2019/8/24 バスケットボール:日本vsドイツ 試合レビュー
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①ドイツのゾーンオフェンス(ゾーンアタック)(Weakside Step-up、Knife Drive、Nail……)
日本vsドイツから、ドイツのゾーンオフェンス。 サイドチェンジからのWeakside Step-up Ball Screenでハンドラーをオープンにする形のゾーンオフェンス。 スクリーンでDFエリアを制約するのはゾーンオフェンス(ゾーンアタック)の基本コンセプトの1つ。 pic.twitter.com/ZxgYwcnozR
2019-08-30 12:49:36日本vsドイツから、ドイツのゾーンオフェンス。 note『ゾーンアタック(ゾーンオフェンス)の基本コンセプトと実例 』 note.mu/mbtresearch/n/… でも取り上げたKnife Driveというコンセプト。 インサイドに1人ないし2人を配置して、DFの上側と下側を斬るようにドライブ、合わせか自分での得点を狙う。 pic.twitter.com/jIr68aOyig
2019-08-30 12:57:15日本vsドイツから、ドイツが多用していたネイル(※フリースローラインの上側の半円)起点のゾーンオフェンス。 ネイルにボールを入れて中心DFを引き出して攻める伝統的な形で、このケースのようなハイローを基本とする。 タイズのデッドローへの的確なダイブが見事。 pic.twitter.com/0DpQuNz2PN
2019-08-30 13:37:41日本vsドイツから、ドイツのネイル起点のゾーンオフェンス。 ハイローをきっちりケアすると、このケースのようにキックアウトがオープンになりがち。 (その前にネイルに入れさせまいとインターセプトを狙った馬場のDFも悪くはなかったのだが、惜しい) pic.twitter.com/y55NSnYl0W
2019-08-30 13:43:19日本vsドイツから、ドイツのネイル起点のゾーンオフェンス。 このシーンのように、ハイ役とロー役が入れ替わりつつネイルにフラッシュするとボールがネイルに入りやすい。 ロー役を受け渡す竹内と渡邊のコミュニケーションも良かったのだがワンタイミング間に合わず。 pic.twitter.com/SBlaHpDu6Q
2019-08-30 13:47:38日本vsドイツから、ドイツのゾーンオフェンス。 ここまで執拗にネイル起点のゾーンアタックを見せておき、ネイル経由でのハイローを警戒させておいてから、ロー役のスクリーンを使ったDive &Lobでのアリウープ。 ロー役へのパスをケアしたいDFの裏をかくセット。 pic.twitter.com/VjGeWdEG7u
2019-08-30 13:53:46②日本の'short' PNRと、Clearoutしないファジーカスへの疑問
日本vsドイツから、日本の’short’ PNR。 vsニュージーランドのレビュー togetter.com/li/1389282 でも取り上げたコンセプト。 スクリナーがロールするスペースの確保が狙いだが、このように深い位置でのシール&アタックを狙うのも良い。 Clearoutに見立ててハンドラーがアタックするのも良いだろう。 pic.twitter.com/E4fc6p4MUe
2019-08-30 14:07:05日本vsドイツから、日本の‘short’ PNR。 竹内の’short‘をClearout(Seal Screen)に見立てて田中がそのままリムにアタックしても良さそうに見えたが、結果的にはファジーカスのShort Rollからのアタックで最終的に得点。 pic.twitter.com/jtobsFvGAk
2019-08-30 14:10:57日本vsドイツから、日本の‘short’ PNR。 渡邊/竹内のRe-Screenに合わせてファジーカスが’short‘。 こうすると、PNR Switchで出来た竹内のサイズミスマッチをオフボールスイッチで解消したり、ケアしたりするのが難しくなるのがポイント。 (最終的には渡邊のスピードミスマッチで得点を狙ったが) pic.twitter.com/FYLw5FsAEd
2019-08-30 14:16:12余談になるが、ここで‘short’したファジーカスは、深い位置にシールしてClearout(Seal Screen)を両天秤に狙い、渡邊にリムアタックの選択肢を提供しておくべきだったのではないか。 このシーンに限らず、あまりファジーカスの意識にClearoutがなさそうなのが気になる。 twitter.com/mbtresearch/st…
