Les Enfants Terribles

和泉萌香 @moekaizumi

"欲望のあいまいな対象" 美しい女性を追い求める男性、穢れがないことを重んじる女性、望めば望むほどに彼らの秘めていた欲望は醜く浮き彫りになっていく。暴力、性、若さ、様々な欲望の上を走る人間達の物語。鬼才、ルイス・ブニュエル監督最後の作品。#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/XfRqiUC9Us

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和泉萌香 @moekaizumi

“花火” 天才ケネス・アンガーの大胆かつ野心的な処女作。T・ウィリアムズの戯曲”この夏、突然に”や”アンダルシアの犬”を彷彿とさせる暴力描写、花火のように弾け飛ぶ燻り続けた情念と性衝動。溢れ出したミルクが脳内と肉体を荒々しく呑み込んでいく様に身を委ねて。#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/LublNj4DR5

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和泉萌香 @moekaizumi

"アンダルシアの犬" 眼球、蝶、蟻、ロバ。"これは殺人への絶望的かつ情熱的な呼びかけであり美でも詩でもない"断片的なモチーフの中に匂い立つエロティシズム。日常に浮かぶ非日常、誰にも操作されることない奇妙で可笑しくて残酷な悪夢を見る。#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/aiuxAZfPbk

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和泉萌香 @moekaizumi

"プース・モーメント" ケネス・アンガー監督による6分間の短編。次々と女性を包む色鮮やかな衣装は、一度は思い描く夢のクローゼットの中のよう。甘美な輝きの中に少しばかりの毒と果てのない欲望を潜ませて。 pic.twitter.com/FRPiy8iaiU

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和泉萌香 @moekaizumi

"ラビッツ・ムーン" 手に届かない者に強く恋焦がれる気持ちは、泣いても笑いを誘う道化に姿を変えてしまうのかもしれない。青く幻想的な映像と甘い音楽に乗せて綴られる、ピエロの滑稽な愛の物語。#1日1本オススメ映画 ケネス・アンガーによる短編。 pic.twitter.com/cCrm45ehLY

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和泉萌香 @moekaizumi

"K.K.K Kustom Kar Kommandos" 青年達が内臓がむき出しの単車を、もこもこのピンクのパフでなぞるように磨いていく。世界で1番蠱惑的でセクシーな3分間がここにある。BGMはThe Paris SistersのDream lover。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/xZwmHyDT4P

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和泉萌香 @moekaizumi

“サタンのラプソディ(1917)” 年老いた貴婦人は悪魔との契約により美貌を手にいれるが、愛と引き換えに再び老醜が滲み出る...絵画の中から現れるメフィストフェレス、刹那的に羽ばたく蝶と零れ落ちる花、夜闇の森、花嫁の様なベールを纏い湖のほとりを歩きながら悪魔に手を伸ばす幽玄の美と艶かしさ。 pic.twitter.com/wM2DIljOXW

和泉萌香 @moekaizumi

“ロリータ” 常軌を逸した偏愛の果てに待ち受けるのは破滅、本当の愛に気がついた時にはもう遅い。小悪魔と振り回される義父の関係はキューブリックの美しい映像と丁寧な描写でどこかギリシャ悲劇のような印象も覚える。たくさん騙してきたけど、物事って案外そうゆうもんよ。#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/8Wc0dYsivc

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“狩人の夜” 羊の皮を被った悪魔に気をつけろ...満点の星空に野原の動物達、オープニングの子供のように童話に聞き入ればその正体は恐ろしい歌声が響く悪夢。幻想的で絵画のような美しい映像とおどろおどろしい狂気が見事に混合した名作。ロバート・ミッチャムの怪演も光る。#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/oLXKVIVktf

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和泉萌香 @moekaizumi

“哀しみのベラドンナ” 70年代の虫プロ制作アニメ。男に悪魔と契りを交わした美しい女性の末路を強烈な官能とサイケデリックな映像で描く。死の乙女やゲルニカが動き出したかの様な絵、ペストが蔓延する村での悍ましいシークエンスは圧巻。幻想的な絵が恍惚を超えて脳裏を溶かす。#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/3t1ohC7NL5

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"悪魔の美しさ" ファウストの伝記をルネ・クレールが独自な映画化。冒頭の博士の書斎が"シザーハンズ"のお城の中とダブったり。全編コミカルに進むが、ラストに立ち上る真っ黒な煙とミシェル・シモンの叫びにぞくり。白黒映像に浮かぶジェラール・フィリップが麗しい。#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/sOeB1FcHSk

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"コレクター" "蝶や押花のように可憐な少女をガラスケースに閉じこめたいと思うのは万人の夢である"ファッションセンスも良し、根暗すぎるのがたまにキズなテレンス・スタンプ演じるイケメン紳士が好きな子を監禁しちゃう異色ラブストーリー。もうそうそう見られない"クロロホルム"という手段に萌え。 pic.twitter.com/4RimTGNiHW

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和泉萌香 @moekaizumi

“ワイズマンとのピクニック” ヤン・シュヴァンクマイエル監督による11分の短編。レコードから流れる音楽と共に、原っぱでの家具たちの休日が描かれる。ひとりでに動くチェスや葡萄を頬張るお洒落なハンガー、そしてヤン監督ならではの結末が...子供の頃描いた世界と悪夢が再び。#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/wVjxIN5dOP

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"ピクニックatハンギングロック" 1900年のオーストラリア、ピクニック先で忽然と姿を消した少女達の事件から起こる混乱を描く。花嫁のベールでふんわり包んだような耽美な映像と、鉱物や植物という生に囲まれた美少女達が何とも神秘的。これは全て夢の中の夢の出来事... #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/etxfyWVA9n

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"A Cure for Wellnes" エヴォリューション×エコールの様な、美しい悪夢がここに。標本にされかけたりウナギ攻めにされるデイン・デハーン、ディストピアで輝くロリ系美女、好奇心を背徳感たっぷりに刺激する恐ろしく艶かしい作品。#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/WSSEFpMCUx

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"エコール" 森の中の学校エコールには、少女達だけが住んでいる...思春期前の女の子が皆通る、もどかしくてどこか不穏な空気感。真っ白な制服に身を包み、お下げ髪にリボンをしていてももう"色気"を身に纏う少女達に魅せられてしまう、耽美的な作品。#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/VCokXzzR3s

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“恐るべき子供たち” 原作者コクトーがナレーターを務めメルヴィル監督が映像化した唯一無二の佇まいある作品は妖美でコケティッシュ。詩的な言葉が映像を覆い姉弟の喧嘩も遊戯も官能的に、破滅的な結末へ立ち上ってゆく。エリザベートは烈火の如く演じ切った、彼女の劇場で... #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/BngXVP0jHJ

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"愛の嵐" 愛は極限下でないと生まれないのか。元ナチス将校とユダヤ人の少女、理屈抜きの愛と背中合わせの死。サロメを原型としたあのダンスシーンで物語は深淵へと舞い降りてゆく。野生動物のようなシャーロット・ランプリングの冷たく見据えた瞳と無垢な表情が忘れられない。#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/wyOZztjzzd

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