LITALICO研究所 OPEN LAB #4:わたしたちは何を「見て」いるのか – ユニークな身体と自己肯定

LITALICO研究所 OPEN LAB #4:わたしたちは何を「見て」いるのか – ユニークな身体と自己肯定 https://open-labo.net/t04/
0
LITALICO研究所 @litalico_lab

今回は吃音の方とのセッションなので、顔という視覚によるコミュニケーション=ビジュアルのコミュニケーションと、吃音の場合には言葉によるコミュニケーションにおける共通点と探っていきたいです。 #litalico_openlab

2019-10-31 20:19:54
ももこ @mmk34arkw

吃音について・藤岡さん「どもらない工夫が身につき、一見どもらない人になった」→いつまでも薬を飲み続ける事とやめる不安。完璧に隠してきた吃音が少しでも出ると心配になった。→吃音の仲間を思い出して、再度講座に通い、向き合った。隠さない状態になった。 #litalico_openlab

2019-10-31 20:20:48
岩井建樹 @ttk_iwi

藤岡さん「薬を手放すため、不安をなくすため、吃音と向き合おうと思った。昔は吃音を隠したかった。だから必死に工夫した。でも、今は隠さない状態になれた」#litalico_openlab

2019-10-31 20:21:38
LITALICO研究所 @litalico_lab

2人目はNPO法人大阪スタタリングプロジェクト所属の藤岡千恵さん。幼少の頃からどもり始め、30歳を目前に、どもる自分を否定しつづけることに苦しくなり、どもる仲間のもとを訪れる。現在は、様々な活動を通じ、「どもりとともに豊かに生きる」を仲間と実践中。 #litalico_openlab pic.twitter.com/QFRLHuM8AH

2019-10-31 20:25:10
拡大
LITALICO研究所 @litalico_lab

今日は、吃音の仲間に出会って、どんな風に変化をしていったかをお話したいと思います。まず「どもり」とは、言葉の音を繰り返す「連発(わわわわ等)」、言葉の最初の音が出ない「難発(‥‥‥わ等)」、言葉の最初の音を伸ばす「引き伸ばし(わーたしは)」があります。#litalico_openlab

2019-10-31 20:26:55
岩井建樹 @ttk_iwi

藤岡さん「どもっている私は人から受け入れてもらえない、愛されないとの考えが植え付けられていた」#litalico_openlab

2019-10-31 20:27:59
LITALICO研究所 @litalico_lab

私は3歳頃からどもり始め、父が吃音だったため、私が「おおお父さん」と言ったのを聞き、びっくりして、自分と同じような苦労をしてほしくないと思ったのだと思いますが、「ゆっくり落ち着いて、お父さんと言ってみて」と言われ、この話し方はダメなんだ、おかしいんだと思いました。#litalico_openlab

2019-10-31 20:32:14
岩井建樹 @ttk_iwi

藤岡さん「ちゃんとどもりたいと思って、一人一人に宣言して回った。(受け入れてもらえて)周りの人にとってたいした問題ではなかったとわかった」#litalico_openlab

2019-10-31 20:33:14
たにちー @tanichii

①私は生まれつき左耳がありません。(小耳症) 幼い頃から私を奇異なものを見るような周りからの目線を常に感じながら生きてきました。 #litalico_openlab

2019-10-31 20:33:38
たにちー @tanichii

②心配した親は耳がないことを隠すために私を長髪にしましたが、それはそれで「女の子みたいだ」と笑われました。 とにかく子どもながらに辛かったことしか覚えていません #litalico_openlab

2019-10-31 20:34:29
岩井建樹 @ttk_iwi

藤岡さん「今は吃音に支えられて、導かれて、今ここにいる。吃音さん、ありがとうという気持ち」#litalico_openlab

2019-10-31 20:34:40
たにちー @tanichii

③そんな自分から脱却したくて中学生のときに短髪にし耳を露出するようにしました。 周りは驚いた様子でしたが何だか清々しい気持ちになったことを覚えています。 #litalico_openlab

