「表象文化論とゲームスタディーズ 欧州からの視点」ではなされたこと
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来ました! 「表象文化論とゲームスタディーズ 欧州からの視点」 開始前に井上明人さんもマーティン・ロートさんと少し話させていただいただけでも面白いお話に。 司会は千葉雅也さん。 #表象文化論とゲームスタディーズ pic.twitter.com/cY3Flay0Tq
2019-11-17 14:04:38まずは先端研の説明から。 千葉さん"個人が背負っているという自負で研究に取り組んでもらう大学院。自分の核となるパッションを持って欲しい。アカデミックでの論文の精読法や論文と紀要の違いとはという基礎から、申請書の書き方まで基礎購読などの授業でサポートする。" pic.twitter.com/5Ni75WUzos
2019-11-17 14:20:07この分野選択理由も興味深い pic.twitter.com/VBaM5IAYME
2019-11-17 14:41:55マーティン・ロートさん "ゲーム研究をベースにしている。ゲームをただのエンタテインメントとして終わらせない。ということを考えたい。" pic.twitter.com/wlezy35x4s
2019-11-17 14:43:36井上明人さん 私は映像学部の教員なので、僕の指導を受けていただくには学部生として入学して下さい(笑)ゲーミフィケーションという本を書き、ゲームをするとはどういうことかという興味がメイン。歴史アーカイブもしています。 pic.twitter.com/5qmuA0eRK0
2019-11-17 14:53:44ロートさん ゲームを遊ぶこととは何かの確認、研究する時に何が課題になるか、ということについての問題提起としての発表としたい。
2019-11-17 14:55:17ロート ゲームの脱遊び化。ゲームはなぜ研究対象たりえるか。ゲーム(遊び)の定義はなかなか失敗する事が多い。ゲームの変化が激しく掴みづらい。デジタルゲームに限定してもまだ多様。誰がそれを遊びとしているか。参加者が遊びと思っていないこともある。 #表象文化論とゲームスタディーズ
2019-11-17 14:57:49ロート デリダでさえ遊びを純粋なものと信じていた。社会の中にありながら自由なものである。最近はゲームは遊びでなくなっていると言えるような状況が今あると考えている。ゲームが今は社会や経済と繋がってきている。 #表象文化論とゲームスタディーズ
2019-11-17 15:00:20井上明人 英語圏、ゲームとプレイが分けられるよね。と言われる。ゲームと遊びをどう分けるかも人によって分かれる。多いのはゲームにルールがはっきりしている。競争的。遊びはただただ楽しみ。というような事がある。 ゲームにある構造は遊びとは異なる次元にある #表象文化論とゲームスタディーズ
2019-11-17 15:02:10井上 ゲーム研究の伝統的概念に、マジックサークルというものがある。ゲームをしてるという合意がある空間は区切れる。ポケモンGOのマジックサークルはどこまでか、などは難しい。こういうものが出てきているのが最近のゲーム事情。 #表象文化論とゲームスタディーズ
2019-11-17 15:04:22井上 ヴィトゲンシュタインがゲームが定義できないといったのは、その理由があるが、近年では最新テクノロジーによる変化が大きいということが加わってきているのが現在。 #表象文化論とゲームスタディーズ
2019-11-17 15:05:47千葉 ファミコン時代、遊びだと思っていたが、その服従性が非常に強いと感じていた。今日はゲームと社会活動と結びついてきて、単純に遊びとはいえなくなってきた。「ゲームなんて」と言われた時代にはこんなに社会に食い込んでくるとは思ってなかった。 #表象文化論とゲームスタディーズ
2019-11-17 15:07:54千葉 とはいえ、世界がゲームのようになれば良いのに。とは思っていた。世界をゲームに見立てて遊んでいた。それが今ARで出来るようになった。今はなんでもデジタルで捉えられるようになりゲンナリしている。その出口のなさに。遊びは純粋でなかった。 #表象文化論とゲームスタディーズ
2019-11-17 15:09:41ロート 何人かで遊んでいたということが重要。それが変わってきている。 反復性が感じられなくなってきていると感じる。レミングスとか、失敗してもう一度やる。永遠とやる。大人に何やってんだ。と言われる。今は失敗が経済性などと繋がってきている。 #表象文化論とゲームスタディーズ
2019-11-17 15:11:21ロート 世の中の色々なものを動かす人が、それをゲームとして捉えないと、失敗を自分の事として受け止めると心理的負担が大きすぎる。というような事もある。 #表象文化論とゲームスタディーズ
2019-11-17 15:12:24井上さん ゲーミフィケーションとは日常生活などゲームに関係ない文脈にゲームを持ち込む事。良い点と批判される点がある。節電ゲームを作った。電力メーターの写真をツイートすることで他人と競える。節電はゲームだという批判でもあった。 #表象文化論とゲームスタディーズ
2019-11-17 15:15:11井上 新聞メディアに節電ゲームが取り上げると分野が変わる。節電をみんなでやっていこうという素晴らしいゲームがある。という紹介された。生活をゲームしましょうってゲンナリするのは免れられない。仕事をゲームにしましょうとか。 #表象文化論とゲームスタディーズ
2019-11-17 15:16:57井上 仕事をゲームにするのは悪くないが、その文脈が大事。 遊びのゲームと遊びじゃなくなったゲームの違い。始めるのも止めるのは自由。マジックサークルの外側ではそれが起こる。 ゲームはリアリティの持ち方の一種。 #表象文化論とゲームスタディーズ
2019-11-17 15:18:21井上 ゲームとはなにか、というバリエーションの多さも大切。ドラクエとFF以外のゲームももっと知った上で考えないとゲーミフィケーションもゲンナリするものになりがち。文脈の作り方は物語と近い。その多様性の重要性に気付き学ぶ場が今は無い。 #表象文化論とゲームスタディーズ
2019-11-17 15:20:08ロート ポイントカードはゲームとまでは言えないが、ゲームと無関係ではない。ゲームと捉える人はいる。アドルノが当たってると思う。啓蒙の弁証法。啓蒙は学問をもたらしたが数値化してしまった。近い将来、楽しさが数値化される時代がおそらく来る。 #表象文化論とゲームスタディーズ pic.twitter.com/vCnPfRKExB
2019-11-17 15:22:32千葉 生活にポイントがつくということは、タスクリストを完了したら消していくという作業が近い。アウトラインリスト。完了とするとグレーになる。自分の中に有限性が設定される。 #表象文化論とゲームスタディーズ
2019-11-17 15:24:02千葉 ゲーミフィケーションとライフハックの哲学は結びつく気がする。 有限性を生活の中にどうセットするかという事が大切なのではないか。 人間はフレームが設定されないと間違っちゃう。 #表象文化論とゲームスタディーズ
2019-11-17 15:25:02ロート 誰がゲームマスターかということも重要。メモ帳で自分が書いている時は大丈夫。誰がポイントを付けるか。そういう点で脱遊び化かもしれない。 #表象文化論とゲームスタディーズ
2019-11-17 15:25:58千葉 ある権力下でポイントを稼ぐとかは嫌。人間の欲望として服従することの喜びというものがある。ゲームマスターの支配下でいかに上手くやるか。人間のマゾヒズムが大きな役割をもっているのではないか。 #表象文化論とゲームスタディーズ
2019-11-17 15:27:25井上 自分で設計出来る人が増えるのは大歓迎。マゾヒズムを認識して参加する人も大丈夫。 ニーチェ的な人達が出てくると課題もある。 ゲームは他者との共同行為か。という議論がある。人々が集うというものが語源だという説もある。 #表象文化論とゲームスタディーズ
2019-11-17 15:30:19