- yamatanokani
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おとうさんは人外理論と人間感性を持ってるので、狂信者やら狂戦士みたいな人間の言葉や考えに共感してしまうので対等に交友関係を結んでる人間ができてたら軒並みヤバい輩しかいない
2018-09-11 09:32:58優しい吸血鬼と贄のにんげんのはなし
じょうずにさよならできるかな
長く生きすぎて感情が鈍麻したとき、私はただの化物となるのだ。定期的に悲しみと絶望を摂取しなければ、まともな生き物には成れない。身を裂くような悲しみを育てる為に、私は君を心から愛すると誓うよ。 美しい吸血鬼は死にかけの子供にそう言って微笑みました。終わりの日まで愛し続ける契約を。
2019-02-25 02:23:10失う悲しみを知っているから、たやすく人から奪わないのです。一人きりの絶望を知っているから、たやすく人を害さないのです。それができる力があるからこそ、強者は優しくなければなりません。吸血鬼の王様は弱者を守る素晴らしいお方です。だけど誰ひとりとして、あの方の名を知らないのです。
2019-02-25 02:23:10絶望を教えるため吸血鬼に飼われている人間の話を何パターンかで。 ・雪の中捨てられていた両手首の先がない盗人の子供と、吸血鬼の王様の話。 ・吸血鬼の長男と妹二人に飼われている(長男のペット)青年の話 ・吸血鬼と知らないで保護したら逆に攫われたおっさんの話 最後は幸せなデッドエンド
2019-02-25 02:23:11雪の中の捨て子は女の子で花嫁設定で飼われている。幸せな花嫁と優しい王様ごっこ。ペットは逃げようと頑張ってるのを「あんなに弱いのに一生懸命頑張って…♡」「ほら、頑張れ頑張れ♡」「もうすぐ朝だから遊ぶのはやめにして寝なさい」「そんな慈愛の眼でみんな!!」となんだかんだで楽しそう。
2019-02-25 02:23:11攫われおっさんは足元もおぼつかない幼子吸血鬼が本能で攫ったものだから本人もわからないままとりあえず擬似親子して、なにもわからないまま[正しい絶望の教え方]を模範的にこなす
2019-02-25 02:23:11みんなお花とキスとハグがあればお腹いっぱいになれる。幼子だけおとーさんの作ったパンケーキがあればもっとお腹いっぱい。だけどこれは絶望を学ぶ為の平穏なので、終わりは必ず来る。
2019-02-25 02:23:11聖女と呼ばれたラスボスのはなし
『ヒーローに命がけで助けられたヒロインのその後は?』的なアンケートに答えた続きだったと思う
「私があなたを愛していると知っていたくせに、心を返さないまま死んだあなたが悪い。私の想いごと死んだあなたが悪い。私を好きだと言ったあなたが悪い。私を捨てなかったあなたが悪い。私を許したあなたが悪い。私を置いていったあなたが悪い」と、笑いながら女は言う。墓石は答えない。
2019-06-29 11:09:59男が命をかけて守ったモノが壊れていく音を聞きながら、女は故郷の子守唄を小さく歌った。火薬のにおいと地獄のような轟音。晴れた空。気持ちの良い風。今日も世界はまわっている。私の世界は死んだのに。
2019-06-29 11:13:14前作まるまる使って心優しい聖女ヒロインと無骨ながらも正義感に満ちた青年の冒険譚を書こう。ひとりの物知らぬ少女が恋を知って愛を育むまでの長い長いプロローグだよ。
2019-06-29 11:19:56過去を知って足止めの為に返信できる系能力者が前作主人公の姿で宥めすかそうとするんだけど、気ぃ狂ってるから、少女のような目でふわりと飛ぶような軽いステップで駆け寄ってきたまま近距離攻撃で腹を吹き飛ばしてくる(能力者は死ぬ)
2019-06-29 11:23:59能力者が変身してるのがバレたんじゃなくて、奪われたまま返されない心を取り戻すために自分で殺したかっただけなのであとで死体を検分して別人だとわかるとより一層過激に攻撃をしかけてくる。これはぬか喜びの報復である。
2019-06-29 11:26:09かつて甘いだけの果実酒に酔って愛する人の肩に寄りかかり、「あなたの傍で、あなたの子を産んで、おかあさんと呼ばれたい」と小さな声で愛をうたった乙女の成れの果て。
2019-06-29 11:28:52三人の勇者と三柱の女神と『最初に会った人』
出足を挫かれて世界はやばいが本人は幸せそうなので問題ない
異世界トリップ冒険者もので最初の街のギルドで絡んできた酔っ払いの落ちぶれ冒険者おっさんにちょっと優しくしたらめたくそに喜ばれて、気が付けば善意のお返しを身体で払って貰ってしまい、せっかく手に入れたスゴイ=チカラもおっさんの為に使ってしまったはなし(オリジナル)
2019-10-16 17:19:30ぐしょぐしょに泣きながら「嬉しいなあ、嬉しいなあ、俺とキスしてくれんのかあ。汚ねえのに、優しいやつだなあ」と笑って子供みたいな口付けを繰り返すおっさんは、背中は傷だらけで右足にはえぐれたような跡があり上手く歩けないようだ。こうなる前に丹念に浄化の魔法をかけたとは言い出せない雰囲気
2019-10-16 17:19:30辛うじて倒壊してないだけのボロ小屋でギルド近くを徘徊して酒の代わりに憂さ晴らしの肉体を提供して歩いてるだけの痩せぎすのおっさんは、昔はちゃんと冒険者として働いてそれなりに食えていたけど、斥候なのに足を壊してから帰る場所も頼れる人も他に食える技術も良い面の皮もなかったので落ちぶれた
2019-10-16 17:19:30