ワンビジョンではクイーン、こっちではフレディがクレジットとなっているが、実質的にはどちらの曲もクイーン4人の力が混ざりあって出来た傑作である事は覚えておくべきだと思う。結局のところ、クイーンというバンドはフロントマンwith演奏メンバーなどではなく、
2019-09-14 00:27:32キラークイーンで思い出したけど、クイーンがこういったビデオを作りたがった理由の一つがこの曲。正確に言うとトップオブザポップスの口パクビデオ。ロジャーのやる気のなさは相変わらずであるが、映画でも書かれたようにそれがクイーンのプライドを傷つけたようで、
2019-09-14 00:28:57「録音でいいならこっちで作ってやるよ!!!」という気持ちもあった模様。これはもっと先になった今だからこその視点だが、こうやって一つ一つの出来事が次の出来事に繋がってるのって本当に気持ちがいいよね。勿論それは歩いた道を第三者があとから振り返るからこうなっている訳で
2019-09-14 00:29:29実際は過去の経験やその時置かれた状況の中で一つの方法を選択しているだけなのだが、それがまた次に繋がるというのがオタクには堪らないのです。それぞれが必死に生きた証が歴史でありその道に美しいも醜いもないってなったらOver"Quartzer"になる
2019-09-14 00:30:02全く関係の無い話だが絶対時間が経つとあの映画の真のヤバさは薄れていくので今生きてあの映画を見た人らが描写のクドさとか気にせずに書いて残しとかないといけないんだよな。絵に書いたようなじゃ通じないヤバさだからアレ。
2019-09-14 00:32:02ライブではオペラパートが良くも悪くも演奏不可能なので、初期の頃はメドレーの1部、途中からは基本的な第一楽節を抜いて、オペラパートはテープでというスタイルで確立した。75年からラストライブの86年前後まで、つまりクイーンのライブを駆け抜けてきた曲なので、時代ごとに時代の良さがある。
2019-09-14 00:33:09それでも途中のフレディの変貌ぶりにはビックリするけど。それに加えてスモークや所謂ピザオーブンな照明、オペラパートはお着替えパート!的な感じで衣装チェンジと視覚的にも非常に楽しいライブになっていて、やっぱクイーンのやることはチゲぇや!ってなりますよね。
2019-09-14 00:33:43しかし思うのは、やっぱりこの曲は他のどの偉大な曲に勝るとも劣りはしないその功績の数々である。ミュージックビデオのヒットによる1度目の大ヒット、フレディの死による2度目の大ヒット、そして映画による3度目のヒット。忘れがちだが、2度目の大ヒットから既にもう30年近く経っている。
2019-09-14 00:34:552度目の時には生みの親の死さえも利用して自らを拡散し(ちなみに生前のフレディが笑いながら許可した例の映画の影響もデカい)、3度目ではクイーンの名前だけを知っている、それどころかロックすらあまり聴かないような層にまで自身を浸透させている。
2019-09-14 00:37:39良い悪いといった話ではなく、自らの周りの環境を最大限に有効活用し自らを魅せる、つまり曲そのものが一つのエンターテインメントなのが『ボヘミアンラプソディ』なのだと思う。だから、どんな時代のどんな人間をも魅了し驚嘆を与え楽しませる、いつまで経っても色褪せない名曲なのだと、私は思います
2019-09-14 00:38:1412曲目『God Save The Queen』 クイーンによるイギリス国歌のインストゥルメンタルカバー。ブライアンの正統派ギターオーケストレーションで奏でられるこの曲は、オペラ座の夜と共に、クイーンのライブを締めくくる上で欠かせない曲である。と言っても実はこのアルバムに収録される前から
2019-09-14 00:38:39ライブの最後にはこのテープが流されていた。一般的に言われている話では、ライブでクイーンが出てくるまでの間、観客たちが突然この曲を歌い始め大合唱になった。これを面白がったクイーンはすぐさまこのカバーを収録し、そして最後のライブまで行われ続けた定番となったのだ。
2019-09-14 00:39:03斎藤滋著『ロックの世界-エルビスからクラッシュまで』には 「が、アルバム全体を締めくくる曲が自己賛歌へと容易にすり替わる〈ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン〉なのだから、そのナルシズムもここに極まれりと言ったところなのだろう。」 と書かれているが、
2019-09-14 00:39:47まあ経緯を考えると半分正解で半分は間違いだろう。ただ、クイーンは自分たちが最高の音楽であると「分かって」いたので、そういった面も普通にあるだろうね。あとイギリスではオペラや演劇の後に国家を流すのがしきたりだそうなので、オペラティックアルバムとして採用した説もある。
2019-09-14 00:40:03結局その自己賛歌はブライアンが英国女王即位50年式典でバッキンガム宮殿の屋上で同曲を披露したことで自他ともに認める女王賛歌となった訳である。因みにこのエピソード、ギターで国家を演奏しないかと言われたブライアンが「完璧な作戦っスねーっ、不可能だという点に目をつぶればよぉ〜〜〜」
2019-09-14 00:40:24と近い感じ(遠いかも)で提案したところアッサリ採用されて「ウッソだろお前……」ってなったというエピソードがある。そこら辺はブライアンが書いた『レッド・スペシャル・メカニズム』に詳しいので皆買え。そして自分のレッドスペシャルを作るのだ!!!
2019-09-14 00:40:31観客の大合唱で思い出した。想像に難くないけれど、イギリスでは今でもやっぱりボヘミアンラプソディの大合唱が度々起こる。最近のだと、グリーンデイのハイドパーク公演でBGMに曲を流したところ、七万人の観客が完璧に大合唱。公式チャンネルの動画がこちら( youtube.com/watch?v=cZnBNu… )
2019-09-14 00:41:42真面目な話、ボラプ一強のアルバムでも無く、名曲が何曲かあるというアルバムでもない、様々な色彩に溢れ個性がぶつかりあい、全体として大きな流れを伴った、その名の通りオペラティックであり、そして一つの芸術としてアルバムが完成されていると思いました。全は一、一は全的な
2019-09-14 00:46:57やっぱりどの曲をとっても一つ一つが素晴らしいのであるけれども、ただ曲を聞かせるだけじゃなくて、優れた曲には相応の場所があり、その流れを掴む事で独立した曲が一つの大きな劇場となる事を、そしてそれを作り上げる才能にも長けていることをクイーンは証明したわけですね。
2019-09-14 00:47:16