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茂木健一郎 @kenichiromogi
連続ツイート2322回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。
茂木健一郎 @kenichiromogi
『論語』の中で、孔子の弟子が不用意なことを言ったときに、その場では孔子は何も言わなくて、その弟子がその場を立ち去った後で、周囲にいた他の弟子に、「彼はああ言ったけど、ほんとうはこうだよね」と述懐するようにつぶやいたと構成されている文章がある。
茂木健一郎 @kenichiromogi
『論語』自体が、孔子の死後数百年でできたものだし、孔子が弟子の考えの足りないことをその場でとがめないであとでぼそっと言われる方だったというのは長い年月の中でできていった孔子の人格像だと思うけれども、このようなエピソードの中に何かが表れている。
茂木健一郎 @kenichiromogi
孔子が言う理想は、中国の当時の、そして今の社会の現状とは違うかもしれないけれども、逆に、現実の世界がなかなかそうならないからこそ、孔子のような理想が、あるいはその人格像が必要とされて、定着していったということだと思う。
茂木健一郎 @kenichiromogi
何をどこでどのようなタイミングで言うのかというのは大切で、弟子が不行き届きなことを発言したときに、その場で咎めずに、あとでぼそっと真意をつぶやいたという孔子の態度には、いくつかの思想、感性が表れている。まずは、大切なのは相手を非難することではなく、(孔子にとっての)真実であること
茂木健一郎 @kenichiromogi
また、弟子が考えが足りないことを言ったときに、それを咎めるというよりも、そのようなことを言う状況、人格に弟子がいるということに対するかなしみというか嘆息の感情の方が先にくるということ。そのあたりの機微を『論語』のこの部分はよく描いている。
茂木健一郎 @kenichiromogi
論語にはいろいろと凄いことが書いてあるけれども、「七十従心」、つまり、七十になったら、自らの欲望の従うところで行動しても、規範を超えなくなったというのは究極のファンタジーだと思う。世が乱れて堕ちていくときには、時々論語のことを思い出して心に響かせてみるとよい。
茂木健一郎 @kenichiromogi
以上、連続ツイート2322回、「孔子が弟子の考えの足りないのをその場で咎めずにあとでぼそっと真意をつぶやく論語の場面、いいね」をテーマに6つのツイートをお届けしました。

コメント

おろろ @fYe39CoQsPrbZVK 2019年9月3日
こんなみみっちい事してるから孔子死後いきなり八派に分裂したんやな。異端の荀子一党から儒教絶対殺すマンの韓非子が産まれたんも皮肉な話や
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