紅葉伝説~鬼無里の鬼女~

長野県に伝わる「鬼女紅葉伝説」関連の史跡を巡ります。
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真庭ふしぎ@風来人 @fusigi_plants

「水無瀬」で何不自由なく暮らしていた紅葉だが、ある日「一生この地で燃え尽きる生命なら、いかなる手立てを用いても都に上り、恋しい君にお会いしたいものだ。」と思うようになる。ある朝、紅葉が水鏡を見ると自身の頭に角が生え鬼の形相になっていることを知る。 pic.twitter.com/X3KoJuJkUv

2019-11-10 09:52:24
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紅葉は「これぞ心を鬼にして軍兵をかり集め、いかなる手だてを用いても京に上ろう」と決意する。水無瀬の里で野武士や豪族を集め挙兵した紅葉は軍資金を得るため徒党を組んで盗賊を働くようになる。 pic.twitter.com/Ugw7jXAmRS

2019-11-10 10:02:39
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水無瀬での紅葉の挙兵はやがて京にまで伝わった。紅葉を討伐する為に平維茂という人物が京で大将に任じられ、討伐軍が信濃に向かった。紅葉討伐、すなわち「紅葉狩り」の始まりである。 pic.twitter.com/nQDb3yz33g

2019-11-10 19:10:00
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矢本八幡宮より麓を望む。紅葉軍を戸隠で発見した平維茂は裾花川の南側に本陣を置いた。「紅葉狩り」は水無瀬こと鬼無里ではなく戸隠で行われることとなる。 pic.twitter.com/DLsvRYAK8g

2019-11-10 20:11:03
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矢本八幡宮。戸隠祖山に鎮座する神社。社伝によるとこの神社のある場所は鬼女紅葉退治の為に戸隠に来た平維茂が紅葉がいる方角を見定める為に矢を放った場所であるという。 pic.twitter.com/fmSLFm8j8G

2019-11-10 20:17:33
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ふんばり石。矢本八幡宮境内にある平維茂が矢を引く際に使ったとされる石。名称の通り踏ん張る際に使われたのだろうか。 pic.twitter.com/JPG3PjaHCK

2019-11-10 20:24:20
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平維茂の放った矢は神社がある祖山より北側に流れる裾花川の対岸に落ちた。矢の落ちた方角は正しく紅葉が根城にしている荒倉山のある方角であった。 pic.twitter.com/CRpHbpobcV

2019-11-10 20:28:54
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柵神社。この神社は古くは矢先神社と呼ばれていたという。裾花川対岸に鎮座するこの神社の社伝によれば、平維茂が矢本八幡宮で放った矢はこの神社のある場所に落ちたと伝わる。 pic.twitter.com/CnEgNea3VF

2019-11-10 20:35:01
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柵(しがらみ)という地名は矢を追った平維茂ら追討軍が裾花川を渡るとき、川に倒木があり柵のようになった場所があったのでこれを渡った。これを「柵橋」と呼んだという。 pic.twitter.com/d7tbLuGVcs

2019-11-10 21:13:38
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十二社。この社は伝説によると柵橋を渡り志垣の坂を登る途中で平維茂が休憩した場所であるという。平維茂はこの「十二社」で戦勝を祈願したという。 pic.twitter.com/9BIBWpDcFv

2019-11-11 06:56:11
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紅葉が荒倉山を根城としていることを知った平維茂の軍勢は十二社で戦勝祈願を終えると荒倉山に向けて進軍した。しかし紅葉討伐軍は苦戦することになる。 pic.twitter.com/aRTXaBmv8v

2019-11-11 07:15:50
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紅葉稲荷社。荒倉山中腹に鎮座する社で巨岩を御神体としている。この巨岩は鬼女紅葉が祭祀に用いていたという伝承があるようだ。 pic.twitter.com/c7gUKI74tT

2019-11-13 06:48:27
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鬼の岩屋。荒倉山中にある岩穴で紅葉が根城にしたとされる場所である。「前庭」と呼ばれる浅い穴には「紅葉狩」を記念する木柱が多数建立されている。 pic.twitter.com/EXdrLgdzLE

2019-11-11 07:24:23
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紅葉が根城にしていたのは木柱がある「前庭」ではなく看板左側にある入り口が小さな穴の方であるようだ。こちらの穴は入り口が小さいだけで中は広い空間であるようだが、、、 pic.twitter.com/6r2pymkk5N

2019-11-11 07:27:58
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荒倉山の「鬼の岩屋」に潜む紅葉は妖術を用いて平維茂率いる討伐軍を苦しめた。紅葉軍と討伐軍による激しい攻防戦は数日に及んだ。 pic.twitter.com/4mtQEWWf1t

2019-11-11 07:34:05
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白髭神社。鬼無里村に鎮座する神社であり、その起源を天武天皇の遷都計画の際に鬼門の守護神として創設されたという。この神社で鬼女紅葉討伐の際に平維茂が戦勝を祈願したと伝わる。 pic.twitter.com/k5uqz19ewG

2019-11-11 08:25:19
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鬼無里神社。湖底が地上に現れて魚山が出現し、その頭部立山に神竜の精を祀り諏訪明神を招請したことを起源とする神社である。この神社に平維茂が紅葉討伐の際に戦勝を祈願している。 pic.twitter.com/b8KHM0Pu4i

2019-11-11 12:17:02
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鬼無里神社にはどうやら元々鬼無里谷は湖だったという伝承があるようだ。現在は湖は存在しないが紅葉が京を想い名付けたという「水無瀬」という古い名前も何かしら関係があるのだろうか。 pic.twitter.com/31SW8EZTeA

2019-11-11 12:34:06
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紅葉軍と討伐軍の激しい攻防戦は決着が中々つかなかった。紅葉は岩屋の奥で一心に祈念し、妖術を使って天を曇らせ大雨、大風を起こし、大洪水を引き起こした。 pic.twitter.com/Zk1ub8OpCy

2019-11-11 20:26:17
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裾花川。鬼無里を流れる川である。この川の水は紅葉が引き起こした大洪水によって討死した討伐軍の武者の血となり奔流したという。大洪水は討伐軍を苦しめた。 pic.twitter.com/YmoBbkyMk3

2019-11-11 20:33:03
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平維茂の軍勢は次第に紅葉軍によって押し返され、ついに敗走した。平維茂は勝利する為に神仏の御加護を得る決意をする。 pic.twitter.com/z5mGVXled8

2019-11-11 20:36:59
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北向観音。千手千眼観音菩薩を本尊とする別所にある寺院である。この寺院は古来より善光寺と相対し古来両尊を参詣しなければ片参りになる、と言われている。 pic.twitter.com/ssV5A2ixHM

2019-11-11 20:46:06
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紅葉軍に敗北した平維茂は北向観音に赴き十七日間籠り祈願した。最後の朝、平維茂は観音様より一振の宝剣を授かったという。 pic.twitter.com/u7KeJnkZkV

2019-11-11 20:53:21
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北向観音より参道を望む。別所の北向観音の御加護を得た「紅葉狩」のもう一人の主人公である平維茂は紅葉を討伐する為に再度荒倉山に向かった。「紅葉狩」は最終局面を迎えることとなる。 pic.twitter.com/mO8IKafHXp

2019-11-11 21:02:02
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