2019-10-31 20:35:53
LITALICO研究所 @litalico_lab

小学校に入ると自分以外のクラスメイトは普通に話していることに気づき、私はみんなと違うという意識を持つようになりました。本読みの時にみんなが笑ったり、からかったりされることが嫌だと思い、父が言うようにゆっくり落ち着いて、”工夫”をして吃音が表に出ないようにしました。#litalico_openlab

2019-10-31 20:35:57
たにちー @tanichii

④ ただ私は右耳は普通に聴力があるので、健常者の方からは普通に見られ、聴覚に障害がある方からは聴こえるだけマシと言われて、非常に孤独感を抱いてきました。 #litalico_openlab

2019-10-31 20:36:42
たにちー @tanichii

⑤ その後私は高校教諭になり自分自身が生身の教材となりホームルームで障害について考える時間を設けて生徒と一緒にディスカッションをしたりもしました。 #litalico_openlab

2019-10-31 20:37:41
たにちー @tanichii

⑥現在は就労支援の仕事に就き、利用者の方に自分の困り感や悩みを自己開示をし客観的に障害について考えていただくキッカケに自らがなっています。 #litalico_openlab

2019-10-31 20:38:53
たにちー @tanichii

⑦ 耳がなく生まれてきたことに対して両親を恨んだこともありますし、「平等」という言葉に敏感になり、卑屈にもなったこともあります。 #litalico_openlab

2019-10-31 20:39:36
LITALICO研究所 @litalico_lab

資料に工夫の例を5つ程あげています。今でもこのような工夫は割と使っています。例えば初めの音が出にくいので、勢い出したり、同じ意味になるように言い換えをしながら話したりしています。 #litalico_openlab pic.twitter.com/ZYNhJlhdpK

2019-10-31 20:41:37
拡大
たにちー @tanichii

⑧しかし今は高校教諭や就労支援の仕事をする中で生徒や利用者の方と向き合わせていただく機会を得ることができて、自分を苦しめてきた障害が上手く昇華されていると思っています。 #litalico_openlab

2019-10-31 20:43:22
LITALICO研究所 @litalico_lab

小学校高学年になる頃にはその工夫が板について吃音症よかったねと言われるくらい流暢にしゃべってました。 ただ、仕事をし始めると上手くいかなくなり、悩みを抱え、大阪吃音教室というどもりのある人の当事者グループに参加しました。 #litalico_openlab

2019-10-31 20:43:44
LITALICO研究所 @litalico_lab

大阪吃音教室は吃音を治すのではなく豊かに生きていこうよと考えている場所です。参加した当初は治したい気持ちも強く壁を作ってしまい3か月くらいで行かなくなりました。23歳から7年間、薬や催眠療法で気持ちが軽くなるんじゃないかと思って精神科に行き、服薬を始めたりしました。 #litalico_openlab

2019-10-31 20:44:51
鈴木悠平 @YuheiSUZUKI

伊藤亜紗さん「体と社会は対立するものというより、相互にフィードバックし、含み合うもの」 #litalico_openlab pic.twitter.com/BPeX8cVQG5

2019-10-31 20:44:58
拡大
LITALICO研究所 @litalico_lab

7年後、薬を飲み続けないと悪化してしまうのではないか、命に関わるのではという不安が大きくなり、薬をやめたいと思うようになりました。完璧に吃音を隠そうして、自分に負担をかけている。吃音に向き合わないといけないと思うようになり、7年越しに大阪吃音教室に参加しました。#litalico_openlab

2019-10-31 20:51:52
LITALICO研究所 @litalico_lab

7年前とは違う気持ちで参加すると、吃音を隠さない状態になれました。私は伊藤亜紗さんの著書「どもる体」に出てくるように人にはわからないどもりになっていたので、医者や家族の前でも流量に喋っていました。それが仲間に出会ったことで、吃音で大丈夫と思えるようになりました。#litalico_openlab

2019-10-31 20:55:43
ももこ @mmk34arkw

社会と関わって変えてきた自分とも、共存する、という事 #litalico_openlab

2019-10-31 20:57:51