ラファティ関連まとめ1-3
そうそう、Gabrielと言われると当然その名も出てきますよね。ぼくの脳裏に浮かんだ順番では、(1)ガブリエル神父さま、(2)ガブリエル・ガルシア=マルケス、(3)大天使、(4)ピーター・ガブリエル――でした。.@RappaTei //ピーター・ガブリエル//
2011-05-18 22:02:51[デマ] サー・ガブリエルといえば、音楽ファンなら当然ご存じの貴族ミュージシャン・ピーター・ガブリエルで、在籍したバンドはジェネシス(創世記)。おお、実は「ガブリエル卿」とはジーン・ウルフが自らのプログレ・ロック趣味を封じ込めた作品だったのかw
2011-05-18 21:40:56ここから先は、ちょっといい加減な思いつき。天使ガブリエルは、天の意思を地上に伝達する役割を果たしている(とくに有名なのは受胎告知)。つまり、ガブリエル自身が、作者と読者を結ぶメディア(本)なのだ。『聖書』と一体化するのも当然だろう。
2011-05-18 19:01:57この新批評流の厳密な精読と、ぼくがいまおこなった愚直な読みとを、重ねあわすことはできないだろうか。BibliomenとBibleなんで、ちょっとイイ感じに合いそうなんだけど。 (続く
2011-05-18 19:01:28ここで、棚上げしておいた「この作品の自己言及構造」を、よっこいしょと降ろしてくる。SFセミナーの講義で示されたように、テキスト本文には、ゲイブリエル卿が読んだのは「この本(this one)」と記されている。すなわちBibliomenにほかならない。 (続く
2011-05-18 19:00:59では、なぜゲイブリエル卿はそれほど『聖書』に惹きつけられたのか? ひとをもっとも魅了する本――それはそこに自分のことが書かれている本だ(このことはSFセミナーで若島さんが強調されていた)。『聖書』に登場するゲイブリエルといえば、いうまでもなく大天使だ。 (続く
2011-05-18 19:00:38うんと単純化してしまえばこうなる。ゲイブリエル卿は、イギリスにおけるキリスト教の勃興から、アメリカにおける信仰の危機まで、ずっと『聖書』に没頭してすごしていたのだ。 (続く
2011-05-18 19:00:16一方、現代のセントルイスは「全米有数の犯罪都市」である。荒廃の巷だ。 (続く
2011-05-18 18:59:54これを見つけたのはグラストンベリー近郊だった。グラストンベリーこそがアーサー王伝説で有名なアヴァロンだとも言われ、また、ここにイギリス最初のキリスト教会がおかれたとも伝えられている。 (続く
2011-05-18 18:59:40それほど長い期間読みつづけられる本(a certain book)とは何か? まあ、ふつうに考えると『聖書』だろう。 (続く
2011-05-18 18:59:27これはリアリティの反転でもタイムスリップでもない。たんに千数百年ものあいだずっと本を読みつづけていたのだ。 (続く
2011-05-18 18:58:52そうやって“愚直に”読むとどうなるだろう。主人公のゲイブリエル卿は、グラストンベリー近郊の廃城でa certain bookを見つけて読み耽る。そして、気づくと現代のセントルイスにいて、ハリイ・アップルドルフという男になっていた。 (続く
2011-05-18 18:58:35もういちど白紙の状態、つまり読書のふりだしに戻る。SFセミナーの講義で明示されたこの作品の自己言及構造を、ひとまず棚上げにする。また、「現実/幻想」の反転という文学的にまっとうな読解も、思いきって捨てる。さらに過去から現代へのタイムスリップというSF的解釈もやめる。 (続く
2011-05-18 18:58:00Sir Gabrielについてボチボチ考えている。若島さんからいただいたヒント「主人公にSir Gabrielという名前が付けられている理由」をじっと見つめていても、ぼくの眼力では解答にたどりつけないので、別なルートをためしてみる。 (続く
2011-05-18 18:57:31ありがとうございます!あの本を誉めていただくととてもうれしいです。 RT @ShindyMonkey: 『新パパイラスの舟と21の短篇』ですね。アンソロジーとしても面白く、小鷹さんのコメントが楽しい。すてきな本ですよね。@ronsosha //そのエッセイ、小社で単行本化しま//
2011-05-18 14:04:57『新パパイラスの舟と21の短篇』ですね。アンソロジーとしても面白く、小鷹さんのコメントが楽しい。すてきな本ですよね。@ronsosha //そのエッセイ、小社で単行本化しました。//
2011-05-18 13:49:50そのエッセイ、小社で単行本化しました。 RT @ShindyMonkey: 『奇想天外』での訳出に先だって、HMM連載の小鷹信光エッセイ「新パパイラスの舟」で紹介されていますね。おお、小鷹さんがラファティを読んでいると嬉しくなった覚えがあります。@propara「外には緑色の//
2011-05-18 13:20:44「助けて!わかる人!」 若島正「ようわからん」 http://twitter.com/propara/status/70503367671160832
2011-05-18 10:22:57Sir Gabriel 問題はいでさんのTweetで一段階理解の階梯があがったが、そうなると「なぜ受胎告知なのか」あるいは「なぜ2月2日なのか」が気になってくる。解はあるかな。
2011-05-18 02:34:37