわりとそういうこと。

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「それでも現実(向こう)には、あいつらが待ってるだろ」 それを聞いて、ぐっと押し黙るこんどうさん。ぎゅっと自分の腕を握ってもいい。三角座りしてるつもりなんだよな、こんどうさん。ぎんさんはあぐらかいて、後ろに手をついてるかんじ。 「帰りたい……わかってる。帰りたいけど、どうしようもなく

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ここが安心するんだ……」 動けないんだよ、俺はここから。的なこと言うこんどうさんに、ぎんさんは、「しょうがねぇな、俺が連れてってやる」と言って、立ち上がりこんどうさんの手を取ろうとするんですね。 しかし、その手はかすってこんどうさんは勢いよく、赤い水の中に引き込まれます。あ、と思う

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まもなく、こんどうさんは赤い水の中に取り込まれて、手だけばちゃばちゃしてる感じになる。ぎんさんは慌てて湖の中に入ります。そして、こんどうさんを追いかけて、お腹の辺りまで水が浸かるくらいまで、湖に入ります。しかし、そこで手が消える。見えなくなる。立ち止まると、音が一切消える。

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波風も立たない水面だけが残り、自分が立っているところの波紋だけが広がるんですね。で、赤い水の中で立ちすくむぎんさんの後ろから声がかかります。 「ごめんごめん、また死んじまった」 と、笑うこんどうさん。それにドッと冷や汗をかくぎんさん。「連れてってくれるんだろ？」

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と首をかしげるこんどうさん。意識を戻して、ぎんさんは「ああ」と返事して、こんどうさんのもとに行きます。 「てか、ここ出口あるのか？」 「適当に言ったのかよ」 と、呆れ顔のこんどうさんに、うるせぇと口を尖らすぎんさん。ふっと笑って、当てがあるとこんどうさんは言って、歩き出します。

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歩き出して、分かれ道になりました。Y字路的なあれ。荒野にY字路か……まあ、それは置いといて、こんどうさんはこっちと迷わず右へ行きます。ぎんさんも言われるがままについていく。そして、崖の前につくんですね。そういや1回目のとき、というかさっきも落とされたなぁと思うぎんさん。崖の前で

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え？と思って振り向くと、確かにこんどうさんの右手を掴んでるのに、肘より先の体がなかったんですね。少し顔を上げると、右の肘から先がないこんどうさんの後ろに鎌を持った大きな体の死神みたいなやつがいました。こんどうさんは笑ったまま「ごめんな、万事屋。やっぱ俺はそっちにいけないみたいだ」

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と言う。「おいまて！」とぎんさんはこんどうさんの方に行こうとしますが、足元が崩れて真っ逆さまに落ちていきます。落ちていく中、左手に握っていたこんどうさんの右手はどろっとした粘液に代わっていき、手から離れます。 落ちていくぎんさんに、こんどうさんは

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「もう俺のことは忘れてくれ。ありがとう。あいつらのこと頼むな」 と、言ったかと思うと、後ろの死神が鎌をこんどうさんの首めがけて振り下ろします。ぎんさんは落ちながらそれを眺めることしかできませんでした。 で、飛び起きるぎんさん。 ドクドクする心臓を抑えて、息を整えます。

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そして、周りを見ると、何故かぐっちゃぐちゃに荒れてる病室。 そして、床に倒れているかぐらちゃん、しんぱち、おきたくん、ひじかたさんがいました。で、ぎんさんはぱちとぐらが倒れてることに真っ先に気づいて、ベッドから転げ落ちるようにでて、そばに寄るんですね。 揺すり起こすと、

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ゔっと呻いて、目を覚ますふたり。かぐらちゃんがぎんさんに気づいて 「銀ちゃん！無事だったアルか！」と言って、ちらっと奥のベッドのこんどうさんも見るんですね。ぴくりとも動いてないこんどうさん。かぐらちゃんはうつむき、しんぱちも残念そうに下を向いて欲しい。 ぎんさんもこんどうさんを

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見た後に、目をそらすんだけど、病室を見てかぐらちゃんに問いかけます。 「俺が寝てる間に何があった？なんでここがこんなに荒れてんだ」 それに答えたのは沖田くん。 頭を抑えながらも立ち上がり、こんどうさんの元に行きます。 「旦那が夢に入ってから数十分後くらいですかね、

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いきなり突風が舞い込んできたんです」 と言って、こんどうさんの顔を撫でてもいいかな？ 「窓だって閉め切ってた。鍵だってかけてる。扉も閉まってた。そのはずなんだ。風が入る隙なんてどこにも……」と、ひじかたさんが窓のほうにいって、開いてないか確認しました。鍵はかかっていました。

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そこにげんがいのじいさんが、病室に転がり込んできて、「派手な音が聞こえたが、俺の息子(機械)は無事なんだろうな！！」って言って、機械へ一目散に走ってほしい。機械は傷一つなく無事で、ホッと一息つく、げんがいのじいさん。 そして、ようやく病室の周りを見て、ため息をつきます。

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「やはりこうなったか。お前ら、ひとつ伝えたいことがある」 と、げんがいのじいさんがみんなのほうを振り返ってある話をします。

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よし、承の前半部分終了〜〜やったぜ！！！！！！！！！！！！後半、少し手を加える部分あるから、はよ考えな？？(考えてないとこ、ある、だと？)

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止まるこんどうさん。ぎんさんも立ち止まって、こんどうさんを見る。 若干、こんどうさんの震え右手をとって、行くぞといってぎんさんは引っ張るんですね。「おう」と返事するこんどうさん。が、次の瞬間、こんどうさんの右手を握っているはずの左手が軽く感じたんですね。からぶったみたいな。

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ら○らんどみたいに良い感じまではいくけど、最終的には違う道をそれぞれ進んで幸せになるっていうの切なくて辛いけど、好き。元気な時は。 ぎんこんは似合うなぁって思いました。いや、あの、なんというか、幸せなんですよ？？