「日本における外国人の子ども約2万人が不就学か」との新聞報道と、オランダの共生教育制度

リグーリア２ @Ligulia1Ligulia

これから外国人労働者を大量に受け入れようという国の現状としてはあまりにも酷い。日本政府は、急にプログラムや人員を用意できると考えているのだろうか？ nikkei.com/article/DGXMZO…

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たまたま今読んでいる「オランダの共生教育」という本によると、オランダには「2-5歳児のオランダ語幼保一貫教育制度（VVE）」がある。移民の子たちは2歳から、小学校付設の遊戯ホールで週2回半日ずつ、無料でオランダ語強化保育を受けることができる。

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この移民の幼児向けプログラムは、教育の自由を保障するために、教育理念が異なるプログラムが5種類以上用意されている。「唯一この教え方しかありません。合わないなどとワガママは許しません。受けられないなら自分が損するだけ」という日本とはえらい違い。

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そもそも学習方法が合わなくて勉強が身につかないなら、この場合はオランダ語の習得という目的が達成できないなら、教える労力も学ぶ努力も無駄でしかないし、既存の国民と移民とはいつになっても共生できないだろう。

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移民労働者が後から子どもを呼び寄せたり、学齢期の子どもが難民として移住してきた場合は、「ニューカマー制度」といって、通常教育を受けながら国の資金でオランダ語補習授業を受けられる。

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さらにオランダでは、移民世帯・低所得世帯・失業者が集中している地域の学校は、教員数や設備の強化のために、国や市に追加の補助金を申請することができる。

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さて、この本によれば、「子どもの権利条約」は「全ての子どもたちには学校に通って発達を保障される権利がある」としている。法的に不法滞在の状態であろうとも、入国後間もなく、親は子どもを近隣の小中学校に通学させねばならず、公立校はそれを受け入れる義務がある。

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この、何万人だかの外国籍の子どもが全く就学していない日本の現状は、既に批准済みの「子どもの権利条約」に違反しているのではないだろうか？

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情報は平凡社刊 リヒテルズ直子著「オランダの共生教育」（2010年）からいただきました。版元品切れ。 pic.twitter.com/loYq6tbihY

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