天狼ここなの黄昏時逢魔録 巻の一

黄昏町はずっと夕暮れ。人であるためにも記さなくちゃならない。 何回眠って何回起きたか、こうでもしなきゃきっと忘れちゃうから。 迷い込んで1~50日までの記録。現在の死亡回数:9回 ※ただの黄昏町の怪物ログ。交流とかもここに入ります※ 続き→https://togetter.com/li/1598011
2
アルタナさん @Nyao_La_Chatte

[ハンドアウト]気が付くと、君は水を入れた桶を持って小さな墓場にいる。だがどの墓にも、知らない名前ばかりが書かれている。《開始地点[町]shindanmaker.com/541547#黄昏町の怪物 shindanmaker.com/541552 アレです。ここちゃんの名前を入れてスタート。

2019-07-22 04:38:37
アルタナさん @Nyao_La_Chatte

[町]黒髪を風になびかせて、女が泣いている。「…てやる」いや、風などない、髪だけがうねっている。「ころしてやる」《力4以上で勝利【魂+1】、3以下で死亡【魂-1/異形『蛇髪(力+2、探索+1)』を入手】》 #黄昏町の怪物 shindanmaker.com/541547 おっ初手これか、正直かなりうれしい

2019-07-22 04:39:49
アルタナさん @Nyao_La_Chatte

「んえっ?ここどこ?……んと、とりあえずオオサカの匂いじゃないね。それからこの周りには2人はいない、と。ところでなんか聞こえてる気がするんだけど気のせいじゃないよね!?……えっあの髪どうすればいいんだろ、じゃなくて、とりあえず抵抗しないと!」

2019-07-22 04:43:38
アルタナさん @Nyao_La_Chatte

【ステータス】 魂:10→9 力:0→2 探索:0→1 【所持異形】 ・蛇髪(力+2、探索+1) 《次回ハンドアウト診断から再スタート》

2019-07-22 04:46:34
アルタナさん @Nyao_La_Chatte

[ハンドアウト]気が付くと、君は路地裏の隅で小さくなっている。何から隠れたのかの記憶はないが、辺りにはもう何の気配もない。《開始地点[町]shindanmaker.com/541547#黄昏町の怪物 shindanmaker.com/541552

2019-07-23 17:27:56
アルタナさん @Nyao_La_Chatte

[町]高い壁の向こうに廃工場が見えている。どうにかして入れれば、安全な寝床になりそうだ。《探索2以上で発見【魂+2、不要な異形を1つ捨てることができる】、探索1以下で失敗【魂-1】》 #黄昏町の怪物 shindanmaker.com/541547

2019-07-23 17:28:10
アルタナさん @Nyao_La_Chatte

「……あっ、あんな感じの工場、オオサカにもあったあった。けど壁が高いよー……いよちゃんとかならゴリ押しできるのかもだけど、別にここ、力が強いってわけじゃないし、さくらちゃんみたいに頭も回らないからなぁ……」*しばらく工場の周りをぐるぐるして諦める

2019-07-23 17:32:42
アルタナさん @Nyao_La_Chatte

「……髪から蛇が生えちゃったけど、そういえばあの人も生えてたよね。みんなあんな感じなのかなぁ、ちょっと怖いや」 【ステータス】 魂:9→8 力:2 探索:1 【所持異形】 ・蛇髪(力+2、探索+1)

2019-07-23 17:36:27
アルタナさん @Nyao_La_Chatte

[町]自警団は君を池に浸け引きずり出す。「水死しない奴もいるからな」倉庫では巨大な冷凍庫が君を待つ。《所持異形5つで凍死【魂-2/異形『凍息(力+3、探索-2)』入手】、異形4つ以下は見逃される【魂+1】》 #黄昏町の怪物 shindanmaker.com/541547

2019-07-24 12:39:39
アルタナさん @Nyao_La_Chatte

「ぁ、あー……ごほっ……ここは、っ、多分まだ……っふぅ、この町基準だと……そこまで、バケモノじゃないです。見逃してください……お願い、します……」*ひゅーひゅーと息を吐き出しながら

2019-07-24 12:43:21
アルタナさん @Nyao_La_Chatte

「許された、のかな……でも多分、そのうち許されなくなるんだろうなぁ、こわいなぁ」 【ステータス】 魂:8→9 力:2 探索:1 【所持異形】 ・蛇髪(力+2、探索+1)

2019-07-24 12:46:24
アルタナさん @Nyao_La_Chatte

[町]高台からは町が一望できる。《町にいる他のプレイヤーと出会える。勝敗は相談、勝者は【魂+1】敗者は死亡【魂-1/勝者の異形(巨躯を除く[町]で入手できる異形のみ)を1つ得る/勝者の異形は減らない】》 #黄昏町の怪物 shindanmaker.com/541547 おっ来た

2019-07-25 03:34:35
アルタナさん @Nyao_La_Chatte

「おー?公園か何かだったのかなぁ、瓦礫になっててよく分からないけれどこの辺りなら休めそう。誰か居たりしないかな、居たら……そうだなぁ、ちょっとお話ししたいな」*一際大きな瓦礫の上に腰掛けて足をぶらぶら

