エルフの女奴隷を代々受け継ぐ家系の話（ #えるどれ ）～5世代目・後編4～

帽子男 @alkali_acid

暑き香料の地へ旅立つ前に新たな乗員をゲット。 イケメンかというと。うんまあね。 美意識によります。

帽子男 @alkali_acid

「まあアメノハテちゃんもついてくのねん。オズロウ。ありがとねん。助かるわん」 宮殿に報告すると双蛇の女王は喜色満面。 「？ワテ何もしてへん」 「いいのよん。そろそろ青の占星術師を置いておくのもうんざりしてたとこなのん。いらいらして頭からかみ砕いちゃうとこだったしねん」

帽子男 @alkali_acid

「ふわー…」 「ああそれと、暑き香料の地のあとは、もうちょっとだけ東に行ってみないかしらん？」 「ええで？」 「じゃああそこの知り合いあてに親書を託しておくわん」 「知り合い？ザハキはんと同じ竜やろか？」 「そうよん。男の竜。こっちみたいに体に竜を植えたんじゃなくもとからの竜」

帽子男 @alkali_acid

「男の竜！会ってみたいわー！」 「あなたの船より大きいし、こっちより大食いだから気をつけてねん。船を丸呑みとか昔はよくあったらしいわん」 「こわ！」 「でもいい男よん。強くて逞しくて。精霊…精霊王だったかしらん？エルカノール？とも互角に戦ったとかよく話してたわん」

帽子男 @alkali_acid

「精霊王と竜が戦ったんか。えらいこっちゃ」 「どこまで本当か知らないけど。でも会う価値はあるわよん。竜帝敖閃にはねん」

帽子男 @alkali_acid

さて「オズロウの世界いい男ええ男」シリーズ。 次回は「やっぱり俺は、お前の船からは降りさせてもらうぜ。オズロウ」 乞うご期待！

帽子男 @alkali_acid

（続く）