クルセイダーキングス2:ジョージア王国興亡記(6)痛悔王バグラト8世
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1306年、ジョージアとアラニアの王位を継承したのは12歳のバグラト8世。幼主で心配でしたが大過なく成人。 pic.twitter.com/jXbtSUiLuk
2019-11-19 21:18:01ビザンツのコムネノス家からめとったドロテア妃との関係も良好で、子宝にもめぐまれます。まずは順調。 pic.twitter.com/q788plAfDd
2019-11-19 21:20:28先代から受け継いだトビリシ王立大学の建設も進んでいます。学徒が集まる講堂を作り、そこでの知見をもとに国中に監視塔と街道をはりめぐらせるプロジェクトが開始。 pic.twitter.com/vN0SLImJST
2019-11-19 21:22:21しかし、即位から5年が経過した頃、東方から不吉な噂が流れてきます。 「不治の恐ろしい伝染病が蔓延し、人々がばたばたと斃れている。病から逃れようと人々は神々に祈り、相争っている」 pic.twitter.com/zBwT9U6zpU
2019-11-19 21:24:40翌年、王国の南東国境から恐怖にふるえる難民が大量に流入しはじめました。彼らは家族を失い、口々に病のことをいいたてます。 pic.twitter.com/0orvXoEjuX
2019-11-19 21:26:15その数ヶ月後、バグラト王の最愛の妻ドロテア妃が腫れ物の病にかかりました。そしてこれが王国を、ひいては全キリスト教圏を覆いつくす悲劇のはじまりでした。 pic.twitter.com/mK2mYuTujm
2019-11-19 21:27:47王はビザンツのアカイア公爵家からニコレッタ姫をめとって妃とします。ところがその直後に、王自身が疫病に罹患。 pic.twitter.com/yUH4AoyLlf
2019-11-19 21:30:50この頃には、新しい疫病には通り名がついていました。「黒死病」と。中央アジアから流れ込んだ死神は、どんどん広がっていきます。 pic.twitter.com/GnHA5VAqPE
2019-11-19 21:31:56瀕死の王に、王国の総主教シャンセ師が奇妙な治療法を提供しました。それは、重体の病人から採取したかさぶたを砕いたものを吸い込むというものでした。 pic.twitter.com/lQZEygqhe6
2019-11-19 21:33:50王の闘病中にも、貴族たちが老いも若きもばたばたと死んでいきます。庶民の犠牲はもっとひどいものでしょう。 pic.twitter.com/ZyCJ071cGm
2019-11-19 21:35:59ペルシャ壊滅の報せが届く中、バグラト王は奇跡的に快癒!総主教の治療法が功を奏したのでしょうか。 pic.twitter.com/KEDrTbfEs5
2019-11-19 21:37:10回復した王が目にしたのは、ひとけが絶え、荒廃した王都ティフリスの光景でした。人々は、猫が疫病を広げたのだと噂しています。 pic.twitter.com/A3PN7hIGoW
2019-11-19 21:38:27人々の言うことにも一理あるかもしれない。王は町中の猫を捕まえて調べることにしました。 そうこうするうちに、実験用にとらえた猫の一匹に愛着がわいてしまうバグラト王。 pic.twitter.com/ayaCtXZUfr
2019-11-19 21:39:50王都の荒廃は悪化の一途をたどり、もはや税収は全く見込めなくなりました。王国全体も同様で、国家機能は麻痺してしまいます。 pic.twitter.com/g7TvksJ3Os
2019-11-19 21:41:07猫こそが悪疫をもたらした悪魔だと叫ぶ民衆の声はおさまりません。猫を大量駆除しようとする動きを王は持ち前の政治力で抑えます。 pic.twitter.com/SqrJS0EhZO
2019-11-19 21:42:54小アジアが黒死病によって壊滅。全土が補給不能となり、軍隊を動かすことはほとんど不可能になります。 ジョージア王国全土で葬送の焔があがりつづけています。 pic.twitter.com/DjCniD0v7M
2019-11-19 21:45:17大貴族の死も依然として続いています。特に、タブリーズ公爵を継承するクルド人のヴァナンテツィ家は嫡流が黒死病(黄色の髑髏)で全滅するという惨状に。 pic.twitter.com/uTCkIGRp7Z
2019-11-19 21:48:10王都が、最悪の「深刻な人口減少」状態に。ここからの回復には歳月が必要になるでしょう・・・・・・ pic.twitter.com/PCrjBNtwyv
2019-11-19 21:50:30西欧諸国が荒廃する一方、ジョージア周辺では黒死病がついに終わりを告げました。しかし王家の悲劇は終わりませんでした。王妃ニコレッタが23歳の若さが急死。 再びコムネノス家から十歳年上のステパニア姫をめとります。 pic.twitter.com/nQ9qxKfEMg
2019-11-19 21:57:14無数の病禍を目撃したバグラト8世は、生と死について沈思し、信仰の中に満足を得るようになりました。そんな敬虔な姿を人々は「痛悔王」と呼ぶようになります。 pic.twitter.com/EOvrSvVBC6
2019-11-19 22:00:021329年。最初の妻ドロテアの長子ギオルギが、ジョージアの皇太子にしてビザンツ帝国領ダルダニアの領主として成人。 pic.twitter.com/nvUf4eKgWT
2019-11-19 22:01:27