2019-07-25 03:37:44
さくらちゃん @sakuratyan0627

@Nyao_La_Chatte 再び歩き始めて少し。瓦礫の広場の前で、私は足を止めた。 瓦礫の山に、人がいる。夕陽を背にしたその分かりやすいシルエットには覚えがある。 どうして。言葉や行動より疑問が先だった。 歩み寄るとか身構えるとか、そういうふうにする前に、私の目は逆光の彼女に釘付けになる。

2019-07-25 04:07:52
アルタナさん @Nyao_La_Chatte

@artair0627 「ん、だー……れ?って、え?」 僅かに懐かしいような気配を感じて振り返れば、自分にとってひどく見覚えのある人物が目に映る。 一瞬、己の心が見せた幻影だと思った。だから目をこすったけれど、彼女は消えなくて。 「……さ、流石にこれは予想外かなぁ」 気がつけばそんな感じの声を漏らしていた。

2019-07-25 04:14:14
さくらちゃん @sakuratyan0627

@Nyao_La_Chatte ……襲ってくる意思はないらしかった。ようやく、一歩踏み出す勇気が出る。 近づくごとに、相手の存在が確かとなる。 予想外? お互い様だ。 「……とんだ幸運、でいいのかしら? それとも私なんていない方がよかった?」 微妙に言葉が出にくかった。しばらく口を動かしていないせいだろう。

2019-07-25 04:22:49
アルタナさん @Nyao_La_Chatte

@artair0627 普段と違う声色は、自分への恐怖の為なのか。出来るだけ安心させようといつも通り話す。 「なんて言えばいいのかなぁ。会えて安心したけど、思ったよりも危ないところだから居て欲しくはなかったって感じ?上手く言えないけど……」 来る前と変わらず、難しいことを思考するのはやっぱり苦手だった。

2019-07-25 04:33:41
さくらちゃん @sakuratyan0627

@Nyao_La_Chatte 「まるでもう危ない目に遭った、みたいな口振りね」 彼女の言葉は、予想よりもずっと落ち着いていた。台詞とは裏腹に、どこか怪我をしているような様子は見えない。うまく潜り抜けてきたらしい。 こちらも嫌味な体験はしたが、痛い目は見ていない。 「で、何が危険なのよ。確かに居心地は悪いけど?」

2019-07-25 04:39:45
アルタナさん @Nyao_La_Chatte

@artair0627 「えっと、危ない目にあったというか、一回死んだというか……」 上手い例えが見つからなくて、少し考え込む。 「RPG、ゲームの方……遊んだことある?あんな感じで復活して、おまけに何か付いてきたっていうか……」 普段説明なんてしないから、ひどく自信のない声になった。伝わっただろうか。

2019-07-25 04:47:23
さくらちゃん @sakuratyan0627

@Nyao_La_Chatte 「はぁ……」 分かったような分からないような返事が出た。 考える。彼女は嘘をつかない。死んだと言うなら、少なくともそれに類似した体験をしたのは間違いない。気を失って目覚めたか、そんなところだ。状況が状況故に勘違いも仕方がない。 「じゃあその、おまけの何かって?」 何の気なしに聞いた。

2019-07-25 04:54:46
アルタナさん @Nyao_La_Chatte

@artair0627 「……お、驚かないでね?引っ張るのもダメだよ?」 聞かれたし、信じてもらうためにも見せるべきなのかなぁ、とかそんな事を思いながら軽く『髪』を伸ばす。 「これがおまけ。この髪生えてた人に殺されて、それでついてきちゃったみたい」 怖がられないか少し不安で、気がつけば蛇の頭を撫でていた。

2019-07-25 05:05:02
さくらちゃん @sakuratyan0627

@Nyao_La_Chatte そわ、と、彼女の白い髪が揺れた。その隙間から、するりと現れたのは、彼女の髪の色をした蛇たった。 考えるより先に体が動く。跳び退り、拳銃に手を掛けようとして、初めて何も持っていないことに気付いた。 「なに、それ。どういうこと?」 言葉になったのは奇跡だった。無理に震えを隠して問う。

2019-07-25 05:11:05
アルタナさん @Nyao_La_Chatte

@artair0627 「分かんない、分かんないけど……こういうのついた怪物が、沢山いるみたい」 なに、って聞かれても分からないから素直にそう答えた。声は、揺れていたような気がする。 「あと、普通の人もいるけど、あまり信じない方がいいかも。昨日それで殺されかけた、から」 そこまで言って、身体も少し震えた。

2019-07-25 05:21:50
さくらちゃん @sakuratyan0627

@Nyao_La_Chatte 聞いて、自分の過剰な防衛反応が嫌になる。これには何度も命を救われたが、よもや友人を前にして恐れに負けるとは。 「……分かった。肝に銘じておくわ」 それより、昨日は、と言った。いつからいるの、とは聞けなかった。 「ともかく、とっとと帰りましょう。どっかには町の出口があるでしょう?」

2019-07-25 11:25:26
アルタナさん @Nyao_La_Chatte

@artair0627 「あ……大人しいけど蛇は蛇だよね。戻しとくから安心して。それから、昨日ね?……あんまり思い出したくないけど、水責めされて冷凍室に入れられかけた」 そこで初めて気がついた。 そういえばこの町、出口は何処だろう? 「……ごめん、出口はまだ」 外の気配を感じないのが奇妙で恐ろしかった。

2019-07-25 13:30:10
1 ・・ 7 次へ