- kappawodori
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+M laboratory
@freakscafe
空海は、修験によって言わば高次化されたアニミズムのなかから生まれ、修験を根底から造り変えた。 高次化されたアニミズムとは、構造化された場所の論理(述語論理)のことだが、空海は二つの曼荼羅を象徴操作することで、この「場所」に、ある種の構造変化をもたらしたのである。
2019-11-16 22:08:23
+M laboratory
@freakscafe
≪空海は『大日経』と『金剛頂経』、胎蔵界曼荼羅と金剛界曼荼羅、超越の論理と変身の論理を一つに総合し、それをさらに自らの言葉を用いて簡潔にまとめた「身体論」として提出する。おそらくは、空海の晩年近くにかたちがなったと推定される「即身成仏義」である。→
2019-11-16 22:25:25
+M laboratory
@freakscafe
→空海にとって曼荼羅とは、未知なる心そのものであるとともに、未知なる身体そのものでもあった。 空海は「即身成仏義」の核心を、美しくも力強い詩、二頌八句のかたちで表現してくれている。→
2019-11-16 22:28:54
+M laboratory
@freakscafe
要約すれば、≪天上の宮殿にかかる「帝網」(インドラネット)を織り上げている一つ一つの結び目につけられた透明で光り輝く宝珠のように、互いのなかに互いの影像が映り込み、それがさらに無限に重なり合っていくさまこそが「即身」と名づけられる。→
2019-11-16 22:36:05