2019-08-30 14:19:53例えば、日本vsドイツのこのシーン。 この場面でファジーカスがベーシックなPNR Clearout (参考動画→ youtu.be/9fIbURTmLLY )を適切に狙えていれば、馬場は無理にミドルドライブに行かずとも、ベースラインドライブで簡単に得点しに行けたのではないだろうか。 pic.twitter.com/xQGdTKXZTr
2019-08-30 14:24:07③日本のElbow Flex
日本vsドイツから、日本のElbow Flex。 Flexユーザーの比江島は、シュールダーのブロックも卒なく躱してリバースでフィニッシュ。 この後には八村が(田中の)ダウンスクリーンを貰ってのアタックが控えているので、八村のマークマンが安易にFlexユーザーをケア出来ないというところがポイント。 pic.twitter.com/CtfwSes9df
2019-08-30 14:40:36参考までに、日本vsニュージーランドでのElbow FlexからのSTS(Screen the Screener)。 八村/ベンドラメのSTSで出来た僅かなセパレーション(ズレ)で八村はスコア。 pic.twitter.com/vPYLFaDk6G
2019-08-30 14:44:29日本vsドイツから、日本のElbow Flex。 ①Elbowへのプレッシャー ②FlexもSTSも入らなさそう という状況に合わせて、すぐさまコーナーの馬場とのDHOに移行。 Re-Screenでスイッチを誘い、馬場がタイズとのスピードミスマッチを突いて難なくフィニッシュへ。 pic.twitter.com/MWLGmN1Bsm
2019-08-30 14:48:18④その他プレーピックアップ
日本vsドイツから、ドイツのシュールダーによるスピードミスマッチ・メイキングに注目。 まず最初のボールスクリーンでvs八村を創出。それでは不足と思ったが、ポストに一旦ボールを入れてからすぐさまハンドオフに向かい、vsファジーカスに。 そこからHitbackを挟んで3Pでフィニッシュ。 pic.twitter.com/6lskcg5cV2
2019-08-30 15:00:56日本vsドイツから、日本の渡邊のプレー。 まず渡邊/八村のSide PNRのセッティングに合わせてオフボールの竹内がトップへリフト。 これによりベースラインカバーが手薄になったのをチャンスと見て渡邊がReject Driveを選択。 判断は悪くなかったが、うまく正面に入られて惜しくもオフェンスファウルに。 pic.twitter.com/L8bJbKqmf5
2019-08-30 15:04:39日本vsドイツから、日本のFloppy。 日本のいつものUCLA→Side PNR起点のFloppyから、渡邊の3Pでフィニッシュ。 Floppyなどのシューター用ムーブメントについては拙note『シューターのためのムーブメント&セット』note.mu/mbtresearch/n/… で色々と紹介しているので関心あれば是非ご一読を。 pic.twitter.com/lcpkMEal31
2019-08-30 15:10:32日本vsドイツから、ドイツのFlip Flare Dive。 拙まとめ togetter.com/li/1306877 でも取り上げたことのあるPORやDALの定番セット。 ダイブに合わせてウィークサイドコーナーからボールサイドコーナーへSpot Upし、ダイブへのtagをさせないのが重要ポイント。 pic.twitter.com/GVuI1Egznd
2019-08-30 15:20:09日本vsドイツから、渡邊のプレー。 PNP Flareからのアタックは、篠山からのパスが遅れて間に合わず。 そこから仕切り直して、コーナーの比江島とDHO……と見せかけて、ハンドオフ・フェイク(DHO Thru)でリムにアタックし得点。 pic.twitter.com/E9LGJgLwg3
2019-08-30 15:23:59日本vsドイツから、馬場のファストブレイクでのフィニッシュに注目。 普通のレイアップならブロックされるところを、抜き切ってリバースでフィニッシュすることでブロック回避。 拙ブログ mbtr.hatenablog.com/entry/2018/08/… で取り上げたMiddle Reverse というフィニッシュスキル。 pic.twitter.com/n9lhhWWJoq
2019-08-30 15:27:03